Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/02/01
Update

大阪アジアン映画祭2021年の開催日はいつ?オンライン配信の実施とスクリーン上映の双方で作品の魅力を届ける

  • Writer :
  • 大塚まき

16回目を迎える大阪アジアン映画祭が2021年も開催。

「⼤阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマにお届けする⼤阪アジアン映画祭。2021年で16回目となる同映画祭の開催概要、プログラム概要が決定しました。

今回は、トークやサイン会など交流の場については設けませんが、例年のスクリーン上映に加え、過去に⼤阪アジアン映画祭で上映された作品を「⼤阪アジアン映画祭オンライン座」としてオンライン上映します。

コロナ禍で映画鑑賞を取り巻く状況が変化するなか、より幅広い層に対して映画文化およびアジア映画の魅⼒を伝えます。

※上映作品ラインナップ、上映スケジュール等については、2月上旬より映画祭ウェブサイト上で順次発表を予定しています。なお、実施プログラムについては、新型コロナウイルス感染症の影響等により中⽌または変更する場合があります。最新情報は映画祭ウェブサイトにてお知らせします。

【連載コラム】『OAFF大阪アジアン映画祭2020見聞録』記事一覧はこちら

第16回大阪アジアン映画祭の開催概要

【名称】
第16回⼤阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2021)

スクリーン上映(第16回⼤阪アジアン映画祭入選作品)
【会期】
2021年3月5日(⾦)〜14日(日)

【場所】
梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田、ABC ホール他

【料金】
一般1,300円/⻘春22切符(22歳までの方)、当日券500円 全席指定席

【販売方法】
梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田上映分は各劇場ウェブサイト及び劇場窓口にて販売。
ABCホール上映分は映画祭ウェブサイト、及び会場窓口(上映当日分のみ)にて販売。
※チケット発売開始日時等の詳細については、2月中旬以降、映画祭ウェブサイトにてお知らせします。

⼤阪アジアン映画祭オンライン座(過去の⼤阪アジアン映画祭上映作品)
【会期】
2021年2月28日(日)〜3月20日(土)

【配信サイト】
映画祭ウェブサイト上の特設ページ

【料金】
⻑編1作品1,000円/短編1作品500円他
※視聴方法など詳細については、2月中旬以降、映画祭ウェブサイトにてお知らせします。

詳しくは第16回大阪アジアン映画祭公式ウェブサイトにてご覧ください。

スクリーン上映プログラム概要

【コンペティション部門】
本映画祭の中核となる部門。ジャパンプレミア以上となるアジア映画(日本映画を含む)の最新作を上映します。国際審査委員(3〜5名予定)により、グランプリ(最優秀作品賞)、来るべき才能賞等が授与されます。

【インディ・フォーラム部門】
気鋭の作家によるインディペンデント作品の上映を⾏います。日本映画は原則英語字幕付きで上映、⽶国ニューヨーク市の文化団体ジャパン・ソサエティーより贈られるJAPAN CUTS Awardの対象とし、映画人の世界への飛躍を⽀援していきます。

【その他特集企画・部門】
(※詳細は上映作品ラインナップ発表時に発表)
アジアの新しい潮流に光を当てた特集、新世代監督の台頭で⼤きく姿を変えた⾹港映画、台湾映画の特集等、新作から旧作まで、より多彩で多様なアジア映画の発掘・紹介を⾏います。

なお、全部門にわたり、一定の条件を満たした作品を対象に、観客の投票による観客賞、スポンサーアワード(朝日放送テレビによる ABC テレビ賞、薬師真珠による薬師真珠賞、芳泉文化財団による芳泉短編賞)が授与されます。

「大阪アジアン映画祭オンライン座」プログラム概要

過去に⼤阪アジアン映画祭で上映された作品から、特に好評を博した作品を中心に選定し、2月28日(日)から3月20日(土)までの期間限定でオンライン上映「⼤阪アジアン映画祭オンライン座」を実施します。

【オンライン座・オープニング作品】
2019 年開催の第 14 回大阪アジアン映画祭で JAPAN CUTS Award スペシャル・メンションを獲得した日本映画『WHOLE』に決定しました。

監督は、『波と共に』が第69回カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーに選出された神⼾市出⾝の川添ビイラル。関⻄を舞台に、ミックス・ルーツの⻘年が⾃⾝のアイデンティティを探し求める姿を描いたドラマです。

本作を「大阪アジアン映画祭オンライン座」初日の2月28日(日)からオンラインで上映します。

映画『WHOLE』の作品情報

【製作】
2019年(日本映画)

【監督】
川添ビイラル

【キャスト】
海・星野・サンディー、川添ウスマン、伊吹葵、菊池明明、尾崎紅

【あらすじ】
⼤学⽣の春樹は⼤学を辞めて、彼の⽣まれ故郷日本で⾃分探しをするために帰国します。

春樹は日本に着くとすぐ周囲から違うものを⾒るような目に晒され、⻑年会っていなかった両親との関係にも馴染めず苦しみます。

ある日、春樹は関⻄の団地に住む建築作業員のハーフの⻘年、誠に出会います。春樹と誠は性格や経済的なステータスは完全に正反対ですが日に日に友情を築いてゆきます。

様々な出来事を通して、春樹と誠はより親しくなり、そして彼らは「ハーフ」から「ホール」になる旅を始め…。

プレイベント紹介

映画祭の他にプレイベントも開催されます。

「大阪アジアン映画祭ポスター展」

大阪アジアン映画祭ポスター展として、今回、⼤阪アジアン映画祭で上映する作品のポスターを、会期前から展示します。

【会期】
2月24日(水)〜3月12日(⾦)(土日除く)/3 月1日(月)〜3月14日(日)

【場所】
⼤阪市役所正面玄関ホール(淀屋橋)/あべのキューズモール3階スカイコート横

「アジア映画ブックフェア」

第16回⼤阪アジアン映画祭に協賛して、⼤阪を代表する⼤型書店「MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店」にてアジア映画ブックフェアを開催します。

世界から注目されるアジア映画の多様で多彩な魅⼒が一堂に⼤集結します。

【会期】
2月15日(月)〜3月30日(火)

【場所】
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店5階 芸術書フロア

まとめ

「⼤阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマにお届けする第16回大阪アジアン映画祭は、2021年2月28日(日)より開催です

ラインナップ決定にもご注目ください。
【連載コラム】『OAFF大阪アジアン映画祭2020見聞録』記事一覧はこちら

関連記事

新作映画ニュース

イ・ビョンホン映画『それだけが、僕の世界』あらすじとキャスト。兄弟の絆を描いた感動作品とは

母に捨てられ、拳だけを信じて生きてきた元プロボクサーの兄。母だけを信じて生きる、サヴァン症候群の弟。兄弟の思いがけない再会は、やがて家族の絆を紡ぎだす…。 韓国を代表する俳優イ・ビョンホンと、注目度N …

新作映画ニュース

映画『彼女はひとり』キャスト/劇場公開日/上映館。黒沢清・森崎ウィンのおすすめコメントも紹介!

映画『彼女はひとり』は田辺・弁慶映画祭セレクション2020で上映。 テアトル新宿にて2020年11月20日(金)から開催される田辺・弁慶映画祭セレクション2020。 田辺・弁慶映画祭セレクション202 …

新作映画ニュース

【レインボー・リール東京2022】開催日時/上映作品/劇場。LGBTQおすすめ10作が国籍やジャンルを問わずセレクションされて公開!

第30回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)上映作品決定! LGBTQなどのセクシュアル・マイノリティをテーマとした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクションして上映する「第3 …

新作映画ニュース

『アイネクライネナハトムジーク』キャストの美奈子役は貫地谷しほり【演技力の評価とプロフィール】

映画『アイネクライネナハトムジーク』が2019年9月20日より全国ロードショー! 『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』など数多くの作品が映像化されている大人気ベストセラー作家・伊坂幸太郎。 伊 …

新作映画ニュース

映画『にわのすなば』あらすじ/キャスト/上映館。黒川幸則監督作品がマルセイユ国際映画祭に正式出品に!

マルセイユ国際映画祭出品された『にわのすなば』は2022年公開 『VILLAGE ON THE VILLAGE』の黒川幸則監督最新作『にわのすなば GARDEN SANDBOX』が2022年、ポレポレ …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学