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Entry 2019/07/10
Update

映画『楽園』キャストの田中善次郎役は佐藤浩市【演技力の評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『楽園』が2019年10月18日より全国で公開。

『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一。

その最高傑作と評される『犯罪小説集』が、『64-ロクヨン-』を大ヒットさせた名匠・瀬々敬久によって映画化され、『楽園』という題名で2019年10月18日(金)に公開されます。

主演にはその実力と人気の高さからトップスターの座を築いた綾野剛。

確かな演技力で急成長をみせる杉咲花が緊張感溢れる本編に華を添え、日本を代表する名優・佐藤浩市が作品世界に説得力を与えます

この記事では、田中善次郎役を演じる佐藤浩市について詳しくお伝えしていきます。

映画『楽園』の作品情報


(C)2019「楽園」製作委員会

【公開】
2019年(日本映画)

【原作】
吉田修一『犯罪小説集』(角川書店)

【監督】
瀬々敬久

【キャスト】
綾野剛、杉咲花、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、石橋静河、根岸季衣、柄本明、佐藤浩市

【作品概要】

『悪人』『怒り』など数々の著作が映画化されてきたベストセラー作家・吉田修一の『犯罪小説集』を、『64-ロクヨン-』(2016)『菊とギロチン』(2018)の瀬々敬久監督が映画化。

綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ら豪華キャストが集結し、重厚なドラマを支えて犯罪をめぐる喪失と再生を描き出します。

更に、柄本明、村上虹郎など実力派の顔ぶれが揃います。

映画『楽園』のあらすじ


(C)2019「楽園」製作委員会

ある地方都市で起きた少女失踪事件。

家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士(綾野剛)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲花)。

不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたりでしたが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消したことで、事態は急変します。

一方、その場所にほど近い集落で暮らす善次郎(佐藤浩市)は、亡くした妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていました。

ですが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤立を深めて行きます。次第に正気は失われ、誰もが想像もつかなかった事件に発展。

2つの事件、3つの運命、その陰に隠される真実とは。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだ者の運命とは。

映画『楽園』田中善次郎役は佐藤浩市

参考映像:映画『64-ロクヨン-前編』(2016)

映画『楽園』で田中善次郎役を演じる佐藤浩市は1960年12月10日生まれ、東京都出身。テアトル・ド・ポッシュ所属。

父は名優・三國連太郎。

多摩美術大在学中の1980年にNHK『続・続事件』でデビューします。

翌年出演の映画『青春の門』でブルーリボン賞新人賞を受賞。

30代前半までは脇役出演が多い中、『あゝ、春』『顔』などで重厚な演技を見せます。

両親が離婚したため確執があった三國連太郎と1986年映画『人間の約束』で初共演。

しかしわだかまりは消えず、1996年共演の『美味しんぼ』制作会見では険悪な雰囲気になりました。

しかし次第に親子関係は改善し、自然に和解。2008年にはANAのCMで仲睦まじく親子共演しています。

日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を、1994年『忠臣蔵外伝 四谷怪談』、2016年『64-ロクヨン-前編』で2回受賞。

日本アカデミー賞最優秀助演男優賞も、2000年『ホワイトアウト』、2003年『壬生義士伝』で受賞しています。

そのほか、ブルーリボン賞、毎日映画コンクール、東京国際映画祭など数えきれないほど、多くの映画賞を受賞しています。

主な出演作は映画『青春の門』『ホワイトアウト』『愛を積むひと』『64-ロクヨン-』『空母いぶき』『ザ・ファブル』、ドラマ『天国への階段』『新選組!』『終着駅~トワイライトエクスプレスの恋』など多数。

大のゴルフ好き。「フジサンケイクラシック」ほか大会に出場し、アマチュア部門で優勝するほどの腕前です。

20代の頃から競馬ファン。JRAのCMにも出演経験があります。

映画『楽園』田中善次郎はどんな役?

佐藤浩市が演じるのは、誘拐事件が起きたY字路に続く集落で、愛犬と暮らす養蜂家・田中善次郎役です。

村おこしの事業を進めていた善次郎ですが、些細なことから村中の非難を受け、村八分状態にされてしまうんです。

日本を代表する俳優・佐藤浩市が、狂気へと転落していく善次郎の心情を圧巻の演技力で体現します。

佐藤浩市の演技力の評価は

参考映像:映画『起終点 ターミナル』(2012)

数えきれないほどの作品に出演経験を持つ日本を代表する名優・佐藤浩市。

数多くのヒット作に出演し、数えきれないほど多くの映画賞を受賞しています。

デビュー映画『青春の門』で日本アカデミー賞・ブルーリボン賞の両賞で新人賞を受賞

それを皮切りに、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を、1994年『忠臣蔵外伝 四谷怪談』、2016年『64-ロクヨン-前編』と2回受賞。優秀男優賞を、2008年『ザ・マジックアワー』、2012年『起終点駅 ターミナル』の2回受賞。

日本アカデミー賞最優秀助演男優賞は、2000年『ホワイトアウト』、2003年『壬生義士伝』。優秀助演男優賞は1983年『魚影の群れ』『日本海大海戦海ゆかば』、2006年『THE 有頂天ホテル』、2011年『最後の忠臣蔵』、2012年「あなたへ』『のぼうの城』の4度受賞。

日本アカデミー賞関連だけでも、これだけの輝かしい成績を収めています。

そのほか、ブルーリボン賞、毎日映画コンクール、東京国際映画祭など数えきれないほど多くの映画賞を受賞しています。

主役を演じる大器でありながら、優れた一流バイプレーヤーでもあります。役の大小に関わらず常にオーラを放ち、輝く演技を見せられる実力派です。

大きな力で現場も観客も巻き込んでいく名優・佐藤浩市。

本作では村八分にされる男・田中善次郎を演じます。狂気へ落ちていく孤独な男をどう演じ、衝撃の展開へ導くのか。佐藤浩市の迫真の演技から目が離せません。

佐藤浩市の公式SNSの紹介

佐藤浩市の公式SNSは残念ながらみつけられませんでした。

まとめ

参考:映画『楽園』ツイッター

人はなぜ罪を犯すのか、そしてなぜ自分だけが生き残ってしまったのか。それぞれの人生が交錯するとき、物語は衝撃のラストへと導かれます。

2016年に発売されたベストセラー作家・吉田修一の最高傑作と称される『犯罪小説集』を、『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督が映画化した『楽園』。

綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ら、確かな演技力を持った俳優たちが集いました。

物語に厚みを持たせる迫力ある演技をみせる名優・佐藤浩市。今回は人々に見放された孤独な男の狂気を演じます。

映画『楽園』は2019年10月18日(金)よりロードショーです。




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