『パンドラ創立31周年特集上映 時代とともに』が9月15日(土)~10月12日(金)新宿K’s cinemaにて開催されます。
パンドラ第1回配給作品『ハーヴェイ・ミルク』を皮切りに、これまで配給した数々の作品から、35本を厳選して上映!
『レニ』『100人の子供たちが列車を待っている』など選りすぐりの上映作品から一部をご紹介いたします。
CONTENTS
映画『レニ』の作品情報
【公開】
1995年(ドイツ・ベルギー合作映画)
【原題】
The Wonderful, Horrible Life of Leni Riefenstahl
【監督】
レイ・ミュラー
【キャスト】
レニ・リーフェンシュタール
【作品概要】
ダンサー、女優、映画監督、写真家と、どの領域でも一流の域に達した女性レニ・リーフェンシュタールの波乱にとんだ人生をまるごと描き、大ヒットしたドキュメンタリー。
1993年国際エミー賞、シカゴ国際映画祭シルバー・ヒューゴ賞、グラーツ国際映画祭審査員賞、モントリオール世界映画祭ナショナル・フィルムボード賞受賞。
1994年サンフランシスコ国際映画祭ゴールデン・ゲイト賞、トレント国際映画祭銀りんどう賞、シドニー国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞、シアトル国際映画祭金の針賞受賞。
映画『レニ』のあらすじ
16歳でダンサー、24歳で女優、そして女性監督としての才能も開花させたレニ・リーフェンシュタール(1902~2003)。
ナチ党大会を記録した問題作『意志の勝利』や、世界映画史上に燦然と輝く1936年ベルリン・オリンピックの記録映画『オリンピア』(『民族の祭典』『美の祭典』の2部構成)で監督を務め、『オリンピア』はヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞しました。
戦後、写真集『ヌバ』でカムバックした驚異的な才能と生命力、強靭な精神力の持ち主であるレニの栄光と挫折。数奇な人生を生きた芸術家が明かす衝撃の人生とは…。
映画『ハーヴェイ・ミルク』の作品情報
【公開】
1988年(アメリカ映画)
【原題】
The Times of Harvey Milk
【監督】
ロバート・エプスタイン
【キャスト】
ハーヴェイ・ファイアスタイン(ナレーション)、ハーヴェイ・ミルク、ダイアン・ファインスタイン
【作品概要】
ゲイを公言しながらもマイノリティの権利の獲得を訴えたサンフランシスコ市政執行委員ハーヴェイ・ミルクの人となりが垣間見られるドキュメンタリー映画。
1984年の第57回米アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作品。
映画『ハーヴェイ・ミルク』のあらすじ
同性愛者がまだ市民権を得ていなかった時代に、ハーヴェイ・ミルクは社会の不平等を感じたことで、自らゲイであることを公表するとともに、同性愛者の公民権獲得や地位向上のために立ち上がります。
やがてサンフランシスコ市政執行委員となったハーヴェイ・ミルクは、同性愛者支援に留まらず、社会的なマイノリティである黒人やアジア人の人種や、高齢者や児童などの救済のために活動を繰り広げていきます。
次第に活動は支持者を増やしていきますが、1978年に同じ執行委員であった男に暗殺されてしまいます。
その事件を中心に追っていく真実の人間ハーヴェイ・ミルクとは…。
映画『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー もう一人のグリフィス』の作品情報
【公開】
1999年(ニュージーランド映画)
【原題】
FORGOTTEN SILVER
【監督・脚本】
ピーター・ジャクソン、コスタ・ボーテス
【キャスト】
ピーター・ジャクソン、サム・ニール、コスタ・ボーテス、ハーヴェイ・ワインスタイン
【作品概要】
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で知られるニュージーランド出身のピーター・ジャクソン監督が製作したモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)映画。
映画『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー もう一人のグリフィス』のあらすじ
ニュージーランド南島の密林で、巨大なセットを発見したピーター・ジャクソン監督。
映画史を覆す大発見に胸躍らせたピーター・ジャクソン監督を始めとする、ニュージーランドの映画人たちが、映画生誕100年の記念に一気に製作した夢のモキュメンタリー映画。
幻の天才映画監督コリン・マッケンジーの生涯とは…。
映画『100人の子供たちが列車を待っている』の作品情報
【公開】
1990年(チリ映画)
【原題】
Cien Ninos Esperando un Tren
【監督】
イグナシオ・アグエロ
【キャスト】
チリのサンチャゴで暮らす子供たち
【作品概要】
チリの首都サンチャゴで暮らす映画を見たこともない貧しい子供たちが、映画づくりを学習していく過程を収めたドキュメンタリー映画。
本作のタイトルの「列車」は、映画の祖リュミエール兄弟の『列車の到着』にちなみ付けられた。
1989年ラテンアメリカ映画祭記録映画部門グランプリ、アメリカ映画協会レッドリボン賞、アメリカ映画・ビデオフェスティバル ジョン・グリアソン賞、他多数受賞。
映画『100人の子供たちが列車を待っている』のあらすじ
子供たちは女性教師アリシアから「遊びましょう」と、紙や木で簡単なアニメ装置を作り、映画のプランニング、遠近法、カメラの動きまでを体験します。
1週間に1度、サンチャゴの教会で行われた映画教室を記録し、完成後20年を経ても見られ続けている、映画作りや情操教育に最適のドキュメンタリー映画です。
『パンドラ創立31周年特集上映 時代とともに』の開催概要
【開催期間】
2019年9月15日(土)~10月12日(金)
【開催場所】
新宿K’s cinema
【特別鑑賞券】
3回券3,000円 K’s cinemaにて販売中!
【チケット料金】
当日一般1,500円/大・高1,300円/シニア1,000円(税込)
特集上映の作品リスト(製作国/上映時間)
『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー もう一人のグリフィス』(ニュージーランド/53分)
『レニ』(独・仏・ベルギー/182分)
『アイ・コンタクト もう1つのなでしこジャパン ろう者女子サッカー』(日本/88分)
『アシク・ケリブ』(ソ連/74分)
『美しい夏キリシマ』(日本/118分)
『エルミタージュ幻想』(露・独・日本/96分)
『おじいちゃんの里帰り』(独/101分)
『カスパー・ハウザーの謎』(独/109分)
『北朝鮮強制収容所に生まれて』(独/106分)
『禁じられた遊び』(仏/86分)
『結婚演出家』(伊/100分)
『鉱毒悲歌』(日本/103分)
『こつなぎ 山を巡る百年物語』(日本/120分)
『小人の饗宴』(独/96分)
『ざくろの色』(ソ連/73分)
『ザ・フューチャー』(独・米/91分)
『シアター・プノンペン』(カンボジア/105分)
『ジプシー・フラメンコ』(西/84分)
『旅の贈りもの 0:00発』(日本/109分)
『問いかける焦土』(仏・英・独/54分)
『ナヌムの家』(韓国/98分)
『ハーヴェイ・ミルク』(米国/87分)
『ハートの問題』(伊/104分)
『花咲くころ』(ジョージア/102分)
『日陽はしづかに発酵し…』(ソ連/138分)
『100人の子供たちが列車を待っている』(チリ/58分)
『Viva!公務員』(伊/85分)
『夫婦の危機』(伊/112分)
『プライドinブルー』(日本/84分)
『娘よ』(パキスタン・米国・ノルウェー/93分)
『もうひとつの世界』(伊/100分)
『よりよき人生』(仏/111分)
『陸軍前橋飛行場 私たちの村も戦場だった』(日本/69分)
『ロシアン・エレジー』(露/69分)
『笑う故郷』(アルゼンチン/西/117分)
開催期間中に行われるトークイベント
9月16日(日)
『美しい夏キリシマ』12:15の回、上映終了後
ゲスト:日向寺太郎監督、松田正隆さん(劇作家、演出家、マレビトの会代表)
9月20日(木)
『アイ・コンタクト もう1つのなでしこジャパン ろう者女子サッカー』10:00の回、上映終了後
ゲスト:中村和彦監督
9月20日(木)
『プライドinブルー』12:15の回、上映終了後
ゲスト:中村和彦監督
まとめ
9月15日(土)~10月12日(金)新宿K’s cinemaにて『パンドラ創立31周年特集上映 時代とともに』が開催されます。
この機会を逃したら、なかなかお目にかかることのできない貴重な作品の数々が上映されます。
各作品の詳細やタイムテーブルは、公式ホームページをご確認のうえ、お出かけください。