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Entry 2021/06/14
Update

『サスペリア2』ネタバレあらすじとラスト結末の感想。ホラー映画の巨匠ダリオアルジェント監督が描いたショッキング描写満載の秀作

  • Writer :
  • からさわゆみこ

思い込みが記憶をすり替えた、連続殺人の真の犯人像とは?

映画『サスペリア2』は、『ゾンビ』(1978)、『フェノミナ』(1985)を手掛けた、イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督による、サスペンススリラー作品です。

邦題に“Part2”と入っているのは日本での公開が1978年で、日本で1977年に公開された『サスペリア』が大ヒットしたのにあやかってつけられました。

つまり、『サスペリア』の続編ではありません。逆にPart2の本作が原題の「Profondo Rosso」で先に制作され、イタリアで1975年に公開されています。

本作の見どころは、すでに真犯人が登場しているにも関わらず、それに気がつかずストーリーが進む、視覚トリックです。この手法は「映画秘宝EX最強ミステリ映画決定戦」で高く評価されました。

“重要なものを見ているのに見過ごしている”と、いうトリックは主人公目線ですが、鑑賞者自身もこのトリックに惑わされます。

アルジェント監督のデビュー作『歓びの毒牙 』(1970)でも、この視覚トリックが採用されています。

映画『サスペリア2』の作品情報

(C)1974 MEDIASET

【公開】
1975年(イタリア映画)

【原題】
Profondo rosso

【監督】
ダリオ・アルジェント

【脚本】
ダリオ・アルジェント、 ベルナルディーノ・ザッポーニ

【キャスト】
デヴィッド・ヘミングス、ダリア・ニコロディ、ガブリエレ・ラヴィア、マーシャ・メリル、クララ・カラマイ、ニコレッタ・エルミ、エロス・バーニ、グラウコ・マウリ

【作品概要】
主演のデビッド・ヘミングスは、カンヌ国際映画祭にて1967年にパルム・ドールを受賞した『欲望』で俳優デビュー、後に監督として『別れのクリスマス』(1973)で、ベルリン国際映画祭の監督賞を受賞しています。

女性記者ジャンナ役のダリア・ニコロディは、アルジェント監督と公私に渡るパートナーで、本作が初の監督と出演者コンビの作品です。オカルトに精通していた彼女は、『サスペリア』の企画者として参加しています。

2021年6月18(金)~7/1(木)、4Kレストア版ブルーレイ発売を記念して、シネマート新宿・心斎橋で2週間上映。

映画『サスペリア2』のあらすじとネタバレ

(C)1974 MEDIASET

惨劇の始まりは、クリスマスツリーが飾られた屋敷の部屋です。

ハーモニーと童謡を歌う子供の声が流れていて、突然叫び声がしたかと思うと、誰かが何者かにナイフで刺される様子が、部屋の壁にシルエットで写ります。

そして、引き抜かれた血まみれのナイフが床に転がると、白のハイソックスに、黒いエナメルの靴を履いた、子どもの足が近づいていきます…。

時と場所は変わり、劇場では“超心理学会”が講演会を催し、自然界に存在するテレパシーを継承した、テレパシストのヘルガ・ウルマンがその能力を披露します。

例えば、聴衆の1人を指しポケットの中で、4本の鍵の束を握っていることや、その聴衆の名前を言い当てます。

ところが、ヘルガは突然パニック状態に陥り、何かに怯え始めます。会場の中に強い殺意が漂っていると感じ、自分がそのターゲットになっているからです。

彼女は刃物で何度も切りつけられる感覚に襲われ、そして一点を指すように「もう、殺してるわ、また殺す気ね」と言い、屋敷から子供の唄声も聞こえてくると言います。

会場が豹変するヘルガに集中する中、退席し出て行く聴衆がいます。ヘルガは屋敷では惨劇があり、全てが秘密で屋敷の中に閉じ込め、隠す必要があるとつぶやきました。

退席した人物はトイレに行き、皮手袋を手にはめます。

講演が終了しヘルガは主催者の教授に、あの場では言えなかったことがあると告げ、内容をレポートにしておくと言います。

アパートへ帰ったヘルガは、講演での出来事をレポートにまとめながら、友人と電話をしているとドアのチャイムが鳴ります。

ヘルガが玄関まで行きますが、突然ドアが破壊され何者かが侵入してきます。その人物は斧を振り上げ、彼女に襲いかかりました。

必死で逃げるヘルガを執拗に斧で切りつけ、窓際に追い詰められた彼女は、致命傷となる一撃を受け、勢いで割れた窓ガラスの破片で首を裂き、無残な最期を遂げました。

その頃、演奏の仕事でイタリアに来てるアメリカ人ジャズ・ピアニストのマークは、仕事がうまくいかず酔いつぶれた、ピアニスト仲間のカルロと一緒にいます。

2人はどこからかする悲鳴を聞きますが、カルロはよくあることと気にしません。ところがマークは窓際に追い詰められ、何者かに襲われるへルガの姿を目撃します。

マークはとっさにヘルガの部屋に向かいます。廊下には不気味な絵画がいくつも飾られ、それを横目に観ながら、ヘルガのもとへ駆けつけます。

マークは割れたガラスに首が刺さった状態のエルガの体を下ろし、ふと窓の外に目を向けると茶色のロングコートに、帽子を被った“男”の後ろ姿を見ます。

警察の捜査が入るとマークは、廊下に飾られた絵画に違和感を感じはじめます。しかし、現場の保存は捜査の鉄則と言われます。

マークは茶色いコートを着た“男”が逃げて行くのを見たと証言していると、女性ジャーナリストのジャンナ・ブレッチィが押しかけてきます。

ジャンナは被害者のことを“人の心を読む”有名人だから、特ダネになると言います。そして、マークの姿を見つけると、第一発見者だと直感し写真を撮ります。

マークは事情聴取のため連行され、4時間後にやっと解放されて戻ってくると、カルロはまだ酒をあおっていました。

自暴自棄のカルロを心配するマークですが、自宅へ帰ろうとしたときマークは、カルロが犯人と思しき男を見なかったかたずねます。

カルロは「男?」と聞くと、茶色いコートを着た男だと説明すると、彼は確かに見たと答えます。

そして、事件現場の絵が一枚なくなっていることを不審に思い、カルロに話すとその絵に“重要な意味”が、あるのではないかと答えます。

マークは絵が無くなっていることよりも、そこに描かれていた奇妙な顔に違和感を感じていると言います。

カルロはマークが見たと思っていることは、記憶の中で混同しているだけで、そこに真実はなく真実だと思い込んでいるだけで、実は記憶がすり替わっていると言います。

以下、『サスペリア2』ネタバレ・結末の記載がございます。『サスペリア2』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

(C)1974 MEDIASET

ヘルガの葬儀にマークと記者のジャンナも参列し、ジャンナは参列者にヘルガの支持者、精神病理学者のジョルダーニと、透視能力研究家のマリオ・バルディがいると教えます。

葬儀の帰りにマークは新聞を取り出して、自分の顔が一面に掲載され、犯人に顔がバレたとジャンナにクレームします。

マークは多少怯えながらも、犯人の正体に関して強い関心を持ってしまい、犯人の手がかりについてジャンナと共に探り始めます。

最初にジョルダーニから講演当日のことを聞き、その強い殺意を持った人物が、7列目の中央あたりにいるように指さしたと言います。

客席は暗く顔は不明でしたが、その時に退席した人物がいたとマリオが証言します。

次に向かったのはカルロの家です。彼の母が応対に出て中に招き入れてくれますが、彼は出かけていて不在と言います。そして、自分は“女優”をしていたと身の上話をはじめます。

マークはカルロに急用があると行き先を聞くと、マッシモ・リッチの家を訪ねます。マッシモはカルロは病気で、いつも以上にお酒を飲み、寝たと思ったらうなされて起きたと説明します。

マークはカルロを連れ出して、事件の晩のことをもう一度話します。カルロは酔っぱらっていて混乱していたといい、あの事件の犯人は“危険人物”だから刺激するなと言います。

しかし、その異常性が自分への挑戦状のように感じて突き動かすと、マークがいうとカルロは、その挑戦に負ければお前の命が危ないと忠告します。

テレビのニュースでは事件の速報が流れ、第一発見者は犯人の顔を覚えていると、報道してしまいます。

マークが家に帰り作曲の仕事をしていると、屋上から何かの気配を感じどこからともなく、子供の歌声が聞こえきますが、すぐに歌声も聞こえなくなり、再びピアノを弾き始めます。

今度は部屋に誰かが侵入してくる足音が聞こえ、マークは片手でピアノを弾きながら、もう片方の手に鈍器を持って警戒します。

そこに電話がかかってきて太助を求めると、戸を閉めて鍵をかけることに成功します。かけてきたのはジャンナでした。

マークがジャンナと話しだすと、戸の向こう側から「私からは逃げられない…静かにして待っていろ。必ず殺してやる」と言い残し去っていきます。

窓から外を見ると茶色いコートを着た人物が、足早に去る後ろ姿がありました。

翌日マークは昨夜聞いた子供の歌のレコードを買い、ジョルダーニの所に行き見解を聞くと、その歌と犯人につながる手掛かりにはなると言います。

また、犯人は精神分裂症でありながら、普段は普通に生活しながら、何かのスイッチで過去のトラウマが蘇り、記憶と共に犯行に及んでいると分析します。

マリオ・バルディは子供の歌のほかに“屋敷”のことも話していて、そこから昔読んだ“現代の幽霊伝説”という本を思い出したと言います。

それは子供の歌声が聞こえてくる、廃虚の屋敷の話で過去に惨劇があったのでは?という内容です。

マークは図書館でその本を探し、記述のページにあった屋敷の写真を切り取り、屋敷を探し始めますが、手がかりがなく本の著作者に会うため、作者アマンダ・リゲッティの居住所を調べてほしいと頼みます。

しかし、魔の手はすでにアマンダに忍び寄っていました。家政婦が帰ったあと部屋に戻ると天井から、不気味な人形が首で吊るされています。

人形に近づくアマンダの背後から、クローゼットに隠れていた何者かが襲いかかります。アマンダは熱湯のはったバスタブに何度も顔を押し込まれます。

そして、死に際に湯気で曇ったタイルに、ダイイング・メッセージを残しますが、すき間風の冷気で消えてしまいます。

一足遅れでマークが到着しますが、無残な姿のアマンダを発見しますが、その手の指先が何故か不自然なことにも気がつきます。

屋敷の手がかりを失ったマークでしたが、写真に写っていた南国の植物をヒントに、街の造園店を聞きまわり、昔一軒だけ売ったことがあるという情報を突きとめます。

一方、アマンダの家を訪れたジョルダーニは、殺害場所の浴室で偶然、湯気のトリックに気がつき、彼女の残したダイイングメッセージを蘇らせます。

(C)1974 MEDIASET

マークはようやく屋敷を探し出すと、管理者から鍵を借りて中を捜索。ある部屋の壁の一部がはがれ、何かを描いたよううな色をみつけます。

その塗装を剥がしていくとそこには、血まみれのナイフを持った子供が、大人に向って振りかざしている絵でした。

夜になり管理人が声をかけるとマークは屋敷をあとにしますが、その絵には怖ろしい続きが描かれています。

そのころジョルダーニは何度もマークに電話をかけていました。そして、殺人鬼の手はジョルダーニに迫ります。

屋敷をあとにしたマークは、不安に陥りジャンナと逃避旅行をしようと考え、彼女を誘いますが、彼女が旅支度をしに帰ると、マークはあることに気がつきます。

マークは確認するため屋敷に戻ります。写真には写っていた窓が同じ角度で見ると、実際の場所には窓がなく壁になっていました。

マークはそこに何かが隠されていると考え、壁を破壊していくと、中にはミイラ化した大人の遺体が椅子に座っているのを発見します。

後退りするマークは背後から誰かに殴られ気絶してしまいます。ジャンナに助け出され気がつくと部屋が炎に包まれているのを見て、証拠がすべて無くなってしまうと落胆します。

管理人の家で休んでいると、彼は壁に描かれていた絵と同じものを、管理人の娘の部屋で見つけます。

娘は学校の資料室でこの絵を見て真似たと言い、マークとジャンナは絵画を捜しに向かいます。

資料室で絵をチェックしていると、物音が聞こえジャンナが様子を見に行きます。マークは該当の絵をみつけ驚愕します。

マークをジャンナを捜していると、ナイフで腹部を刺されたジャンナをみつけ、そこにカルロが姿を現します。

血まみれのナイフを持った子供の絵を描いたのはカルロでした。カルロはマークに事件から手を引くよう忠告したのに、秘密を知りすぎたから殺すしかないと言います。

カルロはマークに銃口を向けますが、間一髪駆けつけた警官によって助かり、カルロは逃走します。

ところが彼は走行中のトラックの金具にひっかかり引きずられ、対向からくる自動車にひかれ死亡してしまいました。

カルロに刺されたジャンナは一命をとりとめました。マークは安堵し帰路に向かう途中、殺害事件のあった日、カルロと会話した噴水の前に来ると、彼がヘルガの殺害するのは不可能だと気づきます。

そして、再びヘルガの部屋へと潜入し、頭から離れなかった奇妙な絵の謎を探します。そして、それは絵を映していた鏡だと知り、そこに犯人の顔が映り込んでいたと確信します。

マークの背後に犯人が迫り、気配に気がついたマークはその顔を見て驚きます。

犯人はカルロの母マーサでした。マーサはカルロは自分をかばっていただけで、何も犯していないのに死んだと言います。

マーサはあの屋敷で夫とカルロの3人で暮していました。クリスマスの晩、精神的に病んでいたマーサは、夫から病院へいくことを勧められます。

カルロは童謡のレコードをかけ、クリスマスパーティーを待っています。マーサは病を認められず、カルロの目の前で夫を殺害し、そのことを隠ぺいするため、夫の遺体と共に部屋の窓と扉を埋めました。

マーサはマークにも斧を振り上げ襲いかかりますが、もみ合った拍子にネックレスがエレベーターの柵にひっかかり、作動したエレベータに引き込まれマーサの首は…。

映画『サスペリア2』の感想と評価

(C)1974 MEDIASET

推理サスペンスには最初から、真犯人がわかっているケースがありますが、本作は真犯人を目撃していながら、最後まで観ないとわからない、視覚トリックが採用されています。

“視覚トリック”なので、主人公が最初に抱いた印象が真犯人解明を邪魔したと言ってよいでしょう。

それは、思い込みによる記憶のすり込みで作り上げた、“虚偽記憶”もあわせ持ったトリックでした。

記憶のすり込みトリック

主人公のマークはヘルガの部屋で見た、鏡に映り込む絵画にマーサの顔を見ていました。ところが部屋の窓から逃げ去るような後ろ姿を目撃した時は、ハットに茶色のレインコート、殺害方法などから“男”だと思い込みます。

その真犯人らしき最初の目撃が、“すり込み”による記憶となって、鏡に映り込んだ絵画の記憶があいまいになったのです。

つまり、自分の見た現実と思い込みによる“虚偽記憶”が、さも事実のように残ってしまうという仕組みです。

カルロが幼少期に母親の殺人を目撃したショックはトラウマとなり、母親からなかったことにするよう記憶をすり替えられます。

しかし、カルロは目撃した事実と母からのすり込みに葛藤し、自分に言い聞かせ“虚偽記憶”に支配され精神に障害をきたしました。

終盤に屋敷で起きた惨劇を壁に描いた、カルロの過去を明かしたことで、“男”、“殺人”、マークの行動を知りうる人物という情報が、真犯人はカルロでは?と思わせます。

更にカルロがジャンナをナイフで刺し、銃をマークに向けたあたりで、彼に真犯人の要素が増えます。しかし、勘の良い方なら殺害方法に疑問も抱いたはずでしょう。

犯行に躊躇する気持ちがあり、残忍さがなかったからです。

そして、記憶力の良い人であればすぐにピンときます。ヘルガの部屋から犯人らしき姿を見た時、カルロの姿もあり、マークと一緒に悲鳴を聞いたからです。

真犯人に迫る伏線とは

マークは真犯人は“男”と思い込みますが、ストーリー内ではそうとは限らないという伏線がいくつかありました。

それがジャンナの存在です。彼女はまだ男社会だった記者を仕事にし、マークとの腕相撲も引けを取りませんでした。

つまり、マークの“女性とはこうあるもの”といった、固定概念は払拭するべきという伏線です。

カルロの恋人マッシモは男性でありながら、マークがイメージする女性らしさがあったことで、強くたくましいのが男性とはかぎらないと意味させます。

そして、真犯人のマーサは“元女優”だったので、男性ぽい衣装に身を包めば、それらしい仕草や声色もできるので犯行には十分でした。

マークが推理した犯人像からいち早く消された、マーサこそが真犯人だったという、どんでん返しは本作が見せたかった真骨頂の結果です。

『サスペリア2』は被害妄想から精神を病んだ妻が夫を殺害し、目撃者の息子カルロに秘密を共有させた、サイコパス母が犯した悲しい惨劇でした。

まとめ

(C)1974 MEDIASET

映画『サスペリア2』は日本で公開されたときは、106分の劇場版でした。今回、ご紹介したのは126分の完全版からのレビューとなりますが、内容自体は劇場版部分です。

当初、劇場版を観た人が完全版DVDの発売に、上映不可能だった過激なシーンがあるはずと、期待が高まったといわれています。

ところが追加されていたのは、登場人物の何気ない日常シーンなどでした。マークとカルロがピアノで連弾するシーン、警察官同士の会話やマークとジャンナの恋のかけひきなどです。

スプラッター映画ファンからは、多少がっかり感があったようですが、残酷シーンの合間にある、何気ないシーンが日常に潜む残虐事件として、妙にリアルな恐怖感を抱かせたともいえます。

本作はアルジェント監督の“視覚トリック”というアイデアが、サスペンスやホラー映画に革新的な効果を施し、多くのファンをとりこみました。

近年、科学的にも実証されてきた、記憶とは自分に都合よく書き換えられる仕組みが、この『サスペリア2』には盛り込まれているので、今観ることで作品が放つ斬新さが体感できるでしょう。

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