Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

SF映画

キラークイーン1 / Beyond School|あらすじ感想と評価解説。女子高校生の手から触手が伸びるスプラッターアクション

  • Writer :
  • 菅浪瑛子

女子高校生の武器は“触手”!? 異色のSF×スプラッター×アクションムービー

極寒の北海道の雪山で撮影した自主映画『白獣』(2023)で注目された高橋佑輔監督による、異色のSF×スプラッター×アクションムービー『キラークイーン/Beyond School』。

高校3年の夏休み。補習のため登校した業力レイナは、異常な言動を繰り返す教師たちと遭遇します。

窮地に立たされたレイナは、腕が「触手」と化し、異常者を撃退。この触手は何なのか? 戸惑いながらも行方不明になった友人を探しに行くレイナが対峙する運命とは。

隕石によって宇宙人に寄生された女子高校生の手が「触手」に!? 前日譚となる短編『キラークイーン/BEGINS』(2022)に続く、青春の終わりを真っ赤に染め上げる女子高校生たちによる血みどろアクションです。

映画『キラークイーン/Beyond School』の作品情報


(C)2024 Metalmaster Films

【公開】
2024年(日本映画)

【監督、撮影、照明、編集、VFX】
高橋佑輔

【脚本】
高橋佑輔、みやたにたかし

【キャスト】
サラハ、愛子、愛鈴、梨菜子、深崎ゆづき、松岡武政、石神リョウ、山田竜弘、シュポン・タチバナ、富永有治、大山きか、武井祐樹、みやたに

【作品概要】
短編映画『キラークイーン/BEGINS』(2022)にて、隕石の衝突を見に、叔父の別荘に向かった三河アンズと業力レイナは惨劇を目撃。長編映画『キラークイーン/Beyond School』は、二人のその後の物語を描きます。

レイナとアンズ、さらに3人の女子高校生たちの青春模様と共に、彼女たちを襲う様子がおかしい教師たちとの戦いを活写します。

映画『キラークイーン/Beyond School』のあらすじ

高校3年生の夏。業力レイナは、幼馴染で同級生の三河アンズ、同級生の静田カエデ、御薗アカネ、城島桃子の5人で高校生活最後の夏を過ごしていました。

ある日レイナは、補習のため学校に向かいます。すると、補習をしていた教師の様子がどこかおかしいことに気づきます。レイナはアンズやカエデと共に逃げ出しますが、異常な様子の教師の魔の手が迫ってきます。

窮地に立たされたレイナでしたが、突如、手が「触手」に! 驚きながらも皆を助けるために立ち向かうレイナ。カエデらが戸惑うなか、アンズだけは冷静にレイナを見つめていました。

レイナの身に何が起こっているのか、教師たちに何が起こったのか……。

そんな時、カエデの姿がないことにレイナたちは気づきます。

パニックになりながらも、カエデを探しに行くレイナたちに待ち受けるものとは。

映画『キラークイーン/Beyond School』の感想と評価


(C)2024 Metalmaster Films

触手の覚醒。いま、青春の終わりが始まる──。

全ての始まりは隕石の衝突でした。幼馴染のアンズとレイナはある日、隕石の衝突を目撃し、アンズの叔父の別荘に見に行くことに。叔父からは「隕石が衝突した日にここにきてはいけない」にもかかわらず……。

「触手」の始まりを描く前日譚『キラークイーン/BEGINS』(2022)に続く、『キラークイーン/Beyond School』では、よりパワーアップしたアクションが展開されています。

女子高校生の手からおどろおどろしい触手がのび、血飛沫が上がる、そのビジュアルのインパクトと、等身大の高校生たちのキャラクターのギャップが見どころと言えます。

冒頭、誕生日会を祝うレイナたちの姿は今どきのティーンそのものです。お揃いのキーホルダーを買うところも可愛らしく、それがのちの物語にもつながってきます。

本作はSFスプラッターアクションでありながら、青春映画にもなっているのです。

また、それぞれの少女たちの関係性も、本作ではキモになってきます。その姿もまた、いまどきのティーンそのものであり、青春映画の良さといえます。

非日常と日常。正反対の要素が融合することで生まれるギャップ。さらに、あえてチープさ満載のアクションやビジュアルも、B級映画ファンの心をくすぐること間違いないでしょう。

まとめ


(C)2024 Metalmaster Films

前日譚となる『キラークイーン/EGINS』(2022)に続く『キラークイーン/Beyond School』。

しかし、このシリーズは2作で終わりません。

『キラークイーン/Beyond School』に続く『キラークイーン/Phantom School』(2026)が池袋シネマ・ロサにて5月23日〜6月5日に公開されます

業力レイナが帰ってくる!「触手」が覚醒したレイナに待ち受ける運命とは!?

高橋佑輔監督によるB級テイストの世界観がクセはなる? SF×スプラッター×アクションムービーの第三弾

さらにパワーアップした触手による血みどろアクションに期待です。そして、レイナを中心とした少女たちの関係性に変化はあるのでしょうか。



Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/demachi2026/cinemarche.net/public_html/wp-content/themes/stinger8-child/single.php on line 150

関連記事

SF映画

映画『コズミック・シン』ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。ブルース・ウィリスとフランク・グリロが挑む宇宙戦争“回避”ミッション

人類の存亡を懸けた極秘ミッションを描いたSFバトルアクション! エドワード・ドレイクが脚本・監督を務めた、2021年製作のアメリカのSFバトルアクション映画『コズミック・シン』。 人類が火星への入植に …

SF映画

映画『ヴォイジャー』感想評価と内容解説レビュー。SF宇宙船という閉ざされた空間で成長する若者たちの“人間としての狂乱”

映画『ヴォイジャー』は2022年3月25日(金)より全国ロードショー! 人類が存続の可能性を求めるべく目を向け始めた宇宙。その新たなステージに向けて出発した若者たちが未知の真実に直面することで巻き起こ …

SF映画

映画『モンスターハントレス』ネタバレあらすじと感想評価。ラスト結末までエイリアンハンターの活躍は必見の価値あり!

米軍の特殊部隊vs異星人と巨大宇宙船を描いたSFアクション ブレンダン・ペトリッツォが監督を務めた、2020年公開のアメリカのSFアクション映画『モンスターハントレス』。 カリフォルニアの砂漠地帯に降 …

SF映画

映画『すべての終わり』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

自分の身を危険に晒してでも助けたい人がいる。 何が起きているのかも、何故そうなったのかも分からない「世界の終わり」が迫る中、その中心部にいる大切な人を助けに行く一風変わった「ロードムービー」である『す …

SF映画

『ヴォイジャー(2022)』ネタバレあらすじ感想と結末ラストの考察。SF映画で描く“1番究極“の人間の本質と正体に刮目!

タイ・シェリダン、リリー=ローズ・デップ、フィオン・ホワイトヘッドら若手注目俳優が顔を揃える映画『ヴォイジャー』 地球温暖化による飢饉が人類を襲う地球。 探査隊に選ばれた30人の子供たちと司令官。閉ざ …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学