マンハッタンの“いま”をスタイリッシュに駆け抜ける
いま世界が注目するガールズスケートクルー「スケート・キッチン」。
彼女たちを主演に迎えた話題の映画『スケート・キッチン』が2019年5月10日(金)より渋谷シネクイントほかでロードショーされることが決まりました!
解禁されたスケート・キッチンのメンバーたちの画像とともに、あらすじをご紹介します。
スケートボードと映画『スケート・キッチン』とは
2020年の東京オリンピックの正式競技種目として新たに追加されたスケートボード。
スケートボードの起源は諸説ありますが、1940年代のアメリカ西海岸での遊びが始まりとされています。
はじめは木の板に鉄の車輪を付けて滑っていましたが、1950年代に入って木製の板にゴム製の車輪がついたものが商品として発売され、現在のスケートボードの原型になったと言われています。
1980年から1990年代にかけて世界中に広まり、1990年代後半からはストリート・カルチャーの中心的位置を占めるようになりました。
映画『スケート・キッチン』は流行発信の中心でもあるアメリカのニューヨークを舞台に、様々な人種的バックグラウンドをもつ少女たちが、男性中心のスケートボード界で練習を重ねながら、仲間と友情を育み成長していく姿を描いた青春映画です。
実在する女性スケートボーディング・チーム「スケート・キッチン」のメンバーのほか、『幸せのちから』(2006)で父ウィル・スミスと親子で共演しスクリーンデビューを飾ったジェイデン・スミスも出演しています。
監督を務めるのは、クリスタル・モーゼル。
彼女は2011年にMiu Miuが始めたプロジェクト「Miu Miu Women’s Tales」で短編『The One Day』を発表しました。
参考映像:『The One Day』(2016)
プロジェクトではそのほか、女優のダコタ・ファニング、河瀨直美監督、アニエス・ヴェルダ監督などが選ばれていましたが、クリスタル・モーゼル監督が発表した短編と、スケート・キッチンのメンバーは世界中から注目を浴びることとなりました。
この短編をもとに作られた映画『スケート・キッチン』は、2018年のサンダンス映画祭で絶賛され、各国の映画賞も受賞しました。
映画『スケート・キッチン』の作品情報
【公開】
2019年(アメリカ映画)
【原題】
Skate Kitchen
【監督】
クリスタル・モーゼル
【キャスト】
スケート・キッチン(カブリーナ・アダムズ/ニーナ・モラン/ジュールス・ロレンゾ/アーディーリア・ラブレス/レイチェル・ヴィンベルク/アジャ ニ・ラッセル/ブレン・ロレンゾ)、ジェイデン・スミス、エリザベス・ロドリゲス
【作品概要】
2016年にクリスタル・モーゼル監督が発表した短編『The One Day』がもとになっています。
アメリカのニューヨークを舞台に、様々な人種的バックグラウンドを持つ少女たちの成長と友情を描いた作品です。
出演しているメインキャストの女の子たちは、実在するスケートボーディング・チーム「スケート・キッチン」のメンバーです。
メインキャストなかで唯一のプロ俳優は、ジェイデン・スミス。ウィル・スミスの息子でもある彼のスクリーンデビュー作は親子で共演した『幸せのちから』(2006)。『地球が静止する日』(2008)でジェニファー・コネリーの息子役、『ベスト・キッド』(2010)では、ジャッキー・チェン扮するハンにカンフーの教えを乞う少年ドレを演じるなど、人気の若手俳優の1人です。
監督はクリスタル・モーゼル。彼女はこの作品で第28回ゴッサム賞ブレイクスルー監督賞にノミネートされました。
映画『スケート・キッチン』のあらすじ
ニューヨーク郊外に住む17歳の内気な女の子カミーユ。
彼女はスケートボードに熱中していましたが、怪我が原因で母親からスケートを止めるように言われてしまいました。
ある日、彼女は“スケート・キッチン”と呼ばれる女の子たちだけのスケートクルーと出会います。
彼女たちの一員となり、母親との関係は悪化。それでもカミーユはどんどんスケートにのめり込んでいきます。
そんななかカミーユは謎のスケートボーダー男子に恋をしてしまいました。
しかし、この男子との関係はスケボーのトリックを決めるよりも難しいことが発覚し…。
まとめ
スタイリッシュにマンハッタンの“いま”を駆け抜ける映画として注目を浴びている映画『スケート・キッチン』。
そこに出演している“スケート・キッチン”のメンバーはみんなスケートボードを愛する一般の女の子たちです。
アメリカでさえいまだに女性スケーターへの偏見は存在しているそうで、この作品とスケート・キッチンのメンバーたちが先駆者となったこともあり、少しずつ受け入れられるようになっているようです。
オリンピック競技になったのも相まって、スケートボード人口は徐々に増えていっているようですが、それはまだ男性の話。
この映画を観て女性スケーターがさらに増え、ジェンダーレスの時代になるかもしれませんね。
映画『スケート・キッチン』5月10日(金)より渋谷シネクイントほかでロードショー!
ぜひお見逃しなく!