大阪アジアン映画祭JAPAN CUTS Award受賞。
最も不可思議(ミステリアス)な湘南映画の誕生。
第15回大阪アジアン映画祭ではインディ・フォーラム部門のグランプリにあたるJAPAN CUTS Awardを受賞した三澤拓哉監督最新作『ある殺人、落葉のころに』。
この度、『ある殺人、落葉のころに』が2020年10月2日(金)よりイオンシネマ茅ヶ崎で限定上映されることが決定。
さらに、2021年の一般劇場公開を目指し、MotionGalleryでのクラウドファンディングを実施することも発表されました。
映画『ある殺人、落葉のころに』について
動画:第15回大阪アジアン映画祭での予告編
本作は、大磯を舞台に、恩師の死をきっかけに露呈する若者たちの不安と孤独が大胆なタッチで描いた、「最も不可思議(ミステリアス)な湘南映画」。
茅ヶ崎を舞台に男女の恋模様を描いた初監督作『3泊4日、5時の鐘』で若手映画人の登竜門であるロッテルダム国際映画祭ほか数多くの映画祭で評価を得た三澤拓哉と、映画『十年』で香港映画シーンを席巻したウォン・フェイパンがタッグを組み、日本映画の枠を超える新しいアジア映画を誕生させました。
2017年末、神奈川県大磯町を中心に茅ヶ崎市、藤沢市、寒川町、真鶴町にて撮影が行われ、2年の編集期間を経て、2019年9月に完成。
ワールドプレミアとなった釜山国際映画祭のほか6つの映画祭に招待され、2020年3月に開かれた第15回大阪アジアン映画祭ではインディ・フォーラム部門のグランプリにあたるJAPAN CUTS Awardを受賞するなど各地で高い評価を獲得。2020年6月には香港での一般公開を行い、成功を収めました。
主演の青年グループを演じる4人には、ファッションモデルとしても若い世代から支持を集める守屋光治、三澤監督の前作に長編映画初出演して以降Netflix作品『アウトサイダー』や映画『ワンダーウォール 劇場版』などに出演し着実にキャリアを積み重ねている中崎敏、『半分、青い。』などテレビドラマへの出演のほか『佐々木、イン、マイマイン』など多数の出演映画の公開が控える森優作、菅田将暉に楽曲提供するなどミュージシャンとしても活躍の幅を広げている永嶋柊吾、といった注目の若手俳優たちが顔を揃えました。
また、香港からも新進気鋭のスタッフ、キャストが集結。監督として映画『十年』で香港のアカデミー賞にあたる香港金像賞 最優秀作品賞受賞の実績を持つウォン・フェイパンがプロデューサーとして参加。
そして、数多くの映画、CM、MVを手掛けるティムリウ・リウが撮影監督を務め、物語の鍵を握る槇原役として香港金像賞助演男優賞ノミネート俳優のロー・ジャンイップが出演。
さらに、本作は編集段階で“将来性のある作品”に与えられるアジア映画基金を獲得し、韓国にて仕上げ作業が実施されました。
整音作業は、『バーニング 劇場版』でも使用されたスタジオ「Wavelab」で行われ、本作の完成度を高める一因となりました。
映画『ある殺人、落葉のころに』の作品情報
【公開】
2020年(日本・香港・韓国合作映画)
【英題】
The Murders of Oiso
【監督・脚本】
三澤拓哉
【プロデューサー】
ウォン・フェイパン、三澤拓哉
【キャスト】
守屋光治、中崎敏、森優作、永嶋柊吾、堀夏子、小篠恵奈、盧鎮業、成嶋瞳子、大河原恵
映画『ある殺人、落葉のころに』のあらすじ
舞台は湘南、大磯。土建屋で働く幼馴染の俊、知樹、和也、英太の4人。
生まれ育った町で気ままな生活を送っていた彼らですが、恩師の死をきっかけにその友情関係が崩れていきます。
恩師の未亡人である千里に惹かれていく俊。俊の挙動に対し執拗なこだわりを見せる知樹。家族のため、金を工面する必要から法を犯す決断をする和也。親友によって自分の恋人が身の危険にさらされる英太。
家族や友人、これまで築いてきた親密な関係がしがらみへと反転し、気が付いた時には自由が失われていき…。
まとめ
画像:大阪アジアン映画祭インタビュー時の三澤監督
三澤拓哉監督の指揮のもと、多国籍で作り上げた湘南舞台の異色作が、待望の凱旋上映となる10月の茅ヶ崎での限定上映を皮切りに、2021年の一般劇場公開を目指し、クラウドファンディングが開始。
リターンには、公式サイトやエンドロールへのクレジット、監督の前作『3泊4日、5時の鐘』期間限定配信、大磯や茅ヶ崎などのご当地の協力店による優待など様々な特典が用意されています。
クラウドファンディングの詳細につきましては、『ある殺人、落葉のころに』劇場公開プロジェクトページからご確認ください。
映画『ある殺人、落葉のころに』は2020年10月2日(金)よりイオンシネマ茅ヶ崎にて限定上映、2021年全国劇場公開予定です。