写真家 バート・スターンが挑んだ珠玉の音楽ドキュメンタリー。
名カメラマンが撮った音楽界のレジェンドたち。
アメリカ最大級の音楽フェスティバル「ニューポート・ジャズ・フェスティバル(Newport JazzFestival)」―日本のジャズシーンの方向性を決定づけたと言われる伝説の夏フェスの模様を中心に捉え、1959年のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されるや、その大胆な撮影方法や映像の美しさが世界の映画人に衝撃を与えた『真夏の夜のジャズ』。
日本公開から60年、この夏、伝説の音楽ドキュメンタリーが、4K版『真夏の夜のジャズ 4K』となってより鮮やかにスクリーンに蘇ります。
『真夏の夜のジャズ 4K』は、2020年8月21日(金)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか絶賛上映中です。
公開を記念して、有名ファッション誌で活躍していた監督バート・スターンの撮影風景と、ジャズ界の巨星の秘蔵アーティスト写真をご紹介します。
映画『真夏の夜のジャズ』とは?
>(C)1960-2019 The Bert Stern Trust All Rights Reserved.
1958年の夏、4日間に渡って開催された「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」の模様を捉えた音楽ドキュメンタリーの傑作『真夏の夜のジャズ』。
1959年のヴェネチア国際映画祭で初披露されると、センスあふれる映像と大胆な演出で大反響を巻き起こしました。
豪華ミュージシャンが競演するステージはもちろんのこと、音楽を楽しむ人々や、同時期に行われたアメリカズカップのヨットレースなどを独自の視点で切り取った本作は、50年代のアメリカ文化を鮮烈に伝える、単なる音楽ドキュメンタリーにとどまらない魅力に溢れています。
1999年、半永久的に保存すべき作品として、『ローマの休日』(1953)などとともにアメリカ国立フィルム登録簿に登録されました。
バート・スターン監督について
本作の監督は、新進気鋭の写真家としてニューヨークを中心に活躍していた当時若干28歳のバート・スターン。
「VOGUE」や「LIFE」などの有名雑誌をはじめ、一流企業の広告写真など幅広い分野で活躍し、マリリン・モンローの最後の写真を撮ったことでも有名な大物写真家です。
スタンリー・キューブリックの友人であり、『ロリータ』(1962)の印象的なポスター写真も撮影。
スターン監督にとって映画は未知の分野でしたが、熱狂的なジャズファンだったこともあり、ニューポート・ジャズ・フェスティバルの発起人夫妻からの依頼を快諾する形でこの作品が出来上がったといいます。
秘蔵アーティスト写真紹介
待望の日本公開を記念し、『真夏の夜のジャズ』で圧巻のパフォーマンスを披露したサッチモことルイ・アームストロングを、監督バート・スターンが撮影したアーティスト写真が公開となりました。
名写真家が捉えたジャズ界の巨星は、トランペットを片手に満面の笑みを見せています。
映画『真夏の夜のジャズ 4K』の作品情報
【日本公開】
2020年(アメリカ映画)
【原題】
JAZZ ON A SUMMER’S DAY
【製作・監督】
バート・スターン
【キャスト】
ルイ・アームストロング、セロニアス・モンク、チャック・ベリー、アニタ・オデイ他
映画『真夏の夜のジャズ 4K』のあらすじ
1958年の夏、4日間に渡って開催された「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」。
ジャズ界の巨星“サッチモ”ことルイ・アームストロングを始め、「ブルー・モンク」ほか数多くのスタンダード・ナンバーで知られるピアニスト セロニアス・モンク、ロックンロールの創始者の一人としてビートルズやローリング・ストーンズ、ビーチボーイズなどに大きな影響を与えたチャック・ベリーらの豪華アーティストがフェスを彩りました。
加えて、フリー・インプロヴィゼーションの先駆けとなった奇才ジミー・ジュフリー、マイルス・デイヴィスの名盤「クールの誕生」に参加し、作編曲兼プレイヤーとして脚光を浴びたジェリー・マリガン、モダンジャズの祖チャーリー・パーカーの後継者として人気を博したソニー・スティットらジャズ界の伝説的な面々が多数参加。
伝説の音楽ドキュメンタリーが、4K版となってより鮮やかに蘇ります。
まとめ
若き天才写真家は、4日間にわたるジャズフェスティバルをどのように捉えたのか?
音楽、観客、ヨットレースといったさまざまな要素がバート・スターンならではの感性で表現されるセンス抜群の映像は、映画ファン・ジャズファンならずとも一度は見ておきたい作品です。
世界を沸かせた真夏の夜の祭典が、いま4Kで蘇ります。
映画『真夏の夜のジャズ 4K』は、2020年8月21日(金)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか絶賛上映中!