映画『普通は走り出す』はアップリンク吉祥寺にて2019年10月25日(金)より公開。
『そして泥船はゆく』『七日』『プールサイドマン』『地球はお祭り騒ぎ』が4作連続で東京国際映画祭へ正式出品され、『プールサイドマン』でドイツのニッポンコネクションでニッポン・ヴィジョンズ審査員賞を受賞。
さらには最新作『叫び声』が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に入選が決定するなど、国内外で高い評価を得ている渡辺紘文監督の劇場公開最新作『普通は走り出す』と特集上映の予告編が完成、解禁となりました。
映画『普通は走り出す』について
本作はロックバンド・トリプルファイヤーの楽曲にインスパイアを受け、映画監督とミュージシャンのコラボ映画祭MOOSIC LAB2018のために制作され、審査員特別賞を受賞。
渡辺監督自身が演じる映画監督が映画製作に苦しみ、毒を吐き続けながら、やがて現実とも虚構ともつかない世界に足を踏み入れていく様を描く渡辺紘文版『8 1/2』ともいえる怪作となっています。
他に出演は、松本まりか(映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』、ドラマ『ブラックスキャンダル』等)、萩原みのり(映画『心が叫びたがってるんだ。』『お嬢ちゃん』等)他、ほのか、永井ちひろ、加藤才紀子ら豪華女優陣にも注目です。
映画『普通は走り出す』の予告編
公開された予告編では、映画製作に苦悩し、愚痴を炸裂させる映画監督の日常がトリプルファイヤーによる主題歌と共に独特のテンポで描かれ、観るものを奇妙な世界へと一気に引きずり込んでゆきます。
また、今泉力哉監督(『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』)からは「渡辺兄弟がいなかったら今の自分はいない。」と、山内ケンジ監督から「今現在、日本で面白く最も重要な映画作家」と絶賛コメントも見られ、期待が高まります。
映画『普通は走り出す』の作品情報
【日本公開】
2019年(映画)
【監督・脚本】
渡辺紘文
【劇中歌・主題歌】
トリプルファイヤー
【キャスト】
渡辺紘文、萩原みのり、古賀哉子、加藤才紀子、ほのか、黒崎宇則、永井ちひろ、久次璃子、平山ミサオ、松本まりか
映画『普通は走り出す』のあらすじ
「蓮實重彦だろうが、アンドレ・バザンだろうが、淀川長治だろうが、佐藤忠男だろうが…!」など傍若無人に映画評論家への愚痴を炸裂させる大田原在住の自主映画監督。
電話の向こうの「直井さん」なる人物といい、こりゃヤツアタリの楽屋オチか!?と思いきや、トリプルファイヤーの怪曲群がミュージカル顔負けにパズルのピースとして完璧に組み込まれている精巧さ。
正しい意味でフェリーニを受け継いだ渡辺紘文版の『8 1/2』と呼ぶべき傑作。
そして問題のシーン、燃えていく老舗映画雑誌の表紙に写っている映画作家は誰だ!?
まとめ
同時開催される「異能・渡辺紘文監督特集上映 大田原愚豚舎の世界」では『八月の軽い豚』(2007)、『そして泥船はゆく』(2013)、『七日』(2015)、『プールサイドマン』(2016)、『地球はお祭り騒ぎ』(2017)の5本を加え、映画音楽家・渡辺雄司と共に兄弟によって、故郷・栃木県大田原市を拠点に旗揚げされた大田原愚豚舎の全貌をまとめて観ることができます。
100枚限定のオリジナルステッカー付3回鑑賞券(3枚セット・3600円)も発売が決定。アップリンク吉祥寺と、メイジャーのWEBサイトにて限定発売となります。
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『普通は走り出す』は2019年10月25日(金)より、アップリンク吉祥寺にてロードショー!