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Entry 2022/01/18
Update

映画『傲慢な花』ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。原作小説をモニカ・ミッチェル監督が1級の優れた社会派サスペンスに仕立てる|Netflix映画おすすめ83

  • Writer :
  • からさわゆみこ

連載コラム「シネマダイバー推薦のNetflix映画おすすめ」第83回

今回ご紹介するNetflix映画『傲慢な花』は、1988年に出版されたノーラ・ロバーツの同名小説が原作で、テレビ向けドラマ映画のプロデューサーとして活躍している、モニカ・ミッチェルが監督を務めます。

ミステリー作家として人気のグレイスは、疎遠だった妹から連絡を受け、ロサンゼルスの家に会いに行きます。ところが妹はグレイスの留守中に、何者かに殺害されてしまいます。

そして、妹がライブ配信のアダルトサイトで、出演の副業をしていたと知りました。グレイスは犯罪専門家の知識と天性の推理能力を使い、妹殺害の謎と真相に迫っていきます。

【連載コラム】「Netflix映画おすすめ」記事一覧はこちら

映画『傲慢な花』の作品情報

(C)2022 Netflix

【公開】
2022年(アメリカ映画)

【原題】
Brazen

【監督】
モニカ・ミッチェル

【原作】
ノーラ・ロバーツ

【脚本】
ノーラ・ロバーツ、スゼット・クーチャー、ドナルド・マーティン、エディス・スウェンソン

【キャスト】
アリッサ・ミラノ、サム・ベイジ、エミリー・ウラアップ、マシュー・アーロン・フィンラン、マラカイ・ウィアー、アリソン・アラヤ、コリーン・ウィーラー、デビッド・ルイス、ダニエル・ディーマー、バリー・レビ

【作品概要】
主演のアリッサ・ミラノは、1980年代テレビドラマのアイドル女優として活躍、『コマンドー』(1984)でアーノルド・シュワルツェネッガーの娘役を演じ注目され、『ヒューゴ・プール』(1998)では主演を務めました。

映画『傲慢な花』のあらすじとネタバレ

新作小説『傲慢な花』の出版記念公演を終えた、人気ミステリー作家のグレイス・ミラーは、妹のキャスリーンから緊急連絡があり、ワシントンDCの実家へ帰ります。

キャスリーンはアダルトサイトで、「デザレー」という名のキャムガールとして、セクシー動画を配信している裏の顔がありました。

2人は疎遠になっていましたが、「緊急」と聞いてグレイスは即日実家へと向かいました。キャスリーンは離婚し一人息子の親権を元夫に取られています。

離婚の原因と親権が得られなかった理由は、彼女の薬物依存にありました。キャスリーンは息子の親権を取り戻すために、高校教師の仕事を得て、薬物依存を克服しました。

グレイスを呼んで相談したのは、裁判費用を捻出するため、家を担保に融資を受けたかったからです。

キャスリーンは元夫は弁護士をしているが、家族信託を横領している証拠があり、そのことが世間にバレれば、社会的地位がおびやかされると話します。

グレイスはそれは脅迫になるとたしなめますが、キャスリーンは姉に「女性が殺害される小説で稼いでるくせに」と侮辱します。

グレイスは読めば「女性搾取」がテーマになっていることがわかると、怒って寝室に行ってしまいます。

その晩、キャスリーンは裁判を起こす心細さで泣いていました。グレイスはそんな妹の不安を察して、一緒に眠りにつきます。

翌日、キャスリーンは仕事に出かけ、グレイスは執筆の仕事をはじめます。しばらくすると外から、電動ノコギリの金属音が聞こえてきます。

隣人がリフォーム作業をするため、材木を切っています。音が気になるグレイスは隣人に「失敗はなしでお願い」と声をかけます。

グレイスはコーヒーを淹れて挨拶に向かいます。隣人はDC警察殺人課のエド・ジェニングスです。未解決事件を解決した報奨で1週間の休暇中でした。

エドはグレイスを見ると家に戻り、彼女の小説を持って戻ります。グレイスは仕事柄エドに興味を持ち、エドは彼女のファンだったので2人はすぐに打ち解け合いました。

一方、どこかで何者かが「デザレー」の個人情報をハッキングし、自宅を特定していました。

キャスリーンは良家の子女が通う学校で、生徒に慕われている教師でした。授業が終わると彼女は生徒の1人ランドを呼び止め、遅刻しがちなことを注意します。

彼は成績優秀でしたが、いつもと様子が違っていたため心配がありました。教室を出ようとすると、1人の男子生徒が彼女に声をかけますが、ちょうどグレイスから電話があり話す機会を逃します。

グレイスはエドとデートの約束をしたため、キャスリーンの服を借りるため電話しました。ウォークインクローゼットにいたグレイスは、南京錠のかけられたドアをみつけ「隠し部屋」を作ったのか訊ねます。

キャスリーンはそのことも帰ったら話すと告げて学校をあとにしますが、その姿を遠くからみつめる男がいました。

グレイスはエドとのデートを楽しみ、キャスリーンは夕飯の支度をします。そこに彼女が契約しているアダルトサイトから、動画配信のリクエストがあると依頼があります。

キャスリーンは断りますが、ごり押しされ渋々1本だけと引き受けます。グレイスとエドは意気投合するのに時間はかからず、リフォーム中の彼の家に行き、より仲を深めまた会うことを約束しました。

グレイスは家に入りキャスリーンの名前を呼びますが、反応がありません。2階の彼女の部屋まで行くと、そこには何者かに殺害された妹の姿があり、絶叫しながら外へ飛び出します。

以下、『傲慢な花』ネタバレ・結末の記載がございます。『傲慢な花』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

隣人のエドはキャスリーンが被害にあっている間、姉のグレイスと一緒にいたため、第一発見者として現場に入ります。

グレイスは事情聴取でキャスリーンに、危害を加えなそうな人物がいるか聞かれます。彼女は元夫のジョナサン・ブリーズウッドの名前をあげます。

2人が息子の親権について争っているからです。さらにキャスリーンはジョナサンが、詐欺に関わっている証拠をつかんでいる点をあげました。

エドはグレイスに彼女の「顧客」について知らないか聞きますが、高校の教師だと説明します。エドは彼女が「ファンタジー」というアダルトサイトで、キャムガールとして働いていたと伝えます。

エドの家で一夜を過ごしたグレイスは、自分も捜査に加わりたいと志願しますが、彼は危険が伴うと反対します。

エドは相棒ベンと共にファンタジー社へ向かい、サービスを利用している顧客の情報を捜査します。ところが顧客のほとんどが海外からで、国内は3割程度だといいます。

また、出演者の個人情報は守られ家族経営の為、知っているのは社長と母親、弟だけだと話します。エドは録画があるか確認し、キャスリーンの顧客名簿と一緒に提出するよう求めます。

一方グレイスはキャスリーンが務めていた学校へ行くと、教え子たちがキャスリーンへの感謝を述べてくれます。

彼女のロッカーの荷物を受け取ります。その中にはジョナサンが犯した不正の証拠もありました。

グレイスが帰ろうとした時、迎えの車を待つジェラルドを見かけ声をかけます。彼は名前を言うと母親はミズーリ州の上院議員だとおしえます。

そして、キャスリーンを名前で呼ぼうとしたり、死因を聞いたりします。そして、「場当たり的な犯行か」推理すると、グレイスはその可能性は低いと伝え、恨みの線で聴取に来るだろうといいます。

ジェラルドは管理係のビリーが動揺していたと教えます。キャスリーンの私物を持ってきてくれた男です。

ジェラルドによると、ビリーがキャスリーンに話している時、彼女は動揺してビリーに“秘密”にするよう頼んでいたと教えます。

グレイスは何のことだか知らないが、噂になるとよくないと忠告すると、ジェラルドは事件の役に立てばと言い残し下校していきます。

荷物を車に乗せていると、裏口からビリーが出てきます。グレイスは声をかけ、キャスリーンはテレビに出られるほどの容姿で、すでに出ていたかもしれないと切り出します。

そして、キャスリーンの裏の顔のことは知っていると告げると、ビリーは気をつけるよう忠告したと話します。

ビリーに顧客だったのか聞くと、従弟のリッチーがファンタジー社で働いていて、録画テープをもらいデザリーを観たとき、声や動きでキャスリーンだとわかったと話します。

グレイスは情報を持ってエドに会いに行きます。そして、情報提供の条件としてエドの捜査情報もほしいと言いますが、エドは彼女の介入反対を固持します。

しかたなく彼女はエドがファンタジー社で録画を観ていると予想し、録画を見せてくれれば情報を話すと交渉し、デザリーの録画を観ます。

エドとベンはファンタジー社のリッチーを家宅捜索します。リッチーはキャスリーンの情報をビルに教えたことは認め、エドは2人を引き続き調査するとグレイスに話します。

ところがどうしても捜査に関与したいグレイスは、エドに取り入ろうとします。彼は危険が伴うから、捜査に首を突っ込まないように言うしかありませんでした。

ところが第2の事件が発生してしまいます。ファンタジー社のキャムガールをしている、不動産販売店のキャロル・ヘイズが出演中に殺害され、配信を観ていた顧客が通報します。

現場にはキャスリーン宅の裏口にあった足跡と、同様のスニーカーとサイズの足跡が発見されます。

キャスリーンの葬儀が行われる日、グレイスは彼女の息子ケビンの学校へ出向くと、ジョナサンと出くわします。

グレイスは一方的に彼を敵視しますが、ジョナサンはキャスリーンが彼に関する資料を集めていること、キャムガールの副業をしていることも知っていると話します。

そして、ジョナサンがキャスリーンを“売春婦”と呼び、その手の犯罪者は多岐にわたるというと、グレイスはたまらず彼を殴ってしまいます。

ベンは上司の警部に2件の殺人事件には、類似点が多いことを報告します。侵入方法や足跡、物的証拠は残さず、遺体も十字架にかけられたような姿だったことです。

エドはファンタジー社のリッチーが、従弟のビリーに情報を流したが、2人にはアリバイがあり、犯行は不可能だったと報告します。

キャスリーンの葬儀が行われ、グレイスはジョナサンのことをエドに伝えますが、エドは家の鑑識が終って戻れると、そっけない態度をとってしまいます。

グレイスが祭壇に戻ると棺のそばにジェラルドがいます。そして、献花の百合は“純潔”を意味していると、キャスリーンから教わったと話し、自分が贈ったものだと伝えます。

グレイスは葬儀に百合を使うのは、人は死ぬと純潔に戻るからだと補足します。

家に帰ったグレイスは葬儀に寄せられたメッセージカードを確認します。するとその中に「デザレー、君の場所に戻ったね」と書かれたカードをみつけました。

グレイスはエドの上司にカードを渡すと、捜査に加えてほしいと直談判します。自分が解決に導いた犯罪の経歴やプロファイリングを示します。

そして、実際に遺体のポーズについて考察します。キャスリーンの場合は場当たり的な感じがするけど、2軒目の遺体はキャスリーンに寄せて取らされたポーズだと説明します。

警部はSM嬢を狙う理由を聞くと、エドの見解を引いて「支配欲による問題」で、犯人の心理に迫る鍵になると話すと、警部はグレイスを捜査協力者として認めます。

エドは納得しませんが、グレイスもジョナサンへの先入観は捨てると言います。そこにベンがやってきて、キャロル・ヘイズの殺害録画が届いたと伝えます。

録画には犯人がキャロルを絞殺した後、「デザレー」とつぶやく声が残されていました。

そして、メッセージカードについても教会に届けられた、バラに添えられたものだということがわかります。

そのバラの送り主はランドの父親名義のカードで決済されていました。父親はカードの文字は自分の物ではないと言います。

犯行当時、ランドは母親とケネディセンターへ行っており、アリバイがあるとも話しますが、途中で帰宅したとも言います。

エドが足のサイズを聞くと「11」と答え、犯人の手がかりと一致します。ところがランドを事情聴取すると、父親のカードを使って花は送っておらず、花はクラスからだと話します。

グレイスがランドにキャスリーンをどう思っていたか聞くと、特別な感情はないと表情も変えずに言いますが、グレイスは彼には何か隠し事があるようだと推測します。

捜査本部に戻ったところに3軒目の被害通報が入ります。今回は出演者の果敢な反撃で、事なきを得ます。また、被害者は抵抗する時に包丁で犯人を切りつけ負傷させていました。

被害女性は犯人の特徴を身長180cm位の白人、すごく若く感じたのに力が強くて驚いたと言います。そして、犯人は「デザレー」と呼び、金の高級時計をしていたことも答えました。

エドたちは再びランドに捜査の目を向けます。ランドは犯行のあった時間、散歩に出ていたと供述しますが、右腕を負傷していたため、重要参考人として連行されます。

その時、グレイスは再度ビリーのところへ話を聞きに行きます。ビリーはリッチーはランドの恋人で、彼にもキャスリーンのことを話していたといいます。

捜査本部ではエドとベンがランドが真犯人であるかどうか議論しています。状況証拠は一致していますが、包丁の血痕とは一致しませんでした。

グレイスが合流し、ランドとリッチーとの関係を説明します。犯行時間は2人であっていて、彼は父親にゲイであることを隠しているのだろうと話します。

グレイスはファンタジー社の社長にデザリーについて聞きます。そして、キャスリーンのオリジナリティに勝る人材は現れていないと話します。

そこで彼女は大胆な作戦にでます。自分がデザリーとなり、同じスタジオから配信すれば、犯人が現れるという「おとり捜査」です。

容疑の晴れたランドは、レスリングの練習に参加します。ランドはジェラルドと練習試合をしますが、彼に負かされ彼をバカにされます。

ランドはジェラルドのスマートフォンの画像を見ると、「デザレーか?」と聞きます。そして、犯人と疑われたが、彼女に熱をあげていたのはジェラルドだといいます。

ジェラルドはそれを聞くと逆上してランドに殴りかかり、大けがを負わせてしまいます。容疑は一気にジェラルドに向かい、逮捕状が出ました。

警部はそのことをグレイスに伝え、おとり捜査の終了を告げます。議員の息子を逮捕するに十分な確たる証拠はあるのか心配しますが、監視カメラと捜査員は撤収され、グレイスは家に1人になります。

エドはジェラルドを逮捕しに屋敷へ行きますが、部屋に彼はいません。彼の部屋のパソコンディスプレーには、ハッキングされたグレイスのいる撮影部屋が映っていました。

ジェラルドの魔の手はすでにグレイスのところに迫っていて、グレイスもそのことはわかっていて、急いで配信を開始しノートパソコンのモニターを半分閉じます。

ジェラルドはキャスリーンを愛していたというと、グレイスは支配的な彼の母親にないものを、彼女が全て持っていたからだと分析します。

しかし、キャスリーンには「デザレー」という支配的な顔もあり、ジェラルドにはそれが許せず、生かしておけなかったのだろうと話すと、彼は感心して認めます。

ところがジェラルドはグレイスを殺した後、自分の母親も殺害し、悲劇の息子になるつもりでいました。

グレイスはそんな彼を誘導するように、他の2軒の殺人についても告白させます。彼女はノートパソコンの方を見ると、全て配信されたことを告げます。

逆上したジェラルドはグレイスに襲いかかりますが、間一髪でエドが駆けつけジェラルドに発砲し事件は解決します。そして、2人にはご褒美の休暇が戻ってきます。

映画『傲慢な花』の感想と評価

(C)2022 Netflix

原作との相違について

ノーラ・ロバーツ原作の「傲慢な花」は同著者の小説「聖なる罪」の続編で、この小説に登場する、刑事のベンと相棒のエドの名コンビが事件を解決していく作品です。

また、原作のキャスリーンは几帳面で真面目な姉という設定で、ベストセラー作家のグレイスが妹という設定でした。

小説は1988年に発表されているので、当時の課金式通話サービスの「ダイヤルQ2」という形で、アダルトサービスが登場しています。

ノーラはロマンス小説で人気の高い小説家でしたが、この頃からサスペンス要素のあるロマンス物に創作意欲を出し始めた頃でした。

映画『傲慢な花』はドロドロとしたサスペンスというよりは、妹が殺害されるという悲劇でありながら、その伏線にハンサムな刑事と売れっ子小説家のロマンスが絡み、事件解決に彼女の洞察力が発揮されるという要素が加わっていました。

事件は解決したとはいえ、最後は妹の亡くなった家の隣人、エドの家でハッピーエンドを迎えたのが、若干違和感があるものの、ロマンス路線を前面に出した結果といえば納得せざるを得ません。

女性搾取と女性蔑視、家父長制度

『傲慢な花』は1988年の小説を現代に置き換え、ネット社会の闇、若年層によるサイバー犯罪も描いています。

原作者のノーラ・ロバーツは本作で脚本に携わっていますが、グレイスは自分の小説には「女性搾取と女性蔑視、家父長制度、弱者の保護に無力な社会」がテーマだと語っています。

それがノーラ・ロバーツ自身のテーマだとしたら、この作品にはそれが反映しているといえます。

キャスリーンが薬物中毒になった原因が、ジョナサンの威圧感にあるとすれば、ランドの父親も同様で家父長制度の象徴です。

稼ぐ術のない女性にとって、アダルトサイトの存在は手っ取り早かったといえ、富裕層の男性への女性搾取とも言えるのです。

セクシャルマイノリティやパーソナリティ障害の問題は、今も昔もあまり変わっていません。特に社会的地位のある人や家族は隠しがちになるでしょう。

上流社会の過干渉なのか過保護なのか、傲慢な親の自己顕示欲の犠牲になるのは子供です。

自分の名誉のために手綱を締め、自分が楽になるために放任する。その怠慢が子供の心を歪ませ、犯罪へと走らせる要因だとこの作品では訴えます。

そして、刑事という男社会でボスが女性だったことは、社会に新しい風を吹き込んでいます。そこでグレイスが自分の得意分野を発揮していたのは、ノーラの伝えたかった女性の自立です。

そして、ノーラの作品が長年愛されてきたのは、素敵な男性とのロマンスがあるからです。女性を輝かせるロマンスも忘れていませんでした。

まとめ

Netflix映画『傲慢な花』はサスペンスでドキドキしながら、ロマンスでうっとりもできる、人気小説家ノーラ・ロバーツの世界観が楽しめる作品でした。

そして、「傲慢な花」とは高飛車な女性を指しているのかと思いましたが、社会的な地位や名誉のある人物を指し、地位や名誉、欲望のために女性や子供が犠牲になる、深刻な問題を含みつつ描いていました。

「事実は小説より奇なり」。本作に描かれたことは、実際に起きている問題でもあります。

この映画のようにハッピーで終わることは不可能ですが、裏を返して自分の人生を謳歌するのも自分次第だとみられる物語でした。

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