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Entry 2024/05/20
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【6話ネタバレ】約束|ドラマ感想考察とあらすじ解説。葵は犯人?香坂(横山裕)の過去ד同時多発”な現在・過去の遺体発見の謎

  • Writer :
  • 谷川裕美子

葵の疑惑の真相は?新たな犠牲者・新たな謎の第6話

予測不能で、真犯人は一体誰なのかと考察せずにはいられない、スリルたっぷりな完全オリジナルの心理サスペンスドラマ『約束~16年目の真実~』

16年前に生まれ育った町で起きた連続殺人事件で人生を奪われ、故郷に戻って事件の真相に迫ろうとする女性刑事。しかし帰郷後、殺人事は再び起こり始めます。

主演の中村アンをはじめ、横山裕、岡部たかし、杉本哲太ら豪華キャストが紡ぐスリリングなストーリーが病みつきになる一作。第6話では、さらに物語は急展開を見せます。

明らかとなった新たな犠牲者。今回疑惑の目を向けられたのは、葵の元同級生・桃……果たして恐ろしい犯罪を起こしたのは、いったい誰なのか。さらに深まる事件の謎に葵が迫ります。

ドラマ『約束~16年目の真実~』の作品情報

【放送】
2024年(日本ドラマ)

【演出】
山本大輔、今和紀、吉川祐太 ほか

【脚本】
小峯裕之、本田隆朗、富安美尋

【音楽】
木村秀彬

【キャスト】
中村アン、横山裕、細田善彦、佐津川愛美、森永悠希、織田梨沙、坪倉由幸、樋口幸平、森優作、長谷川朝晴、井上肇、向里祐香、山田キヌヲ、川床明日香、岡部たかし、杉本哲太

【作品概要】
16年前に起きた連続殺人事件によりすべてを奪われた女性刑事・桐生葵が、父の無実を証明するために故郷に戻り、事件の真相に迫るさまをスリリングに描くサスペンスドラマ。

葵が帰郷した途端に再び事件が次々に発生し、青春時代をともにした同級生らまでも容疑者に。登場人物全員、互いが互いを疑い疑われるストーリーから一瞬たりとも目が離せません。考察必至の極上ミステリーです。

主演を中村アンが務め、バディの刑事を横山裕が演じます。細田善彦、佐津川愛美、森永悠希、織田梨沙が元同級生役を演じるほか、杉本哲太、岡部たかしらベテラン実力派が脇を固めます。

ドラマ『約束~16年目の真実~』第6話のあらすじとネタバレ

16年前の殺人事件の現場と同じ場所で、葵はビー玉を口に詰められた女性の遺体を発見。

連続殺人が再開されたと葵は確信し、望野署には連続殺人事件・捜査本部が設置されました。捜査第一係には、警視庁の矢吹が赴任します。

新たな被害者は、半年前から望野町に住む18歳の和田瑠璃。

瑠璃を殺害した犯人は、16年前の犯人と同一人物の可能性が高いと想定され、本部では捜査が進められることとなります。

香坂は「この犯人による被害者が、他にもいる可能性がある」と言及しますが、矢吹から「余計な考えを起こさないほうが身のためだ」と釘を刺されます。香坂と矢吹の関係に違和感を持った葵は話を聞こうとしますが、彼は何も語ろうとはしませんでした。

やがて瑠璃の携帯の通話履歴から、彼女が最後に通話した相手は葵の高校時代の同級生である桃と判明。葵と香坂は事情聴取を行います。桃は「瑠璃のことはよく知らない」と答えます。

そのような状況の中で、望野署に連続殺人事件に関する匿名通報が入ります。葵たちは通報の場所に向かいました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアにはドラマ『約束~16年目の真実~』第6話ネタバレ・結末の記載がございます。ドラマ『約束~16年目の真実~』第6話をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

通報された現場は、葵の実家の裏庭。なんとそこからは、埋められていた3体の白骨化遺体とビー玉が発見されました。

桃が自分の実家の庭掃除をしてくれていたことを思い出した葵は、桃へ会いに行こうとして香坂に止められます。しかし葵は彼を振り切って、桃の営む洋食店に乗り込みました。

閉店まで席で待っていた葵でしたが、閉店直後に同じく葵の高校時代の同級生であるフリーライターの不破、タクシー運転手の勇樹がやってきます。

葵が桃を疑っていることに気づいた不破は、桃を店から連れ出してアシストし、その隙に葵は店のスタッフルームに忍び込んで捜索を始めました。

桃の室内には、不破が高校時代に書いたシナリオ『サクリファイス』が置かれていました。事件に合致する内容が書かれているのを見つけた葵は、独断で桃に手錠をかけます。

桃は「シナリオは、何者かによって家のポストに入れられていた」と供述。

またアザだらけの瑠璃の写真を見せ、彼女が彼氏のDVから逃げてきていたことも告白。しかし桃もまた瑠璃の彼氏から脅され、その結果「瑠璃を知らない」と嘘をついてしまったのです。

母親に捨てられた過去を持つ桃は、苦しみをひとりで抱え込み、自分と同じように苦しむ女性を助けたいという思いから駆け込める場所として洋食店を開きました。

一方、ひとりの女性が署を訪れ「ロープを持った男が殺人現場から逃げる姿を目撃した」と証言し、それにより桃は釈放されました。謝罪する葵に対して、桃は「葵は自分の仕事をしただけだよ」と慰めます。

そこに、白骨化遺体の一人が桃の母親のものだと報告が入りました。

始末書を書く葵のもとには香坂が現れ、「人に信じてもらえるだけの力が欲しかったから、自分は刑事になった」と明かします。そして、「その力は使い方を誤れば、人の人生を壊しかねないものなのだ」と。

何者かが、シナリオをさらに書き進めています。その後「速水家の裏庭には、遺体が埋まっている」という文面がPCに浮かび上がりました。

ショックで引きこもった桃のために、元同級生らは彼女の店に貼られた大量の罵詈雑言の貼り紙を剥がしてやりました。

そんな中、天草の携帯が鳴ります。店内にいた天草に代わって葵が通話に出ると、相手は香坂でした。

香坂は葵の持つ携帯が、和田瑠璃の携帯であることを告げます……。

ドラマ『約束~16年目の真実~』第6話の感想と評価

新たに発見された「3体の白骨化遺体」の謎

今回は匿名の通報により、新たな3体の白骨化遺体の存在が明らかに

しかも発見されたのは葵の実家の裏庭。そして16年前の連続殺人事件を象徴する「色あせたビー玉」も一緒に掘り出されます。

果たして誰の仕業なのか。ここでひとつ忘れてはならないシーンがありますこの遺体が見つかる前に香坂刑事が「ほかにも被害者がいる可能性がある」と語った際、新たに赴任してきた矢吹が「余計な考えを起こさないほうが身のためだ」と香坂に釘を刺した場面です。

矢吹には警視庁本部の有村刑事部長の息がかかっており、香坂が部長から密命を受けていることも知っている様子。その矢吹の言った「余計なことに手を出すな」という言葉は、刑事部長の意志と考えて良いでしょう

刑事部長はほかに犠牲者がいることを知っており、なおかつ「その事実を伏せておきたい」と思っているのが暗に伝わってきます。ただし、今回の白骨化遺体について知っていたかどうかは謎のままです。

やがて遺体のうちの一人が、葵の同級生の桃の母親だと判明。桃はずっと「母に捨てられた」と思い苦しんで生きてきましたが、実は16年前にすでに殺され、裏庭に埋められていたのです。

3人の遺体を埋める作業は、決して楽ではない重労働です。若い女性の犯行とは考えられません。男性だとしても単独では難しいはずです。

ラストでは、シナリオを書き進めた人物が、白骨化遺体について通報したことが明かされます。おそらくこの人物が、桃のポストにシナリオを入れて、葵の疑いの目を桃に向けさせた張本人なのでしょう。

和田瑠璃という女性を殺したのが、彼女をDVで苦しめてきた元恋人なのかどうかもはっきりしません。瑠璃はほんの半年前、DVから逃れるためにこの町にやってきたばかりの女性ですが、それでも16年前の事件に連なる犠牲者である可能性はありそうです。

瑠璃の犠牲と、3体の白骨化遺体の発見が同時期だったことは、大きな意味を含んでいるように思えてなりません。

次回新たに疑惑の目が向けられるのは元同級生・天草

新たな謎が積み重なっていく中、第6話のラストで判明したのは、「葵の元同級生である天草が、なぜか殺人事件の被害者・瑠璃の携帯を所持していた」という衝撃の事実でした。

今回の第6回では、桃に大きな嫌疑がかけられました。有罪を確信した葵は独断で桃を逮捕するものの、すぐに桃の疑惑は晴れることに。しかも桃の母親もまた、16年前の犠牲者のひとりであることが判明し、事件はさらに混沌とし始めます。

次回の第7回は、おそらく天草が抱える「秘密」に迫る回となるのは必至。

これまでの展開から推察すると、天草が真犯人である確率は低いかもしれません。しかしながら、天草が人に言えない秘密を抱え込んでいることは間違いありません現場近くでボソリと不穏な呟きを残した、雑貨屋の店主・井出の存在も気になります

そして次回は、香坂の過去についても少しずつ明かされていく模様。香坂の抱える秘密からも目が離せません

まとめ

今回の第6話では、新たな殺人事件の犠牲者・瑠璃の遺体が見つかり、容疑者として元同級生の桃が逮捕されるという急展開でした。

桃の嫌疑が晴れたのもつかの間、第7話では、瑠璃の携帯をなぜか所持していた天草に疑惑の目が向けられます

仲のよかった同級生らが、次々に容疑者となっていく残酷な展開に胸を痛めつつ、その先のストーリーが気になって目が離せません。

16年前から恐ろしい連続殺人を行ってきた凶悪犯はいったい誰なのでしょうか。二転三転するストーリーをしっかり見つめながら、ぜひ考察を楽しんでください。





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