リモート短編映画『はるかのとびら』全国一⻫配信開始。
神戸元町映画館での上映では連日立ち見が出る大盛況となるなど、大きな盛り上がりを見せた映画『みぽりん』。
その『みぽりん』の監督である松本大樹が、外出自粛で家で過ごす人々に元気になって欲しいと、キャストたちに声を掛けて完全リモートで短編映画『はるかのとびら』を制作しました。
本記事ではYouTubeにて無料配信中の『はるかのとびら』についてお伝えします。
映画『はるかのとびら』について
短編映画『はるかのとびら』はスタッフ・キャスト全員が一度も会わずに完全リモートで制作されました。
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の延⻑が発表された2020年5月4日に、本作の企画・監督・脚本・編集を務めた松本大樹が制作を決意。わずか5日間で制作され、配信が開始されました。
本作には、2019年カナザワ映画祭観客賞受賞・おおさかシネマフェスティバル2020ワイルドパンチ賞を受賞し、京阪神のミニシアターを中心に大変話題となったインディーズ映画『みぽりん』の出演者達が本人役として出演をしています。
『みぽりん』にて山荘に監禁される主人公のアイドルを演じた津田晴香は本作でも、澪クリエーションに所属する新人タレント“津田晴香”として主演。
津田を支える『みぽりん』キャストは、マネージャーコンビを演じた合田温子と井上裕基、アイドルオタク役を務めた近藤知史、アイドルグループのライバル役だったmayu、コワーイみぽりん先生役の垣尾麻美と、ファンならさらに楽しめる作品となっています。
松本大樹監督のコメント
自粛生活で落ち込んでいたという松本大樹監督が本作を制作しようと思ったきっかけは、上田慎一郎監督が無料動画配信した短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』だったそう。
の、少しでも世の中の人を元気づけようとステイホームで作った上田監督に刺激を受け、急遽『みぽりん』チームを集めてリモート撮影しました。
映画『はるかのとびら』の配信開始にあたり、松本監督は以下のように語っています。
新型コロナウィルスの感染拡大によって、今多くの方々が仕事を失い、希望を失い、孤独感に襲われ、明日が見えない将来に不安を感じながら、日々自粛生活を過ごしている状況かと思います。
本作はこのようなリモート制作コンテンツを観る気力さえ起こせないような絶望感を感じている方々に、少しでも寄り添いたいという気持ちから、制作に至りました。
超特急でUPした作品で、なにぶん至らない点も多々あるかと思いますが、この短編映画が誰かの気持ちを少しでも明るくし、心の扉を開くきっかけになってくれたらと願っています。
一日も早く、誰もが未来に希望を抱ける平和な日常が取り戻されますように・・・
映画『はるかのとびら』の作品情報
【配信】
2020年(日本映画)
【監督・脚本・編集・企画・制作プロデュース】
松本大樹
【キャスティング協力】
澪クリエーション、露木一矢
【衣装監修】
冨本康成
【ヘアメイク監修】
篁怜
【撮影】
津田晴香
【キャスト】
津田晴香、合田温子、井上裕基、近藤知史、mayu、垣尾麻美
映画『はるかのとびら』のあらすじ
「澪クリエーション」に所属する新人タレント・津田晴香。緊急事態宣言下で自粛する中、彼女は眠れない日々を過ごしていました。
そんな中、同じ事務所の先輩たちから次々とビデオ通話がかかって来ます。元気付けようとする先輩たちでしたが、どうしても気持ちを上げる事の出来ない津田。
そこで、事務所のリーダー格女優の垣尾麻美が立ち上がり…。
まとめ
動画:『はるかのとびら』
『みぽりん』の松本大樹監督がキャストを再集結させて制作した本作。『みぽりん』を知らない方でも楽しんで観られる作品になっています。
先の見えない日々を不安を抱えて暮らす人々への、ひとすじの希望となる本作『はるかのとびら』をぜひご鑑賞ください。