アルゼンチンのパブロ・ソラルス監督作品『家へ帰ろう』は2018年12月22日よりシネスイッチ銀座ほかで全国順次公開。
ブエノスアイレスに住む88歳の仕立て屋が、祖国ポーランドへ70年前に別れた親友を探しに行く感動のロードムービー『家へ帰ろう』が、2018年12月22日よりシネスイッチ銀座ほかで全国順次公開されます。
この作品の公開を記念して、人気落語家の林家木久扇さんを迎えてのトークイベント開催が決定しました。
また、映画とのタイアップも続々決定しているので紹介します。
CONTENTS
映画『家へ帰ろう』作品情報
【公開】
2018年(スペイン・アルゼンチン合作映画)
【原題】
El ultimo traje(英題:The Lasut Suit)
【監督・脚本】
パブロ・ソラルス
【キャスト】
ミゲル・アンヘル・ソラ 、アンヘラ・モリーナ、オルガ・ボラズ、ユリア・ベアホルト、マルティン・ピロヤンスキー、ナタリア・ベルベケ
【作品概要】
ブエノスアイレス住む88歳の仕立て屋が、自分を施設に入れようとしている家族から逃れ、70年前に別れた親友を探すロードムービーです。
ただの親友ではなく、第2次世界大戦中にホロコーストから逃れ、自分の命を救ってくれた命の恩人。
その親友との約束を果たすために、70年ぶりに祖国へ向かいます。
監督・脚本を手がけたのはアルゼンチンの人気脚本家パブロ・ソラルス。
長編作品2作目の彼は、自分の祖父の家で「ポーランド」という言葉がタブーであったことから発想を得たそうです。
今作品は、2017年の釜山国際映画祭World Cinema 部門に正式出品されたほか、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018のコンペティション部門に出品されるなど、世界各国からの注目を集めています。
主演は『タンゴ』のミゲル・アンヘラ・ソラ。突然家出した88歳の仕立て屋アブラハムを演じ、第44回シアトル国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞しました。
マドリッドのホテルの女主人マリアには『シチリア!シチリア!』のアンヘラ・モリーナが熱演。
映画『家(うち)へ帰ろう』のあらすじ
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに住む88歳の仕立屋アブラハムは、住み慣れた仕立て屋兼自宅を引き払い、高齢者施設に入ることが決まっていました。
入居前日の深夜、アブラハムは突然家を抜け出して故郷ポーランドに旅に出ました。70年以上会っていない親友に、最後に仕立てたスーツを届けるためです。
親友はホロコーストから逃れてきたアブラハムを助け、匿ってくれた命の恩人だったのです。
旅は始まりますが、アブラハムは、決して「ドイツ」と「ポーランド」という言葉を発せず、紙に書いて行く先を告げていき、困難を極めますが…。
ブエノスアイレスからマドリッド、パリを経由して、ポーランドへ向かう旅の途中で出会う人たちが、アブラハムの力になりたいと助けてくれて、彼のとがった心を柔らかくしていきます。
果たしてアブラハムは親友と再会できるのでしょうか?人生最後の旅に訪れるのは奇跡か、それとも…。
公開記念トークイベントのお知らせ
12月23日(日・祝)に、シネスイッチ銀座の12:35の会の上映終了後、“笑点”でもおなじみ人気落語家の林家木久扇さんを招いて、トークイベントが開催されます。
林家木久扇さんは、本作について次のようなコメントを寄せました。
「“アブラハム、家へ帰ろう!ドイツを通らずに” 70年前の恩人に仕立てた洋服をポーランド迄届ける老職人、この映画は静かなスケッチの反戦映画だ。観ていて私も主人公と歩いていて足が痛い。」
第2次世界大戦を幼少期に体験された林家木久扇さんが、どのように『家へ帰ろう』をご覧になったか、上映後のイベントにご期待ください。
12月23日はぜひシネスイッチ銀座へ足を運んでみてください!
映画『家へ帰ろう』タイアップ情報
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各種タイアップ情報詳細は公式サイトのNEWSページをご覧ください。
映画『家(うち)へ帰ろう』感動のラストに著名人が絶賛
映画を一足先に見た各界の著名人が、次々にコメントを寄せています。
誰にでも観てもらいたいけど 誰にも教えたくない気持ちもある。たまたま観た人と良い映画だったねと言えたら嬉しい。——十代目柳家小三治
個性的で味のある演技に、辛くて悲しくて泣きたくなる物語なのになんとも気持ちが温かくなる。人間が信じられなくなっている人におススメです。——余貴美子(女優)
祖国の名前を口にできないほど戦争の体験がトラウマになっていても、70年ぶりに約束を果たすために里帰りする頑固じいさん。素晴らしい演技です。——ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
出発した場所が家だったのか、向かう先が家なのか?道中、幾度となく過去の記憶に侵される彼の苦悶は想像を超える。それでも、耳を傾けようとする旅の道連れのおかげで私たちは彼の物語を聴くことができる。――宇田川彩 (日本学術振興会・文化人類学/ユダヤ学)
旅の終着点で見せる表情がすべてを物語っている。どれだけ先延ばしにしたとしても、約束は果たされるため待っている。大事なのはその一歩を踏み出すことなのだろう。——横山エリカ(モデル、J-WAVEナビゲーター)
落語家や女優、また学者など、著名人から絶賛されていますね。
まとめ
祖国の名前すら口にできないトラウマを引き起こす戦争の怖さとともに、いつ死んでもおかしくない状況に陥っていた自分を命かながら助け出してくれた親友との絆、頑なになってしまった老人の心を溶かしてくれる周りの人の温かさ。
観ながらいろいろ考えさせられそうなこの1本。
足が痛てく車いすを使ってでも、命を救ってくれた親友に会いたいと思うアブラハムと、そんな彼を助けてあげたいと思う周りの人の心の温かさに触れてみてください。
そして、12月23日はシネスイッチ銀座で落語家・林家木久扇さんの笑顔の絶えないトークショーをお楽しみください。
映画『家(うち)に帰ろう』は2018年12月22日よりシネスイッチ銀座ほかで全国順次ロードショー!
ぜひ、お見逃しなく!