木下半太の自伝的小説が映画化決定!
作家で俳優の木下半太の自伝的小説『ロックンロール・ストリップ』(小学館文庫・刊)が、原作者の木下半太自らが監督を務め、2020年に映画化することが決定しました。
大阪のストリップ劇場を舞台に映画監督を夢見る劇団座長が、売れない劇団員とともに奇跡のパフォーマンスを繰り広げる、痛快エンターテインメントです。
本記事では、木下半太監督のプロフィールとあわせて本作のあらすじをご紹介します。
CONTENTS
原作『ロックンロール・ストリップ』について
参考:木下半太監督のインスタグラム
原作は「悪夢」シリーズで人気の作家・木下半太が執筆した『ロックンロール・ストリップ』。2018年に小学館から刊行されました。
木下半太の半自伝的青春小説として話題を呼びました。
主人公・木村勇太は25歳。夢は映画監督。今は売れない劇団をやりながら、大阪市K区寿町でバーを経営しています。
ある日の閉店間際、“冬音”という美女が店にやってきました。
ストリッパーだという彼女は、勇太にストリップ劇場で前座をやってほしいと頼みます。
なんとか劇場を満員にしたい、力を貸してほしいと言われ…。
そこから場末の劇場を舞台にした勇太たち劇団員4人の、笑いあり、涙ありの悪戦苦闘の日々が始まりました。
監督:木下半太プロフィール
参考:木下半太監督のインスタグラム
本作品の監督を務めた木下半太は、1974年8月9日生まれの大阪府茨木市出身です。
俳優、小説家、漫画原作者として幅広く活動しています。本作で初の監督デビューを果たしました。
劇団『渋谷ニコルソンズ』『なにわニコルソンズ』を主宰し、精力的に芝居のワークショップなども開催しています。
2006年に『悪夢のエレベーター』で作家デビュー。同作は、テレビドラマ化、舞台化、映画化され話題を呼びました。
また、著書「悪夢シリーズ」は累計80万部を突破し、韓国やタイなどでも翻訳されています。
木下半太監督のコメント
本作製作の経緯について、木下半太監督は以下のようにコメントを寄せています。
25年前、大阪の映画専門学校で講師と喧嘩をした。
「お前、映画監督になれると思ってんのか?」
その言葉が俺の胸に突き刺さったまま、劇団を立ち上げ、先輩とバーを経営し、なぜか小説家になり、初監督の映画を撮りました。
夢を叶えるのに四半世紀。長かったようで、これが一番の近道だったのかもしれません。
ロックンロール・ストリップは負け犬が走り続ける青春映画です。
今、夢を叶えようともがいてる人たちに観てもらえたら幸せです!
木下半太監督自身が映画を撮るまでの人生から産み落とされた映画『ロックンロール・ストリップ』。
まさに木下半太の自伝的なストーリーがどう映画化されるのか、公開が楽しみですね。
映画『ロックンロール・ストリップ』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【原題】
「ロックンロール・ストリップ」(小学館文庫・刊)
【監督】
木下半太
映画『ロックンロール・ストリップ』のあらすじ
大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢見る劇団座長が、売れない劇団員とともに奇跡のパフォーマンスを繰り広げる、痛快エンターテインメント。
笑って泣ける青春群像劇に待ち受ける、笑劇の結末とは?
まとめ
参考:木下半太監督のツイッター
俺は昔チームKGBという劇団をやってた。路上パフォーマンスやストリップ劇場の前座で、俺たちは本気でおもろいものを作ってた。
結局、俺たちは売れなかったけど、この映画で俺たちの後輩の役者たちが引き継いでくれた。#ロックンロール・ストリップ pic.twitter.com/3dk0MZCzut— 木下半太 (@hanta_kinoshita) December 3, 2019
刊行された原作「『ロックンロール・ストリップ』の帯には、“売れない劇団が大阪のストリップ劇場で決死のパフォーマンス!?”と綴られ、筆者の木下半太は「実はほとんど実話なんです」とコメントしています。
監督自らの夢が詰まった青春映画『ロックンロール・ストリップ』。
今後発表される出演者も気になりますね。
木下半太の長編映画監督デビュー作となる映画『ロックンロール・ストリップ』は2020年に全国ロードショーです。