東映チャンネル×日本映画専門チャンネル共同企画
CS放送の東映チャンネルでは、日本映画専門チャンネルとの共同企画として、2022年没後30年を迎える鬼才・五社英雄監督の代表作を8月より2カ月にわたり特集放送します。
本特集では、2チャンネル合わせて、五社英雄監督が東映で手掛けた全11作品を網羅。東映チャンネルでは、うち7作品をラインナップ。
CONTENTS
五社英雄監督特集のラインナップ
2022年8月は、任侠の世界を “極道の妻”の視点で娯楽性豊かに描いた岩下志麻主演の大ヒットシリーズ第1作『極道の妻たち』をはじめ、かたせ梨乃や名取裕子ら女優陣の新たな魅力を引き出し、己の肉体一つでたくましく生き抜く女たちの姿を描いた『肉体の門』、夏八木勲を抜擢して西部劇風に演出したダイナミックかつスピーディーな時代劇『牙狼之介』、『牙狼之介 地獄斬り』を放送。
9月は、仲代達矢、岩下志麻共演で男女の愛憎を凄絶なアクションとエロティシズムで描くスペクタクル・ロマン『北の螢』、中村錦之助を主演にしたアクション時代劇『丹下左膳 飛燕居合斬り』、安藤昇、菅原文太、小林旭、丹波哲郎の4大スター共演のギャング巨篇『暴力街(1974)』を放送します。
日本映画専門チャンネルでは、8 月に『鬼龍院花子の生涯』と『陽暉楼』、9月に『櫂』と『吉原炎上』の4作品を放送。
さらに、東映チャンネルでは【友近プレゼンツ 私が愛する五社英雄監督】と題した特集を10月に放送することが決定しました。
『鬼龍院花子の生涯』と『極道の妻たち』の2作を放送するほか、東映チャンネルオリジナル情報番組『シネマ☆チョップ!』にて、五社英雄監督のファンとして知られる友近を迎え、五社英雄監督への愛と作品の魅力についてたっぷりとお話します。
また、2022年8月27日(土)新文芸坐で予定されている友近登壇のトークショーの模様もあわせてお届けします。
東映チャンネルの放送スケジュール
『肉体の門』
2022年8月7日(日)20:00~22:30、18日(木)11:00-13:30、31日(水)20:00-22:20
『極道の妻たち』
2022年8月8日(月)20:00~22:30、20日(土)15:00~7:30、30日(火)20:00~22:30
『牙狼之介』
2022年8月9日(火)20:00~22:30、18日(木)11:00~13:30、31日(水)20:00~22:20
『牙狼之介 地獄斬り』
2022年8月10日(水)20:00~22:00、10日(土)14:00~16:00、20日(火)11:00~13:00、25日(日)22:00~24:00
『丹下左膳 飛燕居合斬り』
2022年9月1日(木)20:00~21:20、18日(木)13:30~15:00、29日(月)20:00~21:30
『暴力街(1974)』
2022年9月2日(金)20:00~22:00、10日(土)16:00~18:00、16日(金)11:00~13:00、24日(土)22:00~24:00
『北の螢』
2022年9月3日(土)20:00~22:30、10日(土)18:00~20:30、23日(金)22:00~24:30、28日(水)12:30~15:00
『鬼龍院花子の生涯 4K リマスター版』
2022年12月8日(水)20:00~22:30、24日(金)22:00~24:30
『極道の妻たち』
2022年8月8日(月)20:00~22:30、20日(土)15:00~17:30、30日(火)20:00~22:30
東映チャンネル×日本映画専門チャンネル共同企画【没後30年 五社英雄 情念の軌跡】
映画『極道の妻たち』の作品情報
【製作】
1986年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
高田宏治
【キャスト】
岩下志麻、かたせ梨乃、世良公則、藤間紫、佳那晃子、汀夏子、成田三樹夫、松尾和子、内藤やす子
【作品概要】
家田荘子の原作をベースにした大ヒットシリーズ“極妻”の第1作目。主演は岩下志麻。「愛した男が極道だった」日本を二分する暴力抗争を背景にかつてない人間ドラマが描かれる。
任侠映画の中でそれまで脇役の多かった“極道の妻”に焦点をあて“強い女”を描く異色作。服役中の夫に代わり粟津組を取り仕切る妻の環だが、総長の死により跡目争いに巻き込まれていき、杉田組・組長と結婚した妹・真琴とも敵対する運命に陥る。
映画『肉体の門』の作品情報
【製作】
1988年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
笠原和夫
【キャスト】
かたせ梨乃、名取裕子、瀬恒彦、加納みゆき、西川峰子、芦田伸介、根津甚八
【作品概要】
戦後の廃墟を舞台に、己の肉体一つでたくましく生き抜く女たちの凄まじいエネルギーに満ちたサバイバル・ゲームを描く。
田村泰次郎のベストセラーを『仁義なき戦い』などの笠原和夫脚本により5度目の映画化。女を撮らせたら右に出る者なしの五社英雄により圧倒的なパワーと映像で贈る痛快な一編。
米軍占領下の東京・新橋一帯で、せんをはじめとする女たちは身体を売りながらも逞しく生きていた。
映画『牙狼之介』の作品情報
【製作】
1966年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
田坂啓
【キャスト】
夏八木勲、内田良平、遠藤辰雄、宮園純子、田原久子
【作品概要】
五社英雄原案、監督によるダイナミックかつスピーディな時代劇。天涯孤独のヒゲ面の浪人・牙狼之介は、荒井宿へとやってきた。
折りしも代官所から江戸勘定奉行へ届けられる公金三万両がこの宿場を通ることになり、隣の今井宿までの運送を、問屋場の盲目の女主人・お千世が仕切ることとなっていた。
七里役所の仁左エ門はこれを機に問屋場を乗っ取り、公金を奪おうとあれこれ妨害を仕掛けてきたため、お千世は剣の腕を見込んで狼之介に護衛を頼んだが…。
映画『牙狼之介 地獄斬り』の作品情報
【製作】
1966年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
鈴木則文/大野靖子
【キャスト】
夏八木勲、西村晃、楠侑子、藤留美子、天津敏
【作品概要】
五社英雄原案、監督によるダイナミックかつスピーディな時代劇。シリーズ第2作。牙狼之介はある街道で三人の罪人の護送を見かける。
そのなかの一人、河津孫兵衛が父に瓜二つであることに興味を持った狼之介は、その不敵な面魂に尋常ならざるものを感じ取って一行の後をつけていく。彼はやがて檜笠山の隠し金鉱をめぐる争いに巻き込まれて行く。
東映チャンネル×日本映画専門チャンネル共同企画【没後30年 五社英雄 情念の軌跡 Vol.2】
映画『北の螢』の作品情報
【製作】
1984年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
高田宏治
【キャスト】
仲代達矢、岩下志麻、露口茂、佐藤浩市、早乙女愛、隆大介、丹波哲郎、夏木マリ
【作品概要】
明治初期の北海道・石狩原野に設けられた樺戸集治監(刑務所)を舞台に、夢と野望に命を賭ける男たちと、炎と燃えたつ女たちの愛憎を凄絶なアクションとエロティシズムで描くスペクタクル・ロマン。
冷徹な刑務所長と、囚人を追って京都から流れてきた芸者を中心に、女と男の激しい愛、本音のぶつかり合いが展開する。スーパーバイザーとして作詞家の阿久悠が初めて劇映画の製作に参加し、主題歌を森進一が熱唱している。
映画『丹下左膳 飛燕居合斬り』の作品情報
【製作】
1966年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
田坂啓/五社英雄
【キャスト】
中村錦之助、丹波哲郎、淡路恵子、入江若葉、大友柳太朗、木村功、河津清三郎、藤岡琢也
【作品概要】
八代将軍・徳川吉宗の時世、黄金百万両の謎が隠された柳生家の家宝“こけ猿の壷”をめぐって、権謀術数渦巻く幕府を相手に、丹下左膳は愛刀・濡れ燕をふるって激しい争奪戦を繰り広げる。
大河内傳次郎の当り役として知られる林不忘創作による隻眼隻手の怪剣士・丹下左膳を、五社英雄監督・中村錦之助主演で映画化したアクション時代劇。豪快なアクション時代劇では定評のある五社英雄監督は、随所に見せ場を盛り込んで楽しませてくれる。
映画『暴力街(1974)』の作品情報
【製作】
1974年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
掛札昌裕/中島信昭
【キャスト】
安藤昇、菅原文太、小林旭、丹波哲郎、夏八木勲、葉山良二、小池朝雄、赤座美代子、川村真樹
【作品概要】
安藤・菅原・小林・丹波の四大スターを起用して現代暴力組織の正体を描いたスペクタクルギャング巨篇。東京進出を図る関西のやくざ組織と、それを阻止しようとする関東のやくざの烈しい抗争を描く。
もと関東東菊会幹部江川組組長・江川紘一は、今では足を洗い銀座のクラブを経営し、情婦の晃子と平穏な生活を送っていた。しかし、関西西日本連合会が全国制覇の最後の拠点、東京・銀座に乗り出して来た。
【友近プレゼンツ 私が愛する五社英雄監督特集】
映画『極道の妻たち』の作品情報
【製作】
1986年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
高田宏治
【キャスト】
岩下志麻、かたせ梨乃、世良公則、藤間紫、佳那晃子、汀夏子、成田三樹夫、松尾和子、内藤やす子
【作品概要】
家田荘子の原作をベースにした大ヒットシリーズ“極妻”の第1作目。主演は岩下志麻。「愛した男が極道だった」日本を二分する暴力抗争を背景にかつてない人間ドラマが描かれる。
任侠映画の中でそれまで脇役の多かった“極道の妻”に焦点をあて“強い女”を描く異色作。服役中の夫に代わり粟津組を取り仕切る妻の環だが、総長の死により跡目争いに巻き込まれていき、杉田組・組長と結婚した妹・真琴とも敵対する運命に陥る。
映画『鬼龍院花子の生涯 4Kリマスター版』の作品情報
【製作】
1982年(日本映画)
【監督】
五社英雄
【脚本】
高田宏治
【キャスト】
仲代達矢、夏目雅子、岩下志麻、中村晃子、山本圭、丹波哲郎、高杉かほり、夏木マリ、仙道敦子
【作品概要】
美しく高画質化した4Kリマスター版を放送!大正から昭和にかけての二つの時代を背景に、土佐・高知の侠客・鬼政こと鬼龍院政五郎の奔放な生き様と、彼を取り巻く女たちの愛憎を、養女・松恵の目を通して描く。
松恵を演じた故・夏目雅子はこの作品でブルーリボン主演女優賞を受賞。夏目が劇中で放つ“なめたらいかんぜよっ!”のセリフは当時流行した。
鮮烈なエロティシズムとダイナミックな映像美にあふれた、五社リアリズム映画の代表作。原作は直木賞作家・宮尾登美子の同名小説。
まとめ
東映チャンネルと日本映画専門チャンネルの共同企画として2022年没後30年を迎える鬼才・五社英雄監督の代表作を8月より2か月にわたり特集放送され、10月には五社英雄監督のファンとして知られる友近を迎え、インタビュー番組とトークショーの模様を代表作『極道の妻たち』『鬼龍院花子の生涯』とあわせ放送します。
没後30年を迎える鬼才・五社英雄監督の情念に満ちた世界を今一度、ご堪能ください。