Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/12/04
Update

映画『リチャード・ジュエル』アカデミー賞2020年の最有力候補。イーストウッド監督最新作の劇中の場面写真解禁

  • Writer :
  • 石井夏子

2020年1月、私たちは衝撃の真実を知る。

イーストウッドの第40作、勇敢な警備員の身に起きた実話を描くサスペンスドラマ『リチャード・ジュエル』。

全世界待望、クリント・イーストウッドが放つ衝撃作『リチャード・ジュエル』は、2020年1月17日(金)より日本全国ロードショーです。

全米で11月21日に初披露され、早くもアカデミー賞最有力の声が上がっている本作より、FBIがジュエルに迫る緊迫の場面写真が到着いたしました。

また、日本時間2019年11月21日(木)(※現地11月20日(水))にアメリカにて行われたワールドプレミアの模様もあわせてお伝えします。

スポンサーリンク

映画『リチャード・ジュエル』の場面写真

(C)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

今回、リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)がFBIに事情聴取される場面写真が到着しました。

事件の第一通報者であるジュエルを第一容疑者と断定して捜査を開始したFBIは、彼を犯人と断定する証拠品を押収のために自宅に押しかけます。

その最中、弁護士のワトソンが席を外した隙を見計らって、無防備なジュエルに対してFBIがボイスサンプルを強要。

「公園に爆弾がある。爆発まで30分」。犯行予告の音声とジュエルの声が合致すれば事件の早期解決となります。

逮捕を急ぐFBIのトム・ショー(ジョン・ハム)は、同僚と共にジュエルを睨みつけるように受話器を渡そうとしますが…。

この後、リチャード・ジュエルはFBIの求めに応じるのか。そして、事件はどんな展開を見せていくことになるのか。

今後の展開が気になる、緊迫感に溢れた場面写真ですね。

映画『リチャード・ジュエル』のワールドプレミア

(C)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

日本時間2019年11月21日(木)(※現地11月20日(水))、LAチャイニーズ・シアターにてワールドプレミアが実施されました。

本プレミアには、御年89歳のクリント・イーストウッド監督はもちろん、主演のポール・ウォータ・ハウザー、サム・ロックウェル、ジョン・ハム、キャシー・ベイツなど、豪華キャストが登壇

ひょうが降るほどの荒天の中、各国からの取材陣と、公開を楽しみにする多くのファンが集まる注目度の高いイベントとなりました。

ワールドプレミア概要


(C)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

【日程】
2019年11月21日(木)(現地時間:11月20日(水)) 

【会場】
チャイニーズ・シアター(カリフォルニア州・ロサンゼルス)

【登壇者】
クリント・イーストウッド(監督/製作)、ポール・ウォルター・ハウザー(主演リチャード・ジュエル役)、サム・ロックウェル(弁護士ワトソン・ブライアント役)、ジョン・ハム(FBI捜査官トム・ショー役)、キャシー・ベイツ(ジュエルの母ボビー役)ほか

今この作品を公開する理由

画像:ワールドプレミアでのイーストウッド監督


(C)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

レッドカーペットにはリチャード・ジュエル役を務めた主演のポール・ウォルター・ハウザーをはじめ、ジュエルの敵となるFBI捜査官役のジョン・ハム赤い服と赤い口紅が印象的なキャシー・ベイツひげを蓄えワイルドなサム・ロックウェルなどそうそうたるキャストがレッドカーペットを歩きました。

そして、クリント・イーストウッド監督もレッドカーペットに降臨。御年89歳の巨匠が、ポップコーンを頬張るおちゃめな場面もありました。

本作でリチャード・ジュエルという人物を題材にしたことについて問われると、「ジュエルは、ひどい悲劇の犠牲者だったからだよ。彼は、「疑わしきは罰せず」という扱いを受けなかった。彼は、適切な調査をされずに(犯人だと)判断されたんだ。それは、憲法に反することだし、僕らが信じているすべてのことに反している」とコメント。

さらに今この作品を公開する理由については「今世界で起きているのととても似たことだからだよ。人々は、ちゃんと確認する前に、早まった判断をするんだ」と、この時代だからこそ伝えたいテーマを語ります。

そして、日本のファンにメッセージを求められると「お会いできてうれしいよ。ビバ・ジャパン!」笑顔を見せました。

リチャード・ジュエルの母も登壇

画像:ポール・ウォルター・ハウザーとボビー・ジュエル

主演のポール・ウォルター・ハウザーはにこやかにコメントに応じました。

作品について問われると、「僕はこの映画が大好きだよ。僕にとってものすごく大切なものだ。クリントと仕事をするのは喜びだったし、とても奥行きのあるキャラクターや意義のあるストーリーを語るのは嬉しかった」と、イーストウッドとの仕事はもちろん、リチャード・ジュエルを演じることは、自身の中で大きな経験だったと語ります。

そしていよいよ作品がお披露目される事には「僕は多くの観客がこの作品を楽しんでくれることにとても興奮している。人々は一礼して(映画館を)後にするよ。そして自身、それか誰か知っている人をリチャード・ジュエルの中に見出すんだ。(今ここに)リチャードが僕らと一緒にいて、僕らと一緒に祝うことが出来たらよかった。彼の魂はここにいるよ。そして、彼の母親がここにいる」と、なんとリチャード・ジュエルの母ボビー・ジュエル本人も、このレッドカーペットへの登壇が実現したことを明かしました。

作品と今の社会の関連について

画像:ワールドプレミアでのポール・ウォルター・ハウザー


(C)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

さらに、作品と今の社会の関連について「残念なことに、この映画はいつも今日的な意味を帯びている。僕らが同じ間違いを犯し続けている限りは、歴史は繰り返されるんだ。FBIのようなグループの人々は、もっとちゃんとわかっているべきだ。リチャード・ジュエルは、88日間も捜査をして何も見つからなかったうえに、彼の人生を台なしにしたんだ。この映画はそれを明らかにすると思う。歴史と真実に光を当てているんだ。だから僕らは今夜ここにいるんだ。リチャード・ジュエルを称賛し、彼のストーリーを語るためにね」と強くメッセージを送りました。

スポンサーリンク

映画『リチャード・ジュエル』の作品情報

(C)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

【日本公開】
2020年(アメリカ映画)

【原作】
マリー・ブレナー バニティ・フェア 「American Nightmare―The Ballad of Richard Jewell」

【原題】
RICHARD JEWELL

【監督・製作】
クリント・イーストウッド

【製作】
ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー、ケビン・ミッシャー、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・デイビソン、ジョナ・ヒル

【脚本】
ビリー・レイ

【キャスト】
サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、ポール・ウォルター・ハウザー、オリビア・ワイルド、ジョン・ハム

【作品概要】
『アメリカン・スナイパー』(2014)、『ハドソン川の奇跡』(2016)、『15時17分、パリ行き』(2018)、『運び屋』(2018)と、実話を基に“衝撃の真実”を描いてきたクリント・イーストウッド監督。

監督40本目となる本作にて、1996年のアトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の“真実”を描きます。

キャストはアカデミー賞俳優のサム・ロックウェル、キャシー・ベイツらが集結しました。

映画『リチャード・ジュエル』のあらすじ

1996年、警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)は米アトランタのセンテニアル公園で不審なリュックを発見。

その中身は、無数の釘が仕込まれたパイプ爆弾でした。

テロを未然に防ぎ一時は英雄視された彼ですが、現地の新聞社とテレビ局がジュエルを犯人であるかのように書き立て、実名報道したことで状況は一変。

さらに、FBIの徹底的な捜査、メディアによる連日の過熱報道により、ジュエルの人格は全国民の目前でおとしめられていきました。

そこへ異を唱えるため弁護士ブライアント(サム・ロックウェル)が立ち上がります。

そして、ジュエルの母ボビ(キャシー・ベイツ)も息子の無実を訴え続けますが、3人の前に立ちはだかるのは、巨大国家アメリカ政府とマスコミで…。

スポンサーリンク

まとめ

画像:ワールドプレミアでのサム・ロックウェル


(C)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

全米で2019年11月21日に初披露され、いち早く鑑賞したメディアで大反響を巻き起こしている本作。

「実話を基にしたこの作品を賞賛せずにはいられない!」(バラエティ誌)、「イーストウッドによって計算しつくされた作品。すべてのディティールが、最高の瞬間へとつながる、至福の時を感じて欲しい」(Indiewire)、「イーストウッドは英雄的行為の記念碑とそれが粉々に砕け散るまでを描き切った」(ロサンゼルス・タイムズ紙)、など、賞賛の声が続々と上がっています。

米レビューサイト・ロッテントマトでも92%のハイスコア(11.27時点)をマークし、実在の人物を演じたキャストの熱演へも高評価です。

ハリウッドレポーターは「全キャストの演技がベスト! 作品賞、主演男優賞(ポール・ウォルター・ハウザー)、助演男優賞(サム・ロックウェル)、助演女優賞(キャシーベイツ)のノミネート最有力。」と紹介、デッドラインも「超激戦の今年のアカデミー賞主演男優賞だが、ハウザーのノミネートは間違いない。全キャストの演技が素晴らしく、ベイツ、ロックウェルもノミネートされるだろう」と、早くもアカデミー賞最有力の声が上がっています。

巨匠クリント・イーストウッド監督がアカデミー俳優を迎えて贈る『リチャード・ジュエル』は、2020年1月17日(金)より日本公開です。






関連記事

新作映画ニュース

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』あらすじとキャスト。モノクロ映像で描き出した美しいラブストーリー

ポーランドの映画監督パヴェウ・パヴリコフスキ監督の最新作『COLD WAR あの歌、2つの心』は6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。 ポー …

新作映画ニュース

韓国映画『めまい 窓越しの想い』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。大人の“純粋な恋愛”ラブストーリーと“職場の向こう側”の出会いにチョンウヒ主演で贈る

息苦しい日々に揺れ動く30代OLと窓拭きの清掃員が高層ビルの窓越しに出会う……。 優しさに溢れたヒーリング・ロマンス 『哭声/コクソン』のチョン・ウヒ主演で贈る韓国映画『めまい 窓越しの想い』。 (c …

新作映画ニュース

亀山睦実監督の新作映画『12ヶ月のカイ』のキャストに中垣内彩加と工藤孝生が決定!

人間とヒューマノイド、生まれるはずのない新しい《いのち》が二人にもたらすものとは? 短編映画『恋はストーク』、中編映画『ゆきおんなの夏』そして長編映画『マイライフ、ママライフ』と、着実に映画クリエイタ …

新作映画ニュース

深田晃司監督特集が東京国際映画祭2020のJapanNow部門で開催!最新作や代表作まで上映決定

第33回東京国際映画祭特集企画第1弾決定。 カンヌ選出、ミニシアターエイド、今年を代表する映画監督「深田晃司監督」特集開催! 2020年10月31日から11月9日まで開催される第33回東京国際映画祭。 …

新作映画ニュース

『宵闇真珠』映画監督クリストファー・ドイルをオダギリジョーらキャスト語る。世界的巨匠の映画制作の舞台裏は⁈

『ブエノスアイレス』『恋する惑星』など、映画史に燦然と輝く傑作を多数撮ってきた世界的撮影監督クリストファー・ドイル。 彼が監督を務めた映画『宵闇真珠』(よいやみしんじゅ)が12月15日(土)にシアター …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学