『オーファンズ・ブルース』を「工藤梨穂監督と一緒に見て語るCinemarcheオフ会」ご招待。
2020年3月22日(日)に開催を予定しておりました、『オーファンズ・ブルース』工藤梨穂監督と一緒に見て語る会」は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症拡大防止のため、当選者の読者さんをはじめ、工藤梨穂監督ら関係各位の安全を考慮し、開催中止を決定いたしました。
映画『オーファンズ・ブルース』の作品鑑賞や、工藤監督とお会いすることを楽しみにされていたファンの皆様には、開催前の急なご案内になってしまったことを心よりお詫び申し上げます。
感染拡大防止のため、このような判断とさせていただきました。何卒、ご理解、ご協力賜りますようお願い申しあげます。
映画『オーファンズ・ブルース』は2019年5月よりテアトル新宿をはじめに全国順次公開され、インディーズ映画ファンに大きな話題と、注目を集めた作品です。
本作は工藤梨穂監督が2017年に大学の卒業制作作品として作られた経緯をもち、その後、多くの映画祭にて賞を獲得するにまでに至った話題と注目の映画で、ストーリーは記憶の喪失に苦しむ一人の女性が幼馴染を探す、ひと夏のロード・ムービー。
今回は、映画『オーファンズ・ブルース』の劇場公開を見逃した方に朗報のプレゼントです。
Cinemarcheでは自主企画として、「工藤梨穂監督と一緒に『オーファンズ・ブルース』観て語り合う会(シネマテーク)」を開催します。
渋谷・光塾での上映会に抽選で40名様にご招待いたします。
CONTENTS
映画『オーファンズ・ブルース』とは
映画『オーファンズ・ブルース』とは、寺山修司のとある著書の一節から着想された、当時22歳の工藤梨穂が手掛けた作品。
“ひと夏”というの季節へと閉じ込められ、やがて明瞭になっていく主人公たちの孤独を独特の世界観で描き出した本作は、 “忘れゆく”、あるいは“忘れられてしまう”という絶望の中に、“ある光”を見出していきます。
アジアの異国を思わせる中華街や市場、そして鮮やかな新緑の草原など主人公らの旅路を彩る様々なロケーションの移ろいは、観る人を日常からどこかへと連れ出してゆきます。日本の見慣れた街並みから外れた“無国籍”な雰囲気が取り巻くこの世界で、観客は主人公たちの愛、そして希望を目撃することになるでしょう。
第40回ぴあフィルムフェスティバルにてグランプリ・ひかりTV賞を獲得後、なら国際映画祭学生部門NARA-waveではゴールデンKOJIKA賞と観客賞をダブル受賞など、数々の映画祭を席巻した珠玉の作品です。
こぼれ落ちていく記憶と対峙する主人公エマを務めるのは、『赤い玉、』『クマ・エロヒーム』で圧倒的な存在感を放つ村上由規乃。第19回TAMA NEW WAVEにてベスト女優賞を本作で獲得した彼女の演技は、各地で絶賛の嵐を巻き起こしています。
エマを受け入れ、共に生きていこうとする少年バン役には上川拓郎。はつらつとして時に切ない彼の姿を丁寧に演じ切りました。また、エマへ傾いていくバンを振り向かせようとする恋人のユリを演じるのは、映画『温泉しかばね芸者』やドラマなどで活躍する一方、監督作『ぱん。』などが話題の辻凪子。
ヤンの妻であり、どこか不気味さを感じさせるペンションの女主人ルカには『嵐電』の窪瀬環。ペンションに滞在する謎の浮浪人アキを『DRILL & MESSY』『ウィッチ・フウィッチ』などに出演した佐々木詩音が務めます。そして、『赤い玉、』や『ベー。』の吉井優が物語の軸となるエマの幼馴染ヤンに挑みました。
工藤梨穂監督のプロフィール
1995年生まれ、福岡県出身。西加奈子の著書『さくら』を読んだことがきっかけで映画の道に進み、京都造形芸術大学映画学科の卒業制作である『オーファンズ・ブルース』は、第40回ぴあフィルムフェスティバル、なら国際映画祭など数々の国内映画祭で受賞を果たし、監督とっては本作が劇場デビューとなりました。
映画『オーファンズ・ブルース』(監督とのシネマテーク付き)の
上映会ご招待プレゼント
工藤監督と一緒に観る特別上映会の情報
【開催日時】
開場:3月22日(日)14:30〜
上映:15:00〜
トーク:16:45〜(上映終了後、15分程度の休憩)
工藤梨穂監督と観客の皆さんを中心に参加型の映画談義を予定しております。
【会場】
光塾 https://hikarijuku.com
渋谷区渋谷3-27-15 光和ビル地下1階
【アクセス】
・東急線、東京メトロ(副都心線、半蔵門線)16b出口徒歩5分
16b出口を出たら、明治通りをそのまま恵比寿方面に約200m直進、次の歩道橋のある角を右折。橋を渡り、渋谷三丁目郵便局の隣りのビル(1階はドトール)、マクドナルドの向かいです。
・JR渋谷駅 新南口 徒歩1分JR渋谷駅からは外に出ず、埼京線への乗り換え連絡通路で新南口に出ると便利です。
上映会ご招待のプレゼント応募受付
【応募方法】
【応募締切】
2020年3月16日PM23:59まで
【当選者数】
40名様
【抽選・当選発表】
厳正なる抽選のうえ、当選者を決定致します。また当選者の発表は個人情報の保護のため、当選者ご本人への発送をもって代えさせていただきます。
*応募はお1人様1回に限り有効です。複数回の応募は無効となる場合がございますのでご注意ください。
映画『オーファンズ・ブルース』の作品情報
【劇場公開】
2019年(日本映画)
【脚本・監督】
工藤梨穂
【キャスト】
村上由規乃、上川拓郎、辻凪子、佐々木詩音、窪瀬環、吉井優
【作品概要】
寺山修司著書の一節から着想された、当時22歳の工藤梨穂監督が手掛けた渾身のロードムービー。失われゆく記憶に苦悩しながらも、幼なじみを探す女性の旅路を描きます。本作は第40回ぴあフィルムフェスティバルにてグランプリ・ひかりTV賞を受賞し、なら国際映画祭学生部門NARA-waveではゴールデンKOJIKA賞と観客賞をダブル受賞など、さまざまな映画祭で高い評価を獲得しました。
映画『オーファンズ・ブルース』のあらすじ
夏が永遠のように続く世界で生きるエマ。最近、物忘れがひどい彼女はノートを手放さず、家にもあらゆるメモを貼っています。
そんなある日、彼女の元に、孤児院時代の幼馴染であり現在は行方不明のヤンから象の絵が届きました。やがて、エマは消印を手掛かりに彼を探す旅に出ます。
道中で彼女は、ヤンと同様に幼馴染であったバンに邂逅し、その恋人であるユリとも知り合います。タヒチへ高飛びする計画が失敗した彼らは、ずるずるとエマの旅についていくこととなる。
次第にヤンへの思いを募らせてゆくエマ。しかしその一方で、彼女は自らの記憶の喪失が加速していることを恐れ始めてつつありました…。
まとめ
工藤梨穂監督の卒業制作作品にして劇場デビュー作である映画『オーファンズ・ブルース』。
終わらない夏の中、記憶の喪失という絶望に直面しながらも“希望”を見出そうとする主人公の旅路を描いた、切なさと同時に力強さも湛えるロードムービーです。
ぜひ、工藤梨穂監督と一緒に映画『オーファンズ・ブルース』を鑑賞し、映画について深くお話をしませんか?。
工藤監督ファンをはじめ、主演の村上さんのファン、またはCinemarcheの読者ファンの皆さんに、3月22日PM15:00から、渋谷・光塾での映画上映会のご招待へ、たくさんのご応募をお待ちしております。