映画『殺意の誓約』はアイスランド・アカデミー賞6部門受賞!本国ではNo.1大ヒット作。
また、映画『2ガンズ』『エベレスト3D』のバルタザール・コルマウクル監督が、母国アイルランドで作り上げた本格派サスペンス・スリラー。
10月15日(日)よりヒューマントラストシネマ渋谷、
11月7日(火)よりシネ・リーブル梅田にて公開!
CONTENTS
1.映画『殺意の誓約』の作品情報
【公開】
2017年(アイスランド)
【原題】
Eiðurinn (英題:The Oath)
【脚本・監督】
バルタザール・コルマウクル
【キャスト】
バルタザール・コルマウクル、ヘラ・ヒルマー
【作品概要】
各国の映画祭で評価された『2ガンズ』や『エベレスト3D』のバルタザール・コルマウクル監督が、自ら主演の医師フィンヌル役を務め、母国アイスランドで撮影に挑んだ作品。
アイスランドのアカデミー賞6部門を受賞した北欧発の本格サスペンス・スリラー。
バルタザール・コルマウクルのプロフィール
バルタサール・コルマウクル(Baltasar Kormákur)は、1966年2月27日生まれのアイスランドの俳優、映画監督。
俳優として活動していたバルタサール・コルマウクルですが、監督を務めるようになると一層その才覚を発揮するようになります。
監督として評価された『101レイキャヴィーク』(2000)予告編
2000年に公開された『101レイキャヴィーク』はベルリン国際映画祭をはじめ、トロント国際映画祭やロカルノ国際映画祭など選出。
そのほかにも世界各国の映画祭で上映され、多数の映画賞を受賞しました。
また、2007年に『Mýrin』は、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭にて、クリスタル・グローブを受賞。
2012年に『ザ・ディープ』は、第37回トロント国際映画祭などで公開された後、アカデミー賞外国語映画賞のアイスランド代表に選出されます。
『ザ・ディープ』(2012)予告編
日本ではあまり知られてはいないバルタザール・コルマウクルですが、俳優業の活動以上に監督として評価を受けています。
世界各地の国際映画祭への正式出品だけでなく、北欧評議会映画賞やエドタ賞ベストディレクター賞などは、何度も受賞する常連監督で実力のある映像作家として知られています。
バルタサール・コルマウクルのフィルモグラフィ
映画『エベレスト 3D』メイキング映像
『Djöflaeyjan』(1996) 出演
『Englar alheimsins』(2000) 出演
『101レイキャヴィーク 101 Reykjavík』 (2000) 監督・出演
『Skrímsli』(2001) 出演
『愛と欲望の果て Minä ja Morrison』(2003) 出演
『Hafið』(2002) 監督・製作
『陽のあたる場所から Stormy Weather』(2003) 出演・製作
『Dís』(2004) 製作
『A Little Trip to Heaven』(2005) 監督・脚本・原案・製作
『Mýrin』(2006) 監督・脚本・製作
『Brúðguminn』(2008) 監督・脚本・製作
『Reykjavík – Rotterdam』(2008) 出演
『7デイズ Inhale』(2010) 監督
『ハード・ラッシュ Contraband』(2012) 監督・製作
『ザ・ディープ Djúpið』(2012) 監督・脚本
『2ガンズ 2 Guns』 (2013) 監督
『エベレスト 3D Everest』(2015) 監督・製作
バルタサール・コルマウクルは、俳優兼監督として知られる作家です。
彼をよく知らないあなたは、今作『殺意の誓約』でその実力のほどを確かめてみるのもよいでしょう。
2.映画『殺意の誓約』のあらすじ
フィンヌルは外科医として成功し、その分野の第一人者として病院内外からの信頼も厚い人物。
そして美しい妻とまだ幼い娘と仲睦まじく、何不自由なく暮らしていました。
そんな彼の唯一の気がかりは、前妻との間の娘アンナのことでした。
大学入学をきっかけに一人暮らしを始めたものの、大学を中退してしまったうえ、働くでもなく恋人の家に入り浸る日々を過ごしていました。
アンナの恋人オッターが薬物絡みで金を稼ぎ生活していることを知ったフィンヌルは、どうにかして2人の関係を引き離そうと警察にオッターの薬物所持を密告しました。
しかし、オッターは逮捕されることなく、証拠不十分で釈放されてしまいました。
事の次第を知ったオッターは、逆にフィンヌルを脅迫し、嫌がらせを始めるようになります。
家族の身に迫る危険を感じたオッターは、医師という立場を利用して、愛する者を守るためにある計画を企てるようになるのですが…。
3.映画『殺意の誓約』の見どころは
本作はアイスランドの興行収入ランキングで初登場から2週連続1位を獲得したそうです。
また、年間ランキングでも『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に次ぐ第2位と記録的大ヒットとなり、その年のアイスランド・アカデミー賞(Edda Award)では13部門ノミネート、主演女優賞ほか6部門を見事受賞いたしました。
そのほかトロント国際映画祭などにも出品され、国内外の観客と批評家それぞれから熱い支持を獲得しています。
本作『殺意の誓約』の監督を務めたのは、全米No.1大ヒットとなったデンゼル・ワシントン、マーク・ウォールバーグ主演のアクション映画『2ガンズ』。
コルマウクル監督作品『2ガンズ』予告編
実際に起きた山岳遭難事件に基づくサバイバルアドベンチャー『エベレスト 3D』などを手がけ、近年はハリウッドで活躍するアイスランド出身の名匠バルタザール・コルマウクル。
本作『殺意の誓約』では、製作・監督・脚本・主演と多彩な才能を見せる役割を担い、久しぶりの母国アイスランドで全身全霊を込めて映画制作に没頭しました。
荘厳な純白の雪景が印象的な映像美と、また目を背けたくなるほどの緊張感に彩られた物語は、観る者を惹きつける新たな本格的サスペンス・スリラーを作り上げました。
きっと、あなたの心を鷲掴みすること間違いありません。
まとめ
映画『殺意の誓約』は、“世界中のガツン!とくる映画集めました”をテーマとした特集上映「ワールド・エクストリーム・シネマ2017」にて上映します。
アイスランド発の本格的サスペンス・スリラー『殺意の誓約』は、10月15日(日)よりヒューマントラストシネマ渋谷、11月7日(火)よりシネ・リーブル梅田にて公開です。
ぜひ、お見逃しなく!