Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/12/08
Update

アニメ映画『屋根裏のラジャー』あらすじ/特報動画。スタジオポノック最新作は鋭意制作中!

  • Writer :
  • 大塚まき

スタジオポノック待望の最新作は“誰にも見えない少年”が主人公!?

世界150以上の国と地域で上映され大ヒットを記録した『メアリと魔女の花』以来、5年ぶりとなるスタジオポノック長編最新作『屋根裏のラジャー』。


(C)2022 Ponoc

この度アニメーション映画『屋根裏のラジャー』が、鋭意制作中ティザービジュアルと特報映像が解禁となりました。

ティザービジュアルでは、幻想的な巨木に集まってくるラジャーと《イマジナリの町》に暮らす仲間たちの姿が映し出されました。シルエットだけでも個性的なキャラクターたちがどんな冒険を見せてくれるのか期待が高まるビジュアルです。

映画『屋根裏のラジャー』について

スタジオポノックの手描きアニメーションで描かれる《想像たち(イマジナリ)》の世界とは、いったいどのようなものなのか。

なぜ今、見えない存在を描くのか。物語を愛する全ての人々に贈る、全く新しいアニメーション映画が誕生します。

原作は、世界の文学賞を席巻した傑作小説であるA・F・ハロルド著『The Imaginary』

イギリス文学協会賞受賞をはじめ、ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞等にノミネートされるなど、海外の各有力メディアも絶賛した原作をもとに、待望の映画化となります。

監督は、『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)、『もののけ姫』(1997)、『千と千尋の神隠し』(2001)など数多くのスタジオジブリ作品で中核を担い、スタジオポノック作品の短編アンソロジー『ちいさな英雄』(2018)の一篇『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団の芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』(2021)の監督を手がけた百瀬義行

「百瀬さんがアニメーションを進化させる」と故・高畑勲監督に言わしめた鬼才が、アニメーション人生のすべてを懸けて挑む渾身の作品です。

映画『屋根裏のラジャー』の特報映像

この度解禁された特報映像では、ポノックの手描きアニメーションならではの繊細なタッチで映画冒頭の想像への入口が描かれています。

これから始まる壮大な物語を予感させるような内容に引き込まれます。

一見すると普通の少年のような“見えない”主人公・ラジャーの表情も垣間見られ、印象的な映像となっています。

映画『屋根裏のラジャー』のスタッフコメント

原作:A・F・ハロルドのコメント

スタジオポノックが私とエミリーの小説に特別なものを見いだし、時間と才能を費やして映画化してくれたことを嬉しく光栄に思います。この物語が本から映画へどう変化されていくのか、楽しみで興味津々です。
そしてスタジオポノック作品だからこそ信頼しています。

監督:百瀬義行のコメント

“想像”を具現化するのは、とても難しい作業です。「見たことがないもの」を映画で見せるという高いハードルがある一方で、だからこそ、アニメーション表現としての面白味を感じ、挑戦の意識を持って作っています。
“想像の中から生まれた少年”と聞くと、一見、窮屈な印象に思われるかもしれませんが、その少年からの目線に映るのは実に広大で開放された世界です。 ラジャーと≪イマジナリの町≫で暮らす仲間たちは、無邪気で純粋で刹那的な存在ですが、 この“想像たち”から見た世界を、閉塞感で描くのではなく、この時代を生きる私たちに力を与えてくれる、豊かな気持ちと解放感で満ちた映画にしたいと思います。

プロデューサー:西村義明のコメント

原作を手にしたのは『メアリと魔女の花』を作り終えた直後でした。誰もが経験したことのある人生のきらめき。愉快で、少し怖く、何より心が動きました。この文学を映画にできないだろうか。
人間でも幽霊でもロボットでも動物でもない、「人間に想像された少年」の視点で私たちの今を捉える映画を作れないか。
2年のあいだ考え続け、ラジャーの姿が立ち現れました。
彼が伝えようとするかけがえのない何かに魅了されていきました。
これは、想像の中に生きる少年ラジャーの物語です。誰にも見えない所で必死に生きる世界中の私たちの物語です。そして、あなたの横に愛も希望もいつも「いる」のだと、声高に言う映画です。
百瀬義行という才能と、作品に関わる全クリエイターと共に、手描きアニメーション映画のその先を目指します。是非ご期待ください。

映画『屋根裏のラジャー』の作品情報

【公開】
未定

【原題】
The Imaginary

【原作】
A.F.ハロルド『The Imaginary』(『ぼくが消えないうちに』こだまともこ訳・ポプラ社刊)

【監督・脚本】
百瀬義行

映画『屋根裏のラジャー』のあらすじ

愛を失った少女は、想像の少年ラジャーを生みだしました。

ふたりは、想像と現実の世界を駆けめぐり、かけがえのない時間を過ごします。

しかしある日、ラジャーを狙う謎の男が現れ“想像”の世界が消えようとしていました…。

まとめ

主人公は、誰にも見えない少年・ラジャー。彼は少女の想像から生まれた“イマジナリ”という存在。

人間の想像が食べられてしまう世界を舞台に、ラジャーと仲間たちが、大切な人の未来と運命を懸けた“誰にも見えない戦い”に挑む感動ファンタジー超大作です。

誰にも見えない少年とイマジナリの大冒険がはじまります。

スタジオポノック長編最新作『屋根裏のラジャー』は、鋭意制作中です。





関連記事

新作映画ニュース

岩田剛典(がんちゃん)の笑顔あふれる車椅子バスケ画像!映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』

岩田剛典×杉咲花のダブル主演で贈る、この秋、最高のラブストーリー。 映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は、2018年10月5日(金)より全国公開です。 この度、岩田剛典の躍動感溢れる車イスバス …

新作映画ニュース

ルトガー・ハウアー映画『ヒッチャー』あらすじ/公開日/上映館。サイコスリラーの伝説のリマスター版がロードショー!

恐怖の殺人ヒッチハイカーからは逃げられない。 乗せたら最期、死のドライブが始まる…。 2019年7月に75歳でこの世を去った名優ルトガー・ハウアーが、謎の殺人ヒッチハイカー役として怪演し話 …

新作映画ニュース

映画『アジアの天使』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。石井裕也最新作は韓国を舞台に家族を描く!

95%以上のスタッフ・キャストが韓国チーム、オール韓国ロケで挑んだ、石井裕也監督最新作。 『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でアジア・フィルム …

新作映画ニュース

『明日の食卓』映画原作のネタバレあらすじと結末感想。犯人は誰か真相と虐待死の真実を解説

とある母子に起こった悲痛な出来事を追体験する。 2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』で作家デビュー後、『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞を受賞、『 …

新作映画ニュース

齋藤飛鳥の可愛すぎるキミオイのウェディング画像!『あの頃、君を追いかけた』本予告映像解禁

誰の心にも眠る“あの頃”の記憶を呼び覚まし、アジアで歴史的ヒットを記録した同名台湾映画のリメイク作品。 多感な10代を送った全ての人にささげる、可笑しくて切ない恋の記憶の物語。 『あの頃、君を追いかけ …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学