Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/05/18
Update

映画『おろかもの』キャスト。猫目はちは兄の婚約者である榊果歩役を演じる【演技評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

2020年公開予定の映画『おろかもの』キャスト紹介

若手監督の登竜門として知られる田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した長編『おろかもの』が、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」で上映予定です。

盟友である芳賀俊監督と『ボーダー』の鈴木祥監督が共同で手がけて製作されました。

この記事では、兄・健治の婚約者・果歩を演じる猫目はちについて詳しくお伝えしていきます。

映画『おろかもの』の作品情報


(C)2019「おろかもの」制作チーム

【上映】
2020年(日本映画)

【監督】
芳賀俊、鈴木祥

【脚本】
沼田真隆

【キャスト】
笠松七海、村田唯、イワゴウサトシ、猫目はち、葉媚、広木健太、南久松真奈

【作品概要】
形は違えど、これまでいくつもの作品をともに制作してきた芳賀俊監督と鈴木祥監督が満を持して挑んだ、二人にとって初の長編監督作。結婚を控えている兄の浮気相手と対峙した妹が、やがてその浮気相手、そして兄の婚約者と接してゆくうちに他者や自身にとっての“つながり”について見つめ直してゆく物語です。

主人公・洋子を演じたのは、『空の味』(2016)『サイモン&タダタカシ』(2017)の笠松七海。女子高生特有のアンビバレントな感情を完璧に捉えた快演を劇中で見せます。

兄の浮気相手・美沙を魅惑的に演じたのは、『密かな吐息』(2014)『デゾレ』(2017)など自身も監督として活動している村田唯。また兄の婚約者・果歩を演じた猫目はちも、『つま先だけが恋をした』(2018)で監督デビューを果たしています。

本作は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019での上映がワールド・プレミアとなりました。そして国内コンペティション長編部門にて見事観客賞を獲得。2019年(第13回)田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門でもグランプリを受賞したほか、主演の笠松七海と村田唯も俳優賞を受賞し、観客賞など5冠に輝きました。また「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2019」でも長編部門最優秀作品賞受賞し、笠松七海が俳優賞を受賞しています。

映画『おろかもの』公式HPはこちらから→

映画『おろかもの』のあらすじ


(C)2019「おろかもの」制作チーム/(C)2019 SKIP CITY NTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL Committee.All right reserved.

高校生の洋子は結婚を目前に控えた兄・健治が、美沙という女性と浮気をしている現場を目撃してしまいます。

ある日、衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の柔らかさと強さ、そして脆さに惹かれていきます。

そして、洋子が何気なく言葉にした“ある提案”に乗ってしまったことで、美沙は彼女と行動をともにするようになり、次第に奇妙な関係を結んでゆきます…。

映画『おろかもの』榊果歩役は猫目はち

参考映像:『退屈な日々にさようならを』(2017)

映画『おろかもの』で榊果歩役を演じる猫目はちは東京都出身の女優。フリーで活動中。

大森立嗣監督作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を観たのをきっかけに映画館の魅力の虜に。

今泉力哉監督作品『退屈な日々にさようならを』で俳優デビュー。

映像を中心に活動。役者のほか、イラストや音楽でも作品に参加。

かねてより映画製作を望んでいたことから、ENBUゼミナール監督コースに入学し、在学中に、初監督作品『つま先だけが恋をした』、続編の『突き射す』を製作しました。

その後、初の短編作品『花に問う』も続編として製作しています。

ほかにも『来る』『愛がなんだ』『どうしようもない僕のちっぽけな世界は、』など話題作に出演。

映画『おろかもの』榊果歩はどんな役?

猫目はち演じる榊果歩は、主人公・洋子の兄の高城健治の婚約者。花屋の店員。

一見地味にみえますが、芯がとても強い女性。

健治を心から愛しており、彼の浮気が明らかになっても動じません。

洋子のことも、実の妹のように大事にしています。

猫目はちの演技力の評価は

参考映像:『つま先だけが恋をした』(2018)

映画に熱い情熱を抱いている女優・監督の猫目はち。

自身の監督作3作目の『花に問う』は栃木県鹿沼市を舞台に製作。

友人とドライブに出て美しい景色に魅せられ、偶然立ち寄った喫茶店や花屋で全編を鹿沼で撮影することを決めたといいます。

直観と行動力に優れた映画人です。

本作『おろかもの』では、主人公の洋子の兄・健治の婚約者・果歩役。

はじめは目を惹かない女性として描かれる果歩。洋子からは、「濃すぎず薄すぎない味付けの、しかも肉じゃがを作って出す女性」と、どこか冷めた目で見られています。

しかし、健治の浮気が明るみに出てから、実は肝のどっしり座った強い女性ということがくっきりと浮かび上がります。

健治の浮気癖も、早くに両親を亡くして苦労してきたためだと、深く彼の性質を理解した上で愛し抜く果歩。

観る者を引き付けて止まない意志の強い瞳。彼女を伴侶に選んだ健治の株がぐっと上がるほどに、魅力的なキャラクターを生み出しました。

猫目はちの公式SNSの紹介

猫目はちの公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。

まとめ

映画『おろかもの』メイキング画像(スッタフ・キャスト)


(C)2019「おろかもの」制作チーム

若手監督の登竜門「田辺・弁慶映画祭」の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した『おろかもの』。

盟友である芳賀俊監督と鈴木祥監督が初の長編監督作として共同で手掛け、多数の映画祭で高い評価を受けた一作です。

愛を信じ続ける限り、“おろかもの”であり続ける人々を、温かな目で描いています。

主演の笠松七海と村田唯も熱演を評価され、「田辺・弁慶映画祭」で俳優賞を受賞しています。

『おろかもの』は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」にて東京・テアトル新宿、大阪・シネ・リーブル梅田)にて公開予定です。

女優のほか映画監督、イラスト、音楽などマルチな才能を発揮している猫目はちが、主人公の兄の婚約者・榊果歩を、見事な存在感で演じています。

*新型コロナウイルスの拡大の影響で、現在、6月公開は順延となっております





関連記事

新作映画ニュース

劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』あらすじと完成披露試写会。sumikaも登壇予定⁈

劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の完成披露試写会に出演者が決定しました。 人気上昇中の4人組バンド「sumika」がリリースした『Fiction e.p』は、オリコン週間シングルランキングで第3位を記 …

新作映画ニュース

東出昌大最新情報!映画『草の響き』あらすじ/キャスト。佐藤泰志の小説を原作に函館を走る男を演じる

函館出身の作家・佐藤泰志没後30年。 夭折の小説家、佐藤泰志。『オーバー・フェンス』『きみの鳥はうたえる』に続き、佐藤泰志が執筆した小説『草の響き』が映画化され、2021年秋に公開されます。 (C) …

新作映画ニュース

【劇場招待券プレゼント5組10名様】映画『キュクロプス』( 池内万作主演作品)を上映館で観よう!

映画『キュクロプス』は5月3日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー! 大庭功睦監督が製作、脚本も兼ねて自主製作として完成させた映画『キュクプロス』の劇場招待券を5組10名様にプレゼント。 ( …

新作映画ニュース

芳根京子映画『Arc アーク』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。石川慶がケン・リュウの短編小説を原作に不老不死の世界を描く

主演:芳根京子が17歳から100歳以上までを熱演。 俊英・石川慶監督が世界的作家の小説を実写映画化! 『愚行録』『蜜蜂と遠雷』で国内外より注目される石川慶監督の待望の新作映画『Arc アーク』の製作が …

新作映画ニュース

『アングスト/不安』のサイコキラーの動機とは?犯罪心理分析で主人公K.の背景を読み解く

と解禁。 比類なき傑作にも関わらず、あまりにも異常、あまりにも危険過ぎてほとんどの人の目に触れずにいた1983年のオーストリア映画『アングスト/不安』。 本作の異様な雰囲気が日増しに世間の不安と期待を …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学