映画『ワンダー 君は太陽』は、2018年6月15日TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリスト第1位を記録し、全世界800万部突破の小説「ワンダー」を『ルーム』で彗星のごとく現れた天才子役ジェイコブ・トレンブレイ出演で映画化!
原作は子供に「大切なこと」を教えるために作られた作品です。
そして、あなたの目で「大切なこと」を確認してください。ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソンという珍しい共演も必見です。
CONTENTS
映画『ワンダー 君は太陽』の作品情報
【公開】
2018年 (アメリカ映画)
【原題】
Wonder
【監督】
スティーヴン・チョボスキー
【キャスト】
ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ、オーウェン・ウィルソン、マンディ・パティンキン、ダビード・ディグス、イザベラ・ビドビッチ、ダニエル・ローズ・ラッセル、ナジ・ジーター、ノア・ジュプ、ミリー・デイビス、ブライス・ガイザー、エル・マッキノン
【作品概要】
R・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」を映画化。障害を持ちながらも誰よりも前向きに生きようとする少年オギーの小さな勇気とそれを支える家族の愛を描いたヒューマンドラマ。
『ウォールフラワー』のスティーブン・チョボウスキー監督・脚本を担当。オギー役を『ルーム』の子役ジェイコブ・トレンブレイが務め、母イザベル役、『エリン・ブロコビッチ』のジュリア・ロバーツ、父ネート役を『ミッドナイト・イン・パリ』のオーウェン・ウィルソンが演じています。
ジュリア・ロバーツ(イザベル役)のプロフィール
ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)は、1967年10月28日生まれ、アメリカのジョージア州スマーナ出身の映画俳優。
アトランタで演技学校を経営していた俳優の両親の間に生まれ、兄のエリック・ロバーツ、姉のリサ・ロバーツも俳優をしています。
俳優になった兄に影響を受けて女優の道を目指す様になりました。ちなみに。エリック・ロバーツは『ムカデ人間3』などカルト系映画に多く出演しているクセもの俳優。
エリックの娘は、最近ドラマから映画まで幅広い活躍をしているエマ・ロバーツと、根っからの俳優一族です。
ジュリアは高校時代はテレビドラマやテレビ映画にゲスト出演して、俳優としてのキャリアをスタートさせます。
高校卒業後、ニューヨークで演劇学校に通いながら、オーディションを受け続ける日々を送ります。
1986年に『ファイヤー・ハウス/全員集合』でスクリーン俳優デビューを果たします。
1989年に出演した『マグノリアの花たち』で新人ながらゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞しました。
さらにに1990年に出演した『プリティ・ウーマン』で幅広い層に知名度が一気に知れ渡り、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞、アカデミー賞にもノミネートされました。
この時は惜しくもアカデミー賞を逃しますが、2001年に『エリン・ブロコビッチ』で念願のアカデミー主演女優賞を受賞しました。
ジェイコブ・トレンブレイ(オギー役)のプロフィール
ジェイコブ・トレンブレイ(Jacob Tremblay)は、2006年10月5日生まれ、カナダのバンクーバー出身の映画俳優。
2010年からテレビCMの子役としてデビューしました。
5歳からテレビドラマや映画のオーディションを受けるようになり、『スマーフ2 アイドル救出大作戦!』でスクリーンデビューを果たします。
2015年に出演した『ルーム』が話題となり、天才子役と一躍注目を浴びます。
2018年の秋に公開予定のプレデターの新作にも出演しています。
オーウェン・ウィルソン(ネート役)のプロフィール
オーウェン・ウィルソン(Owen Wilson)は1968年11月18日生まれ、アメリカのテキサス州ダラス出身の映画俳優。
テレビ局広報の父と写真家の母の間に生まれ、兄のアンドリュー・ウィルソン、弟のルーク・ウィルソンも俳優という俳優兄弟の次男です。
大学在学中にウェス・アンダーソンと出会い、共同で執筆した脚本から『アンソニーのハッピー・モーテル』が映画化される。
その後、ウェス・アンダーソンの作品の常連となる。
2001年公開の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』ではウェス・アンダーソンと共同脚本でアカデミー脚本賞にノミネートされました。
ベン・スティラーやジャック・ブラックなどのコメディ映画俳優グループ「フラット・パック」のメンバーでもある為、メンバーの出演するコメディ映画にはノンクレジットで顔を見せることもあります。
2006年公開の『カーズ』の主人公ライトニング・マックィーンの声を担当していることでも有名です。
コメディ中心の俳優ではありながら、シリアスな役も演じ切る実力派俳優です。
次回作『Naya The Golden Dolphin Princess』ではアニメの声優に再び挑みます。
スティーブン・チョボスキー監督のプロフィール
参考映像:『ウォールフラワー』(2012)
スティーヴン・チョボスキー(Stephen Chboskey)は、1970年1月25日生まれ、アメリカのペンシルバニア州出身の脚本家、映画監督です。
南カリフォルニア大学院映画脚本学科を卒業。
1995年に初監督した作品『The Four Corners of Nowhere』が、サンダンス映画祭で公式上映され注目されます。
1999年に小説「ウォールフラワー」を出版し、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位となりました。
2005年ミュージカル映画『RENT』で脚本を担当する他、テレビドラマの製作にも携わります。
2012年にエマ・ワトソン主演で自らの作品『ウォールフラワー』を映画化。『ウォールフラワー』は高い評価を受け、数々の賞を受賞しました。
2017年にディズニー映画『美女と野獣』の脚本を手掛けたことも話題となりました。
自分で小説を書くなど文才を持ち合わせた監督であり、作りこまれた脚本力は、スティーブン・チョボスキーの大きな特徴と言ってもいいでしょう。
次回作は『シンデレラ』や『白雪姫』に登場するチャーミング王子を主人公としたディズニー映画『プリンス・チャーミング』が決定しています。
映画『ワンダー 君は太陽』のあらすじ
普通の男の子のように映画やゲームが大好きなオギー。
しかし、彼の見た目は普通ではありませんでした。遺伝子の疾患で人とは異なる顔で生まれてきたのです。
27回の顔の手術のせいで、自宅学習を続けてきたオギーでしたが、彼の両親は思いきって、オギーを外の世界へ送り出す決意をします。
5年生で入学した初めての学校。そして、初めてのイジメや裏切りに何度も何度も挫けそうになりながら、家族の愛に支えられて立ち向かうオギー。
彼に訪れるのは悪い初めてのことばかりではありませんでした。
それは、初めての友情や優しさを知ることにもなったのです…。
映画『ワンダー 君は太陽』の感想と評価
原作者が作品に込めた想い
映画『ワンダー 君は太陽』の原作は実話ベースではなく、フィクションです。
原作者R.J.パラシオは何故、この作品を執筆したのかといえば、それは自分の息子に大切なことを教えることが目的でした。
R.J.パラシオの息子はある日、女の子を見て泣き出してしまいました。
それはその女の子が口唇顔面紅斑という病気で、顔が酷く変形していたからだったのです。
これに教訓を受けた原作者は息子に「外見が違っていても中身は普通の子と何も変わらない」ということ、「がんばって生きようとしている障害を持つ人を助けてあげられる心を持つこと」を教えるためにこの作品を執筆しました。
まとめ
『ルーム』では外の世界を知らない少年を演じていたジェイコブ・トレンブレイ。
今回も手術によって10歳まで自宅学習をしていて、外の世界を知らないという設定が少しリンクしているのは偶然でしょうか。
監督はこの設定からジェイコブをキャスティングしようと思ったのかもしれません。
そんなジェイコブくん、天才子役として言われるだけのことはあって、オギーの病気であるトリーチャーコリンズ症候群の子ども達を自ら訪ねることで役に深みを出すことに成功しています。
11歳にしてこの役への情熱。侮れません!!
子役ながら今後の成長と活躍に期待できる俳優のひとりです。
映画『ワンダー 君は太陽』は、2018年6月15日TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。