大人のラブストーリー映画『東京の恋人』
ひさしぶりに再会した元恋人同士の2人による、ひと時のアヴァンチュールと、青春への別れが描かれる映画『東京の恋人』。
本作の中で、ヒロインの満里奈役を演じる川上奈々美の独占インタビュー動画を行いました。
恵比寿☆マスカッツや『メイクルーム』『下衆の愛』など、女優としてもマルチに活躍する川上奈々美。どのように本作のヒロイン役に挑み、憑依型の役作りや、現場での裏話などを大いに語っていただきました。
川上奈々美のインタビュー動画(前編):6分11秒
川上奈々美のインタビュー動画(後編):5分38秒
映画『東京の恋人』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
下社敦郎
【キャスト】
森岡龍、川上奈々美、吉岡睦雄、階戸瑠李、木村知貴、西山真来、睡蓮みどり、窪瀬環、辻凪子、秋田ようこ、松本美樹、矢野昌幸、いまおかしんじ、佐藤宏、マメ山田、榎本智至、伊藤清美
【作品概要】
映画と音楽の祭典「MOOSIC LAB 2019」長編部門にて、松永天馬賞を受賞。あわせて主演の川上奈々美が最優秀女優賞を受賞しました。映画で使用されている楽曲は「東京60WATTS」の初期の作品。「外は寒いから」「ふわふわ」などアンニュイな歌詞に、哀愁サウンドが物語を盛り上げます。
監督は、2016年『WALK IN THE ROOM』にて、TAMA NEW WAVEコンベティション入選、カナガワ映画祭では期待の新人監督入選を果たし、これまで映画音楽も手掛けてきた下社敦郎監督。
主演は、映画『茶の味』でデビューし、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」やTBSドラマ「カルテット」にも出演、また映画監督としても活動する森岡龍。そしてW主演となった、恵比寿☆マスカッツ所属、『メイクルーム』や『下衆の愛』など女優としても活躍する川上奈々美が、体当たりの演技を見せます。
映画『東京の恋人』のあらすじ
朝の6時。大貫立夫のもとに、別れた学生時代の恋人・満里奈からメールが届きます。「写真撮ってよ」。
ベッドの横には、出産間近な妻がまだ寝ています。立夫は、妻を気遣いながらも、東京での再会を約束しました。
映画監督の夢を諦め、結婚を機に群馬に移り住んだ立夫。夢に疲れた立夫が一方的に別れを告げてから、満里奈とは10年ぶりの再会となります。
「海に行こっ」と提案する満里奈に誘われるまま、ドライブに出る立夫。2人はお互いの今を語ることはありませんでした。
立夫は、海辺で天真爛漫にはしゃぐ満里奈をカメラに収めていきます。夢と希望に輝いていたあの頃に戻ったようでした。
立夫と満里奈の間にしか成立しないルール、青春の思い出の数々は、心地よく2人を酔わせ、それが自然の流れであるように、立夫は満里奈を抱きます。
「満里奈とこうして会えることが夢みたいだ」。立夫は、東京の夜の街を満里奈と遊びながら、映画監督の夢を思い起こしていました。
夜明けと共に別れの時はやってきます。それは、青春の終わりを告げるものでした。夢から覚めて、現実を生きなければなりません。
満里奈に渡された過去のビデオテープ。そこには、当時撮りためていた満里奈の素の姿と、別れた自分への「ひとつの約束」が映っていました。
*本記事に使用したインタビュー動画は、《映画メディア「アマゴチャン MOVIE A GO GO」》で制作された動画であり、本サイト「Cinemarche」と業務提携の姉妹サイトです。