芥川賞作家・又吉直樹が、2007年に舞台用に書き下ろし、当時話題となった長編作品「凛」が映画化されました。
注目の若手俳優、佐野勇斗&本郷奏多のW主演で贈る映画『凜-りん-』。
5人組の高校生が物語の中心となる本作で、脇を固める個性派キャストの堀部圭亮と山口紗弥加から出演コメントが届きました!
吉本興業×TBSテレビが手掛ける本格ミステリー『凜-りん-』は、2019年2月22日公開です。
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映画『凜-りん-』とは
芥川賞作家・又吉直樹が舞台の脚本として初めて書き下ろした長編「凜」は、2007年12月に神保町花月にて公演されました。
この舞台は又吉の文才を垣間見たとファンの間で話題となった作品です。
そんな「凛」を原作とした映画『凜-りん-』は、「100年に一度、村から子供が消える」という神隠しの伝説が伝わる村に住む高校生5人組の物語です。
W主演に佐野勇斗&本郷奏多。そして、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑が男子高校生5人組を演じています。
さらには平祐奈・椿鬼奴・片桐仁・石田ひかりなど魅力あふれる大人キャストが集結しています。
映画『凜-りん-』の作品情報
【公開】
2019年(日本映画)
【原作・脚本監修】
又吉直樹
【監督】
池田克彦
【脚本】
渡邉真子
【主題歌】
主題歌:「ヨーロービル、朝」、挿入歌:「俺達を待っている」/ハルカミライ
【キャスト】
佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、大沢ひかる、平祐奈、椿鬼奴、須田邦裕、金田哲(はんにゃ)、好井まさお(井下好井)、片桐仁、堀部圭亮、勝村政信、石田ひかり(友情出演)、山口紗弥加
【作品概要】
芥川賞作家・又吉直樹が舞台の脚本として初めて書き下ろした⻑編「凜」を、吉本興業とTBSテレビが映画化。
主演は、2018年に『ちはやふる 結び』をはじめ、『羊と鋼の森』『青夏 きみに恋した30日』『3D彼女 リアルガール』など出演作が続々と公開され一躍話題の俳優となった佐野勇斗。
そして、2002年に『リターナー』で子役デビューして以来、たくさんの映画やドラマに出演し、近年は『いぬやしき』(2018)や『鋼の錬金術師』(2017)など、人気漫画の実写映画化に立て続けに出演し、好演を見せる実力派俳優・本郷奏多がW主演を務めた。
映画『凜-りん-』で神主役で出演する堀部圭亮とは
堀部圭亮は、1966年生まれの東京都台東区出身。
俳優業の傍ら、竜泉のペンネームで放送作家としても活躍し、2009年には映画『悪夢のエレベーター』の監督として自ら脚本を担当するなど、マルチに活躍しています。
かつて80年代後半には元お笑いコンビの「パワーズ」の火野玉男として、その後90年代初頭には、勝俣州和とお笑いコンビ「K2」として活躍していたことを記憶するファンも多いでしょう。
本作『凜-りん-』では、村に伝わる伝説の真相を知りたがる高校生、野田耕太(佐野勇斗)・天童義男(本郷奏多)ら5人組に、自分たちで詮索しない方がよいと警告する神主役を演じています。
映画の出演にあたり、“アノ原作者”へ、思いのこもった温かなメッセージを贈っています。
「長閑な町の男子高校生5人が、町に伝わる伝説を巡る冒険に乗り出す。
「あぁー、そういうアレか…」なんてナメてると、とんでもなく裏切られます!
なに?このどっぷりミステリー感!
それぞれの“闇”も見せちゃう、骨太な人間ドラマ感!!
くそぅ…芥川賞作家め」
堀部圭亮らしいユーモアのある語り口ですよね。
「骨太な人間ドラマ」と「くそぅ…芥川賞作家め」と、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が舞台用に書き下ろした作品なだけに、物語の完成度にジョークを交えたジェラシーと賛辞を見せています。
【堀部圭亮の主な出演映画】
『アントキノイノチ』(2011/監督:瀬々敬久)
『リアル~完全なる首長竜の日~』(2013/監督:黒沢清)
『罪の余白』(2015/監督:大塚祐吉)
『殿、利息でござる!』(2016/監督:中村義洋)
『疾風ロンド』(2016/監督:吉田照幸)
『関ヶ原』(2017/監督:原田眞人)
『8年越しの花嫁』(2017/瀬々敬久監督)ほか。
映画『凜-りん-』に里中のぞみ役で出演の山口紗弥加とは
山口紗弥加は1980年生まれの福岡県出身。
11歳の頃にテレビで見た『東京ラブストーリー』に出演した、鈴木保奈美に憧れて女優を目指します。
1994年にテレビドラマ『若者のすべて』で、萩原聖人演じる主人公の妹役妙子としてデビューを果たします。
初主演ドラマとなったのは、『ブラックスキャンダル』。2018年秋に放送され、美と実力を兼ね備えた女優として活躍しています。
山口紗弥加は、本作出演の意欲を次のように語っています。
「初めて台本を読ませていただいた時、泣いてばかりいた十代を思い出しました。
多感な時期の「友情」は、脆くて、しょっぱい。だからこそ、余計に眩しいのかもしれません。
それはとても温かくて、愛おしいものです。
私は、5人の男の子たちの“友情の形”を浮き彫りにできたら…という思いで、彼らを応援するつもりで参加させていただきました。
フレッシュで素晴らしい役者である彼らの姿を、是非スクリーンを通して観ていただきたいと思っております」
本作『凜-りん-』に出演した山口紗弥加の役柄は、野田(佐野)らが通う村の高校に臨時で働くことになった保険の教師、里中のぞみ役を演じています。
憧れを抱く野田に「生きていると色々あるよね」と自身の複雑な心境も見え隠れさせる役どころ。
「泣いてばかりいた十代」や「友情は、脆くて、しょっぱい。だからこそ、余計に眩しいのかも」と自身の多感であった思春期を想像させる内容です。
2018年に初のドラマ主演を果たした山口紗弥加の演技にも注目ですね。
【山口紗弥加の主な出演映画】
『フレア』(2014/監督:大塚祐吉)
『エイプリルフールズ』(2015/監督:石川淳一)
『ミックス。』(2017/監督:石川淳一)
『人魚の眠る家』(2018/監督:堤幸彦)ほか
【主な出演ドラマ】
『黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-』(2010、日本テレビ)
『ようこそ、わが家へ』(2015、フジテレビ)
『カンナさーん!』(2017、TBSテレビ)ほか多数
映画『凜-りん-』のあらすじ
高校生の野田(佐野勇斗)が住む村には「100年に一度、村から子供が消える」という伝説がありました。
野田とその仲間は、東京から来た転校生の天童(本郷奏多)と友達になります。
くだらない事でふざけあいながら過ごす青春の日々。
するとある日、野田の仲間の一人が姿を消してしまい、小さな村は混乱します。
伝説の存在が頭をよぎる中、そしてまた一人と消えていく友達。
親友である転校生の天童に疑いの目が向きます。
それでも野田たちは天童を信じていましたが…。
まとめ
芥川賞作家・又吉直樹が書き下ろした衝撃の舞台「凛」が、10年の時を経て映画化。
男子高校生5人組を中心に繰り広げられる物語の中で、重要な役どころを担う堀部圭亮と山口紗弥加の出演コメントをご紹介しました。
人気俳優、佐野勇斗と本郷奏多をW主演に迎え、吉本興業とTBSテレビが手掛ける本格ミステリー『凜-りん-』。
不思議な転校生と村の伝説、隠された仲間の秘密、そして犯人は誰なのか…。
映画『凜-りん-』は、2019年2月22日公開です。
お楽しみに!