結婚もできない。子どももできない。愛し合う二人の愛は可能か?
トランスジェンダーとして葛藤する彼とその彼女(シスジェンダー)の二人の10年間の軌跡を描いたラブストーリー『フタリノセカイ』。
映画『フタリノセカイ』が、2022年1月14日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開となります。
また、予告編が完成しましたのでご紹介します。
映画『フタリノセカイ』について
監督・脚本を務めたのは、飯塚花笑(かしょう)。
自身もトランスジェンダーの彼は、ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード2011において自伝的作品『僕らの未来』で審査員特別賞を受賞、国内外で高い評価を受けました。
以降も、彼だからこそ描き出せる世界観で映画制作を続けています。
ユイを演じるのは、2021年5月に公開した映画『茜色に焼かれる』(石井裕也監督)で強い印象を残した片山友希。
ユイは、トランスジェンダーの彼に対し様々な葛藤に揺れつつも、一緒に生き、支えていくことを選択します。
また、真也を演じるのは、『弱虫ペダル』(2020)『スパイの妻』(2020)など話題の映画やドラマに出演し、確かな演技力で人気上昇中の坂東龍汰。
真也は、子どもの頃から違和感に感じていた自身の性に対し、向き合い、自分らしく生きていこうとしています。
そして、フタリの理解者・俊平を演じるのは、日本のみならず、海外作品『沈黙-サイレンス-』(2017)などにも出演する松永拓野。ユイと真也が作りたいと願う家族に欠かせない存在となります。
映画『フタリノセカイ』の予告編
このたび解禁された予告編では、いろいろな葛藤を抱えたフタリがすれ違うものの、確かな愛とその先に続く希望に向けて「ただ一緒にいたい」と進む想いが切り取られています。
予告編後半に流れるエンディング曲は、本作のために書き下ろされた秀吉の「ひだまりのいろ」。
秀吉は、柿澤秀吉(Vo,G)、町⽥龍哉(B)、神保哲也(Dr)からなる群⾺で結成された3ピース・ロックバンド。彼らの優しさと力強さを兼ね備えた歌声、独特な歌詞世界が本作を包み込みます。
映画『フタリノセカイ』の作品情報
【日本公開】
2022年(日本映画)
【監督・脚本】
飯塚花笑
【キャスト】
片山友希、坂東龍汰、嶺豪一、持田加奈子、手島実優、田中美晴、大高洋子、関幸治、松永拓野、クノ真季子
映画『フタリノセカイ』のあらすじ
出会った時から互いに惹かれあった、ユイとトランスジェンダーの真也。
恋愛し、いずれ結婚して家族をつくり、共に人生を歩んでいきたいという願いをもつフタリがその願いを叶えるには、ひとつひとつクリアしなくてはならない現実がありました。
時にすれ違い、別々の道を歩むが再び出会ったフタリ。
愛を確かめあい、ある決断をします。それはもしかすると常識を越えているのかもしれない。
しかし、安らぎに満ちたフタリには、確かに感じる未来がありました…。
まとめ
本作は、トランスジェンダーとして葛藤する彼とその彼女(シスジェンダー)の二人の10年間の軌跡を描いたラブストーリーです。
トランスジェンダーの彼とシスジェンダーの彼女がすれ違いながらも共に生きていこうとする行く末をぜひスクリーンで見届けてください。
片山友希×坂東龍汰共演映画『フタリノセカイ』は、2022年1月14日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーです。