北米最大の映画祭JAPAN CUTSにて観客賞を受賞。
この度、公開が延期となっていた、映画『ミセス・ノイズィ』(天野千尋監督、出演:篠原ゆき子、大高洋子、新津ちせ ほか)の新たな公開日が決定しました。
映画『ミセス・ノイズィ』の新たな公開日は2020年12月4日(金)より、劇場はTOHOシネマズ日比谷、ほか全国公開となります。
公開日決定にあたり、天野監督からのコメントも届きましたのでご紹介します。
映画『ミセス・ノイズィ』について
映画『ミセス・ノイズィ』は、第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部門のワールドプレミアで大反響を呼び、劇場公開が熱望された衝撃の問題作です。
ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2人の女の運命を狂わせる大事件へと発展。
「SNS炎上」や「メディアリンチ」など現代の社会事情も絡みつつ、後半は思わぬ方向に事態が進んでいくサスペンスフルな展開の、あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野監督によるオリジナル脚本の意欲作です。
本作は先日開催された北米最大の日本映画祭、JAPAN CUTS(ジャパンカッツ)にて観客賞を受賞。
そして、小説版『ミセス・ノイズィ』(実業之日本社文庫)の発売も決定致しました!
天野千尋監督のコメント
新たな公開日決定にあたり、天野千尋監督よりコメントが届きました。
長い待機時間を経て、公開予定が決まりました。観たい!と言ってくれていた方々にようやく届けられると思うと心から嬉しい。
この自粛期間中、SNS上の誹謗中傷にまつわる事件や論争が重なりました。本作を構想し始めた5年前、私はこのテーマに向き合いたいと考え、脚本に盛り込みました。そして数年経った今、問題はますます世界中で大きくなっていると感じます。
映画が何かの解決策になるとは思いませんが、今こそ沢山の人に作品を観て頂き、その中の誰かが、この問題に想いを馳せるきっかけの1つになることを、願います。
映画『ミセス・ノイズィ』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
天野千尋
【キャスト】
篠原ゆき子、大高洋子、長尾卓磨、新津ちせ、宮崎太一、米本来輝、洞口依子、和田雅成、田中要次、風祭ゆき
【作品概要】
あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野監督によるオリジナル脚本の意欲作。
主人公の小説家、吉岡真紀を演じるのは『共喰い』(2013)『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)などの篠原ゆき子。本作の好演で第59回アジア太平洋映画祭主演女優賞を受賞しました。
謎の隣人夫婦役はオーディションにて抜擢された大高洋子と宮崎太一。真紀の夫・裕一を長尾卓磨、真紀の従兄弟・多田直哉役を米本来輝、真紀の娘・菜子を『Foorin』のメンバー“ちせ”としても活躍中の新津ちせが演じています。
映画『ミセス・ノイズィ』のあらすじ
小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(36)。
スランプ中の彼女の前に、ある日突如立ちはだかったのは、隣の住人・若田美和子(52)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々でした。
それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一方。執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていきます。
そんな日々が続く中、美和子を小説のネタに書くことで反撃に出る真紀。
ですがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまいます。
2人のケンカは日増しに激しくなり、家族や世間を巻き込んでいき、やがてマスコミを騒がす大事件へと発展し…。
まとめ
その戦いは、一枚の布団から始まった…。
ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立がマスコミやネット社会を巻き込んで大事件に発展していく本作は、ラストまで目が離せない展開の連続です。
映画『ミセス・ノイズィ』は2020年12月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、ほか全国にて公開です。
TOHOシネマズ日比谷以外の劇場公開情報につきましては、決まり次第『ミセス・ノイズィ』の公式ウェブサイト、公式SNS等でお知らせされます。