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Entry 2019/06/25
Update

映画『五億円のじんせい』キャストの詐欺グループリーダー・熊谷役は松尾諭【演技力の評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

ちょっとだけボクの話を聞いてくれませんか!
映画『五億円のじんせい』が2019年7月20日より全国公開!

オリジナル企画、出演者、ミュージシャンをオーディションで選出しながら作品を完成させるという挑戦的な取り組み「NEW CINEMA PROJECT」。

そこで第一回グランプリを受賞した映画『五億円のじんせい』が、2019年7月20日(土)よりユーロスペースほかにて公開されます。

日本映画界の新たな息吹を感じさせるフレッシュな監督・脚本家・そしてキャストで贈る本作。

この記事では、詐欺グループのリーダー・熊谷役を演じる松尾諭(さとる)について詳しくお伝えしていきます。

映画『五億円のじんせい』の作品情報


(C)2019 「五億円のじんせい」NEW CINEMA PROJECT

【公開】
2019年(日本映画)

【監督】
文晟豪(ムン・ソンホ)

【脚本】
蛭田直美

【主題歌】
ZAO「みらい」

【キャスト】
望月歩、山田杏奈、森岡龍、松尾諭、芦那すみれ、吉岡睦雄、兵頭功海、小林ひかり、水澤紳吾、諏訪太朗、江本純子、坂口涼太郎、平田満、西田尚美

【作品概要】

監督は短編映画『ミチずレ』(2014)の文晟豪(ムン・ソンホ)。

脚本は『女の機嫌の直し方』(2019)の蛭田直美です。

望月歩が本作で映画初主演し、“五億稼がなければならない”主人公を瑞々しく演じました。

物語のキーパーソンを演じるのは映画『ミスミソウ』の主演が印象深い山田杏奈。

サブキャストには山田杏奈、兵頭功海、小林ひかりのほか、西田尚美、森岡龍、平田満、松尾諭、水澤紳吾、芦那すみれ、諏訪太郎ら実力派が勢ぞろいしました。

映画『五億円のじんせい』のあらすじ


(C)2019 「五億円のじんせい」NEW CINEMA PROJECT

幼い頃に、善意の募金五億円により心臓手術に成功し、命を救われた少年、高月望来。

健康に成長し17歳になった望来は、五億円にふさわしい自分であろうとして周囲からの期待を引き受け、マスコミに晒される、窮屈な青春を送っていました。

ある日、とある出来事をきっかけにSNSで自殺を宣言したところ、見知らぬアカウントから「死ぬなら五億円返してから死ね」というメッセージが届きます。

夏休み、家を飛び出し、五億円の“借金”を返して自由になるための旅に出る望来。

そして、様々な人と出会い、事件に巻き込まれながら、思わぬ発見が彼を待っていて…。

映画『五億円のじんせい』詐欺グループのリーダー・熊谷役は松尾諭(さとる)

参考映像:『シン・ゴジラ』

映画『五億円のじんせい』で詐欺グループのリーダー・熊谷役を演じる松尾諭(さとる)は1975年12月7日生まれの俳優。兵庫県出身。エフ・エム・ジー所属。

高校時代は県内屈指の強豪だった西南南高校ラグビー部に所属。同高校ラグビー部二年後輩に、『銀魂』『おそ松さん』で知られるアニメーション監督の藤田陽一がいます。

高校2年の時に学校行事で見た舞台をきっかけに俳優を志します。

大学時代に産経新聞にアルバイトとして勤務。大学中退後も勤務し、正社員を勧められるまでになったものの、役者を目指すために退職しました。

2000年上京。劇団オーディションなどを受ける中、たまたま自宅前路上で落とし物の航空券を拾い、偶然にもその落とし主が芸能プロダクションエフ・エム・ジーの社長だったことから、エフ・エム・ジーへの所属が決まります。

同年映画『忘れられぬ人々』で俳優デビュー。

下積み時代には、同事務所の井川遥の付き人も務めていました。

映画『亡国のイージス』『初雪の恋 ヴァージン・スノー』、テレビドラマ『電車男』などに出演。

2007年ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で主要SP役の5人の中の一人にオーディションで抜擢され、注目されます。

その後NHK大河ドラマ『天地人』、映画『テルマエ・ロマエ』『シン・ゴジラ』など多数の人気作に出演。

2018年のNHK連続テレビ小説『わろてんか』では、広瀬アリス演じるリリコと漫才コンビ『ミス・リリコ アンド シロー』を組み、後に結婚する川上四郎役を好演。

格闘技好きで、自らも総合格闘技を習っており、『進撃の巨人』ではアクションシーンを披露しています。

映画『五億円のじんせい』詐欺グループのリーダー・熊谷役はどんな役?

熊谷は、オレオレ詐欺グループのリーダー。クセでいつも耳をほじっています。

何も知らないでついて行った主人公の望来を、オレオレ詐欺の金の受け渡し要員に使おうとします。

家族を傷つけると脅され、騙された老婆のもとへと金を受け取りに行った望来ですが、たまりかねて真実を告げ、お金を放り出して逃げ出します。

しかし、熊谷は望来の携帯電話に盗聴アプリを仕掛けていたため、ドアを飛び出してきた望来をすぐに拉致。

原発の影響残る東北へと望来を連れて行き、口封じのために彼を殺して埋めようとしますが…。

松尾諭(さとる)の演技力の評価は

コミカルでおどける演技に定評がある松尾諭。ラグビー出身の肉付きの良い体型も特徴的な俳優です。

2007年に岡田准一主演のヒットドラマ『SP警視庁警備部警護課第四係』で、オーディションを勝ち抜いて主要SP五人の内の一人という重要な役に抜擢されました。

趣味の総合格闘技が、オーディションで同ドラマの関係者の注目を集めたそうです。

大ヒット映画『シン・ゴジラ』にも出演。主人公の盟友・泉修一をクールに演じ、高く評価されています。

2018年のNHK連続テレビ小説『わろてんか』では、広瀬アリス演じるリリコと漫才コンビ『ミス・リリコ アンド シロー』を組み、後に結婚する川上四郎役を好演。

喋りが不得手で「喋らない漫才師」の役。芸に精進し、朴訥にリリコを深く愛する四郎は、大きな共感を呼びました。

本作『五億円のじんせい』では、望来を犯罪に引っ張り込んだ末に、命を奪おうとする極悪人の熊谷役。

凄みある半面、いつも耳をほじっていたり、「わかるよー」とゆるい言葉を口癖のように言い続けたり、どこかユーモラス。

松尾の得意とするコミカルな演技が生き、憎めない魅力的なキャラクターに見事仕上げています。

松尾諭(さとる)の公式SNSの紹介

松尾諭(さとる)の公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。

まとめ


(C)2019 「五億円のじんせい」NEW CINEMA PROJECT

「NEW CINEMA PROJECT」にて400本の候補作の中からグランプリを受賞した映画『五億円のじんせい』。

本作は7月の公開に先立ち、2019年3月15日(金)より開催される第一回愛媛国際映画祭のコンペティション部門にて上映が決定しています。

かつて五億円の募金で命を救われた少年が、死ぬための闇バイトで見つけた、命の本当のねだん。

主人公・望来を犯罪の道に引っ張り込む極悪詐欺グループリーダーの熊谷役を、憎めないキャラクターにみせる松尾諭の絶妙な演技にも注目です。

フレッシュな監督・脚本家・そしてキャストで贈る映画『五億円のじんせい』は、2019年7月20日(土)よりユーロスペースほかにて公開です。

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