映画『オーファンズ・ブルース』は2019年5月31日(金)よりテアトル新宿を皮切りに全国順次公開
工藤梨穂監督が2018年に自身の卒業制作として撮り、数々の映画祭にて賞を獲得した映画『オーファンズ・ブルース』。
終わることのない夏の中、記憶の喪失に苦しむ一人の少女が歩む幼馴染を探すための旅路を描いたロードムービーです。
Cinemarcheでは、2019年5月31日からの劇場公開を記念して、劇場招待券を抽選で10名様にプレゼント致します。
CONTENTS
映画『オーファンズ・ブルース』とは
映画『オーファンズ・ブルース』とは、寺山修司のとある著書の一節から着想された、当時22歳の工藤梨穂が手掛けた渾身のロードムービーです。
「夏」という1つの季節へと閉じ込められ、やがて明瞭になっていく主人公たちの孤独を独特の世界観で描き出した本作は、 “忘れゆく”、あるいは“忘れられてしまう”という絶望の中に、“ある光”を見出します。
アジアの異国を思わせる中華街や市場、そして鮮やかな新緑の草原など主人公らの旅路を彩る様々なロケーションの移ろいは、観る人を日常からどこかへと連れ出してゆきます。日本の見慣れた街並みから外れた“無国籍”な雰囲気が取り巻くこの世界で、観客は主人公たちの愛、そして希望を目撃することになるでしょう。
第40回ぴあフィルムフェスティバルにてグランプリ・ひかりTV賞を獲得後、なら国際映画祭学生部門NARA-waveではゴールデンKOJIKA賞と観客賞をダブル受賞など、数々の映画祭を席巻した珠玉の作品です。
こぼれ落ちていく記憶と対峙する主人公エマを務めるのは、『赤い玉、』『クマ・エロヒーム』で圧倒的な存在感を放つ村上由規乃。第19回TAMA NEW WAVEにてベスト女優賞を本作で獲得した彼女の演技は、各地で絶賛の嵐を巻き起こしています。
エマを受け入れ、共に生きていこうとする少年バン役には上川拓郎。はつらつとして時に切ない彼の姿を丁寧に演じ切りました。
また、エマへ傾いていくバンを振り向かせようとする恋人のユリを演じるのは、映画『温泉しかばね芸者』やドラマなどで活躍する一方、監督作『ぱん。』などが話題の辻凪子。
ヤンの妻であり、どこか不気味さを感じさせるペンションの女主人ルカには『嵐電』の窪瀬環。ペンションに滞在する謎の浮浪人アキを『DRILL & MESSY』『ウィッチ・フウィッチ』などに出演した佐々木詩音が務めます。そして、『赤い玉、』や『ベー。』の吉井優が物語の軸となるエマの幼馴染ヤンに挑みました。
工藤梨穂監督のプロフィール
1995年生まれ、福岡県出身。
西加奈子の著書『さくら』を読んだことがきっかけで映画の道に進みます。
京都造形芸術大学映画学科の卒業制作である『オーファンズ・ブルース』は、第40回ぴあフィルムフェスティバル、なら国際映画祭など数々の国内映画祭で受賞を果たした。
また、工藤監督はこの作品が劇場デビュー作でもあります。
映画『オーファンズ・ブルース』の劇場招待券プレゼント
プレゼント内容の情報
【公開】
映画『オーファンズ・ブルース』は、2019年5月3日(金)よりテアトル新宿を皮切りに全国順次公開されます。
【注意事項】
プレゼントをする劇場招待券に当選された読者さんは、必ずチケットが使用できるか最寄りの劇場でお聞きください。セカンド上映や順次公開される劇場によっては使用できない場合もございます。ご確認のほど、よろしくお願い致します。
劇場招待券プレゼントの応募受付
【応募方法】
たくさんのご応募ありがとうございました!当選は発送をもって代えさせていただきます。
【応募締切】
2019年5月25日(土)の23時59分まで有効
【当選者数】
10名様
【抽選・当選発表】
厳正なる抽選のうえ、当選者を決定致します。また当選者の発表は個人情報の保護のため、当選者ご本人への発送をもって代えさせていただきます。
*応募はお1人様1回に限り有効です。複数回の応募は無効となる場合がございますのでご注意ください。
映画『オーファンズ・ブルース』の作品情報
【劇場公開】
2019年5月31日(金)(日本映画)
【脚本・監督】
工藤梨穂
【キャスト】
村上由規乃、上川拓郎、辻凪子、佐々木詩音、窪瀬環、吉井優
【作品概要】
寺山修司著書の一節から着想された、当時22歳の工藤梨穂監督が手掛けた渾身のロードムービー。
失われゆく記憶に苦悩しながらも、幼なじみを探す女性の旅路を描きます。
本作は第40回ぴあフィルムフェスティバルにてグランプリ・ひかりTV賞を受賞し、なら国際映画祭学生部門NARA-waveではゴールデンKOJIKA賞と観客賞をダブル受賞など、さまざまな映画祭で高い評価を獲得しました。
映画『オーファンズ・ブルース』のあらすじ
夏が永遠のように続く世界で生きるエマ。
最近、物忘れがひどい彼女はノートを手放さず、家にもあらゆるメモを貼っています。
そんなある日、彼女の元に、孤児院時代の幼馴染であり現在は行方不明のヤンから象の絵が届きました。
やがて、エマは消印を手掛かりに彼を探す旅に出ます。
道中で彼女は、ヤンと同様に幼馴染であったバンに邂逅し、その恋人であるユリとも知り合います。
タヒチへ高飛びする計画が失敗した彼らは、ずるずるとエマの旅についていくこととなる。
次第にヤンへの思いを募らせてゆくエマ。しかしその一方で、彼女は自らの記憶の喪失が加速していることを恐れ始めてつつありました…。
まとめ
工藤梨穂監督の卒業制作作品にして劇場デビュー作である映画『オーファンズ・ブルース』。
2019年5月31日(金)より、テアトル新宿を皮切りに全国で順次公開されます。
終わらない夏の中、記憶の喪失という絶望に直面しながらも“希望”を見出そうとする主人公の旅路を描いた、切なさと同時に力強さも湛えるロードムービーです。
ぜひ、工藤梨穂監督の映画『オーファンズ・ブルース』の劇場招待券プレゼントに、たくさんのご応募をお待ちしております。