アメリカ人が3.11を題材にしたコメディ映画を撮る⁉
不謹慎!?笑いを武器に東日本大震災と向き合う!
2018年に大旋風を巻き起こし、映画界に衝撃を与えた映画『カメラを止めるな!』。
『カメラを止めるな!』の監督・上田慎一郎と、撮影監督・曽根剛が、再びタッグを組みます。
この度、上田慎一郎が脚本を手掛け、盟友・曽根剛がメガフォンを取り、“笑いの力”を武器に東日本大震災と真摯に向き合ったヒューマンドラマ『永遠の1分。』が、2022年春に全国公開と明かされました。
また、岩手県久慈市でのメイキング映像が到着しました。
映画『永遠の1分。』について
映画『永遠の1分。』メイキング映像
本作は、“笑い”がもたらす癒しの力で困難や葛藤を乗り越えていく姿を描くヒューマンドラマであると同時に、東日本大震災を題材にしたコメディ映画を撮るという、制作陣が実際に映画化にあたり苦悩したことを追体験することができる作品です。
震災から11年。さらにコロナ禍という新たな困難に直面した私たちに、「困難な時こそ、前を向く力、ユーモアが必要」と、笑いがもたらす癒やしの力とともに、エンターテインメントという枠組みを使って、生きる上で必要な多くを授けてくれる作品に仕上がっています。
映画『永遠の1分。』のキャスト紹介
画像:主演のマイケル・キダ
主演は、『コンフィデンスマンJP』で、ダー子(長澤まさみ)たちの世話をする執事を演じるなど、日本を拠点に幅広く活躍するニューヨーク出身のマイケル・キダ。
ヒロイン役には、ヒップホップ・シーンでカリスマ的な存在感を誇るラッパーのAwich。本作が映画初出演となる彼女の、グルーヴ感あふれる圧倒的な歌声も大きな見どころです。
その他、『孤狼の血 LEVEL2』などメキメキと頭角を現している毎熊克哉、声優やCMのナレーションを中心に日本で活躍するライアン・ドリース、『万引き家族』の片山萌美、海外を拠点に女優活動をするルナ、ドラマ『最後の晩ごはん』の中村優一、『アイネクライネナハトムジーク』のアレキサンダー・ハンター、タレント・女優の西尾舞生、そしてベテランの渡辺裕之など国際色豊かな実力派俳優陣が脇を固めています。
映画『永遠の1分。』の作品情報
【日本公開】
2022年(日本映画)
【監督】
曽根剛
【脚本】
上田慎一郎
【音楽】
鈴木伸宏、伊藤翔磨
【キャスト】
マイケル・キダ、Awich、毎熊克哉、片山萌美、ライアン・ドリース、ルナ、中村優一、アレキサンダー・ハンター、西尾舞生 /渡辺裕之
映画『永遠の1分。』のあらすじ
3.11を題材にしたドキュメンタリーを撮ってくるように命じられ来日したスティーブ。
被災地に入り、復興の道半ばの現状を目の当たりにした彼は、部外者がこの題材を取り上げることは許されるのか?と葛藤し…。
まとめ
本作の公開決定にあたって、曽根剛監督は以下のようにコメントしています。
被災者でもない私が3.11を描くことに関しては、正直後ろめたい気持ちが少なからずありました。取材などで何度か被災地を訪れましたが、その後ろめたさはむしろ強くなりました。私には何もできることがないのではないか、映画を撮ることも不謹慎ではないかと。本作の題材は日本の大震災だけではなく、あらゆる困難に立ち向かう人間の姿、それは世界共通のもとして再構成されるに至りました。映画の中で描かれている登場人物たちは、実際の私たちの姿でもあります。まさに世界が困難に立たされている今、本作が何らかの役に立ち、多くの人を前向きにするきっかけになればと思います。
怒ってしまった悲劇を、コメディとして描こうと奮闘する登場人物たちと、曽根監督たちの想いが重なります。
笑って泣けるヒューマンドラマ『永遠の1分。』は、2022年春に全国公開です。