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Entry 2019/09/10
Update

映画『リンドグレーン』あらすじとキャスト。実話を基にロッタちゃん作者の人生を描く伝記ドラマ

  • Writer :
  • 石井夏子

「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」の生みの親、
アストリッド・リンドグレーンの知られざる人生とは。

「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」の著者で、“子どもの本の女王”と呼ばれた、スウェーデンを代表する児童文学作家のアストリッド・リンドグレーン


© Nordisk Film Production AB / Avanti Film AB. All rights reserved.

彼女の知られざる若き日々を描いた映画『リンドグレーン』が、2019年12月7日より岩波ホールを皮切りに全国順次公開されます。

本作のポスタービジュアルも合わせて解禁されましたのでご紹介します。

映画『リンドグレーン』について

参考:長くつ下のピッピの世界展のツイッター

「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」シリーズ、そして『山賊のむすめローニャ』…。

母国スウェーデンのみならず日本を含め世界中で愛され、読み継がれている児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン

数々の著作は、世界70か国語以上に翻訳、100以上の国で出版され、世界中の子どもたちに大いなる影響を与え続けてきました。

本国スウェーデンでは紙幣になるほどの存在ですが、実のところ、リンドグレーンの若き日々を知る人は少ないんです。

どんな経験や環境が、あれほどの名作の数々を生み出す力と才能を花開かせたのか、リンドグレーンの人生で最も激動といえる若かりし日々を描いたのが本作『リンドグレーン』です。

スタッフ・キャスト紹介

参考:主演女優アルバ・アウグストのインスタグラム

監督・脚本は、長編監督デビュー作『A SOAP』(2006)が、ベルリン国際映画祭で銀熊賞、及び最優秀新人作品賞に輝いたペアニレ・フィシャー・クリステンセン

主演リンドグレーン役に、巨匠ビレ・アウグスト監督の娘、新星アルバ・アウグスト

その他、スウェーデン、デンマークを中心に北欧の才能が集結し、アストリッド・リンドグレーンの知られざる半生と名作誕生のルーツに迫った感動作が誕生しました。

映画『リンドグレーン』のポスタービジュアル

© Nordisk Film Production AB / Avanti Film AB. All rights reserved.

解禁されたポスタービジュアルには、窓辺の椅子に座ったリンドグレーンの背中が上部に、そしてリンドグレーンと幼い男の子が外を見つめる様子が下部に映し出されています。

男の子は彼女の息子なんでしょうか。穏やかな表情に、「暗闇から明るみへと、物語が私を導く」というキャッチコピーが、彼女の孤独と、そこから見出した希望を感じさせます。

映画『リンドグレーン』の作品情報

© Nordisk Film Production AB / Avanti Film AB. All rights reserved.

【日本公開】
2019年(映画)

【原題】
UNGA ASTRID 

【監督・脚本】
ペアニレ・フィシャー・クリステンセン

【脚本】
キム・フォップス・オーカソン

【字幕】
大西公子

【字幕監修】
菱木晃子

【キャスト】
アルバ・アウグスト、マリア・ボネヴィー、マグヌス・クレッペル、ヘンリク・ラファエルセン、トリーネ・ディアホム

映画『リンドグレーン』のあらすじ

兄弟姉妹とスウェーデンのスモーランド地方の自然の中で伸び伸びと育ったアストリッドは、思春期を迎え、より広い世界や社会へ目が向きはじめます。

教会の土地で農業を営む信仰に厚い家庭で育ちながら、“率直で自由奔放”な彼女は、次第に教会の教えや倫理観、保守的な田舎のしきたりや男女の扱いの違いに、息苦しさを覚え始めていました。

そんな折、文才を見込まれ、地方新聞社で働き始めた彼女は、才能を開花させはじめます。

しかしその矢先、アストリッドの人生は、予期せぬ方向へと進んでいき…。

まとめ

参考:映画『リンドグレーン』の公式ツイッター

自由奔放な少女アストリッドが伝説の作家リンドグレーンになるまでを描いた本作。

リンドグレーンの物語の世界には、想像力豊かで意思の強い女の子たちが数多く登場します。

その描写に勇気を貰った読者も多いはず。彼女たちは、アストリッド自身の姿だったんでしょうか。

その謎は、2019年12月7日より岩波ホールを皮切りに全国順次公開される映画『リンドグレーン』にて明らかになります。

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