震えて、怯えて、泣き叫べ!
1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されている映画祭。
SF、ホラー、サスペンスなどのジャンル映画を特化して扱う「世界三大ファンタスティック映画祭」の1つです。
画像:上映作品『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』
『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション』は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。
これまで2012年から2015年まで開催され、昨年の2018年、日本のホラーファンから復活を求める声が多数集まり、3年振りに完全復活!
そして、令和元年の今年も『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019』の開催が決定し、6回目を迎えます。
観客を恐怖のどん底へ叩き落す強力なラインナップをひっさげ、日本に登場した『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019』(以下『シッチェス映画祭2019』)について、本記事ではお伝えしていきます。
CONTENTS
『シッチェス映画祭2019』の開催概要
画像:上映作品『血を吸う粘土~派生』
【場所と会期】
・東京…ヒューマントラストシネマ渋谷:10月11日(金)~10月31日(木)
・名古屋…シネマスコーレ:10月~より
・大阪…シネ・リーブル梅田:11月8日(金)~11月21日(木)
【料金】
一般料金:1600円
専門・大学生、シニア:1200円
高校生以下:1000円
【上映作品】
『パペット・マスター』『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』『スクールズ・アウト』『死体語り』『ザ・ゴーレム』『血を吸う粘土~派生』
※詳細につきましては、公式サイトをご覧ください。
『シッチェス映画祭2019』の予告編
2019年の6作品をまとめた予告編のナレーションは声優界のレジェンド、大塚芳忠が担当!
これまで、中尾隆聖や千葉繁がナレーションを担当してきた本映画祭の予告編に満を持して大塚芳忠が登場しました。
『劇場版ONE PIECE FILM Z』のゼット、「NARUTO-ナルト-」の自来也などのアニメキャラから「真相報道バンキシャ!」のナレーターまで、幅広く活躍する大塚芳忠が、新時代最恐の悪夢『シッチェス映画祭2019』予告編のナレーションを担当、予告編を大いに盛り上げ、観客を震え上がらせます。
8月23日(金)から各劇場での上映に先駆け、WEBにて先行公開しています。
映画『パペット・マスター』
世界を震撼させた“殺人人形”はチャッキーだけにあらず!
『パペット・マスター』再始動の30周年記念作にオリジナルキャストも参加した、笑撃コメディ・ホラー。
映画『パペット・マスター』の作品情報
【製作】
2018年(イギリス・アメリカ合作映画)
【原題】
Puppet Master: The Littlest Reich
【監督】
ソニー・ラグーナ、トミー・ウィクランド
【キャスト】
ジェニー・ペリサー、バーバラ・クラプトン
【作品概要】
記念すべき1989年の第一作から、これまで10本以上が制作された、カルト的人気ホラーの「パペット・マスター」シリーズの最新作です。
30周年記念作品である本作は『悪霊のはらわた』(2012)のソニー・ラグーナ、トミー・ウィクランド監督コンビが手掛けたリブート。
脚本を担当したのは『トマホーク ガンマンVS食人族』(2016)などで注目を集めているS・クレイグ・ザラー。
バーバラ・クランプトンらオリジナルキャストに加え、ザラー所縁のマイケル・パレやウド・キアーも出演しています。
【あらすじ】
ある呪文で命が与えられた人形たちがもたらす恐怖の惨劇を、コメディ要素と流血量を盛り込んで描きます。
映画『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』
世界中に衝撃を与えたミュージックビデオを映画化!
映画『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』の作品情報
【製作】
2019年(日本映画)
【監督・原案・編集・キャラクターデザイン】
西村喜廣
【キャスト】
藤田恵名、屋敷紘子、サイボーグかおり、笹野、鈴々音、鈴木希実、鳥居みゆき
【作品概要】
“今一番脱げるシンガーソングライター”藤田恵名が女殺し屋を熱演します。
【あらすじ】
2020年日本では大東亜世界体育大会が行われようとしていました。
日本にやってくる様々な国からの不の世界の中で、あるアイドルの少女との出会いによりキカの内部で何かが変わっていき…。
映画『スクールズ・アウト』
深まる謎…生徒たちの思惑とは…?!フランス発の学園ミステリー・ホラー!!
映画『スクールズ・アウト』の作品情報
【製作】
2018年(フランス映画)
【原題】
L’heure de la Sortie
【監督】
セバスチャン・マルニエ
【キャスト】
ロラン・ラフィット、エマニュエル・ベルコ、グランジ
【作品概要】
監督はセザール賞にもノミネートされたサイコスリラー『欲しがる女』で絶賛を浴びたセバスチャン・マルニエ。
【あらすじ】
名門中等学校で、先生が生徒たちの目の前で教室の窓から身投げする異様な事件が発生。
新たに教師として赴任したピエールは、6人の生徒たちが事態に奇妙なほど無関心なことに気付きます。
彼らの冷淡で気まぐれな振る舞いに翻弄され、やがて6人がなにか危険なことを企んでいると確信するようになり…。
映画『死体語り』
『ABC・オブ・デス2』参加のデニソン・ラマ―リョ監督待望の長編デビュー作!
超能力者は、死者から家族を救えるのか…。
映画『死体語り』の作品情報
【製作】
2018年(ブラジル映画)
【原題】
The Nightshifter
【監督】
デニソン・ラマーリョ
【キャスト】
ダニエル・ドゥ・オリベイラ、ファビウラ・ナシメント、ビアンカ・コンパラート
【作品概要】
ホラーアンソロジー『ABC・オブ・デス2』にも参加していたデニソン・ラマーリョが、長編監督デビューを飾ったホラーミステリー。
【あらすじ】
凶悪犯罪が多発する大都会の死体安置所で、たった一人で夜勤をしているステーニョは、死者とコミュニケーションを取ることができる能力の持ち主。
ある時、死者から彼自身にまつわる秘密を明かされたことから、自分自身と愛する家族の生命を危険にさらす事態に陥ってしまい…。
映画『ザ・ゴーレム』
イスラエルの哀しきクリーチャー“ゴーレム”を基に繰り広げられる、壮大な歴史劇ホラー!
映画『ザ・ゴーレム』の作品情報
【製作】
2018年(イスラエル映画)
【原題】
The Golem
【監督】
ドロン・パズ、ヨアヴ・パズ
【キャスト】
アイシャイ・ゴラン、ハニ・ファーステンバーグ
【作品概要】
ユダヤ教において最凶にして最恐のクリーチャー伝説を、格調高い歴史劇として描き出したイスラエル産ホラー。
【あらすじ】
17世紀中期。疫病によって打撃を受け、侵略者の脅威にさらされるユダヤ系コミュニティに暮らすハンナは、カバラの秘術を使って泥人形に命を与えた“ゴーレム”を生み出します。
少年のような外見の“ゴーレム”にハンナは強い結びつきを感じるようになりますが、実は彼女の想像をはるかに超えた邪悪で危険な怪物で…。
映画『血を吸う粘土~派生』
“呪いの粘土”カカメの恐怖が再び巻き起こります。
映画『血を吸う粘土~派生』の作品情報
【製作】
2019年(日本映画)
【監督・編集】
梅沢壮一
【キャスト】
藤井愛稀、AMIKO、藍染カレン、正本レイラ、美鈴、やね、ろるらり、笹野鈴々音、笠原紳司、津田寛治、黒沢あすか
【作品概要】
『血を吸う粘土』(2017)の続編で、数多くの映画で特殊メイクや特殊造型を手がけてきた梅沢壮一が監督を続投。
ミスiD2018の新キャスト、そして黒沢あすか、津田寛治らが前作に続いて登場します。
【あらすじ】
前作でカカメに無惨に殺された伏見恭三の死を警察より知らされる娘の果林。
火葬場で焼かれる伏見恭三の死体。果林に渡される遺骨。しかしその遺骨の中にカカメの身体の一部が残されていました。
果林は木多天が主催する美術作品制作キャンプに参加しますが、そこに持ち込まれた伏見の遺骨からカカメが復活し阿鼻叫喚の地獄が蘇り…。
まとめ
画像:上映作品『ザ・ゴーレム』
世界でも権威あるスペインで開催される映画祭「シッチェス映画祭」。
『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション』は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭です。
『シッチェス映画祭2019』は東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、名古屋・シネマスコーレ、大阪・シネ・リーブル梅田にて、10月より順次開催です。
厳選されたランナップをぜひ劇場でお楽しみください。