ベネチアが認めた女性映画人
タン・チュイムイ待望の監督復帰作!
マレーシア映画界を牽引するタン・チュイムイの監督復帰作『私は何度も私になる』(原題:野蛮人入侵)。
出産・離婚を経て引退したかつての名女優が、復帰を請われ幼い息子を連れてロケ地にやってきます。再会した旧知の監督は、アジア版『ボーン・アイデンティティー』な新作アクション映画の主演を提案しました……。
(C)2022 By Heaven pictures/HK/Cinemago
本作は、復帰作の撮影の中で、母親として生きる現実世界と女優として生きる映画世界が交錯しながらも、主人公が《己との闘い》を模索する姿を描いた物語です。
このたび、映画『私は何度も私になる』が、2025年6月28日(土)ポレポレ東中野で先行公開、シネマリス(神保町に開館予定)で順次劇場公開が決定!。
公開を記念し、本作の邦題・日本公開ポスタービジュアルが解禁されましたので、ご紹介します。
映画『私は何度も私になる』とは?
本作を手がけたタン・チュイムイは、2017年に日本初公開された『タレンタイム~優しい歌』(2009)の名匠ヤスミン・アハマドらとともに、2000年代のマレーシア映画界を牽引した女性監督です。
初長編作『愛は一切に勝つ』(2006)では、釜山国際映画祭ニュー・カレンツ・アワード及び国際批評家連盟賞を受賞し、第36回ロッテルダム国際映画祭タイガー・アワードを受賞する快挙を達成。また同作は、第19回東京国際映画祭「アジアの風」部門で「マレーシア新潮流」の一作として上映され、大きく注目されました。
2024年には、ミュウミュウ「女性たちの物語」第27弾作品として最新監督作が東京で上映され、赤楚衛二・山本美月ら多数の著名人が鑑賞。また同年、エグゼクティブ・プロデューサーを務めた『蒙古馬を殺す(英題:To Kill a Mongolian horse)』は、ベネチア国際映画祭で受賞を果たし、第20回大阪アジアン映画祭でも特別上映されました。
10年以上の監督休業からの復帰となる本作『私は何度も私になる』(原題:野蛮人入侵)では、自ら主演を務め、女性として映画人としての想いを込めた半自伝的作品を完成させています。
本作では、主人公の復帰を提案する映画監督ロジャー・ウー役を『タレンタイム~優しい歌』(2009)の音楽監督などで知られるシンガーソングライターのピート・テオ、主人公に武術を教えるロー師範役を『私たちがまた恋に落ちる前に』(2007)の監督ジェームス・リーが演じています。
マレーシアの名だたる映画人が顔を揃え、“マレーシア・ニューウェーブ”の新たなムーブメントに期待が寄せられます。
映画『私は何度も私になる』の作品情報
【日本公開】
2025年(香港・マレーシア合作映画)
【原題】
野蛮人入侵
【監督・脚本】
タン・チュイムイ
【キャスト】
タン・チュイムイ、ピート・テオ、ブロント・パララエ、ジェームス・リー、ニー・ウーイ
映画『私は何度も私になる』のあらすじ
出産と離婚を経て引退した名女優ムーン・リー。
かつて仕事をともにしていた映画監督ロジャー・ウーは、彼女にアジア版『ボーン・アイデンティティー』なアクション映画の主演を務めてほしいとオファーします。
ムーンは幼い息子ユージョウをロジャーのアシスタントに預けつつも、ロー師範のもとで撮影に向けての過酷な武術訓練に励みます。
しかしある日、思わぬ知らせが届きました。それは映画スポンサーからの「ムーンの元夫ジュリアードを相手役として起用したい」という提案でした。
一人の女性として、映画人としてムーンが模索する《己との闘い》と《自分》とは?
まとめ
(C)2022 By Heaven pictures/HK/Cinemago
マレーシア映画界を牽引するタン・チュイムイの監督復帰作『私は何度も私になる』(2009)(原題:野蛮人入侵)。
2025年6月28日(土)ポレポレ東中野で先行公開、シネマリス(神保町に開館予定)で順次劇場公開が決定し、この度本作の邦題・日本公開ポスタービジュアルが解禁となりました。
『私は何度も私になる』は、マレーシアの自然豊かなロケ地と香港映画的な武術要素が同居する、予測不能の人生×修行ファンタジックムービーです。
本作は、タン・チュイムイの10年以上の監督休業からの復帰作であり、自ら主演を務めています。女性として、映画人としての想いを込めた半自伝的映画となっていますので、是非ご鑑賞ください。
映画『私は何度も私になる』が、2025年6月28日(土)ポレポレ東中野で先行公開、シネマリス(神保町に開館予定)で順次公開!。