永遠の妖精オードリー・ヘプバーンの本当の姿とは?
『ローマの休日』をはじめ、銀幕で数々の名作を残し、世界中の人々から時を超えて愛され続ける大スター、オードリー・ヘプバーン。
しかし、私たちが彼女の本当の素顔を知る機会はこれまでほとんどありませんでした。
そんな彼女の真実に迫るドキュメンタリー映画『オードリー ・ヘプバーン』が2022年5月6日(金)より劇場公開されることが決定しました。
貴重なアーカイブ映像とともに近親者によって語られ、名声に隠された彼女の本当の姿が描かれる、オードリーの長編ドキュメンタリー決定版です。
そのポスタービジュアルが解禁となりました。
また、映画公開を祝して寄せられたオードリーの息子であるショーン・ヘプバーン・ファーラー氏のコメントもご紹介させて頂きます。
CONTENTS
映画『オードリー・ヘプバーン』について
永遠の妖精と呼ばれ、ファッションアイコンとして美の概念を変える革新的なスターとなったオードリー・ヘプバーン 。
『ローマの休日』(1953)『ティファニーで朝食を』(1961)など数々の名作でみせた個性あふれる美しさで世界中の人々を虜にしてきました。
その一方で、実生活では愛される喜びを得られませんでしたが、生涯をかけて「愛すること」を信じ、与えることを貫いた女性でした。
晩年はユニセフ国際親善大使として、恵まれない人々に惜しみなく愛を与え続けたことでも知られています。
映画『オードリー・ヘプバーン』は、彼女が今なお私たちの心の中に生き続ける理由が解き明かされる一作です。
映画『オードリー・ヘプバーン』のポスタービジュアル
力強い眼差しで前を見つめる印象的な表情のオードリーのアップを捉えたポスタービジュアルが解禁されました。
真っ白な背景に、真っ赤なオードリーのリップとタイトルが映える目を引くデザインに仕上がっています。
色褪せることのないオードリーのきらめきがまぶしい珠玉のワンショットです。
映画『オードリー・ヘプバーン』の作品情報
【日本公開】
2022年(イギリス映画)
【監督】
ヘレナ・コーン
【キャスト】
オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー、クレア・ワイト・ケラー、ピーター・ボグダノビッチ、リチャード・ドレイファス
映画『オードリー・ヘプバーン』のあらすじ
独自の流儀やライフスタイルが人々に今なおインスピレーションを与え続け、時代を超えて愛される永遠の妖精オードリー・ヘプバーン。
圧倒的な美貌を持ち、ハリウッド黄金期の伝説的スターと称されたオードリーの知られざる人生に迫るドキュメンタリーです。
幼少期に経験した父親による裏切り、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育った過去のトラウマ、奪われたバレエダンサーへの夢、幾度の離婚など、傷を抱えて生きてきたオードリー。
劇中では、過去の貴重なアーカイブ映像とともに、近親者によって語られるインタビューによって、これまで隠されてきたオードリーの一人の女性としての姿が描き出されていきます。
さらに、育児のために女優業を休業するなど、子供達への深い愛情を注いでいた彼女は、晩年はユニセフ国際親善大使として慈善活動に身を尽くし、大勢の人たちに癒しと救済をもたらしました。
本作には、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、プライベートに迫るインタビュー映像がふんだんに盛り込まれています。
愛情と寛容の力の証として存在する、極めて特別なひとりの女性の姿が、鮮やかにスクリーンによみがえります。
オードリーの息子、ショーン・ヘプバーン・ファーラーのコメント
今回のドキュメンタリー映画公開を前に、オードリーと最初の夫、メル・ファーラーの息子であるショーン・ヘプバーン・ファーラー氏から、母への尊敬と愛情を感じることができるあたたかなコメントが寄せられました。
その全文をご紹介させていただきます。
2019年5月に私の母、オードリー・ヘプバーンは90歳の誕生日を迎えるはずでした。このアニバーサリーのタイミングで私は「アイコン」「銀幕のスター」「伝説」という切り口でオードリーの核となる部分を描くプロジェクトを立ち上げました。
私が伝えたいのは一人の女性としてのオードリーの姿です。みんなと同じように不安や疑心を持っている生身の人間としての姿です。オードリーは自分のことを美しい人や特別な人という風に思ったことはありませんでした。だからこそ、彼女は常に努力をし、いつでもプロフェッショナルであり、誰に対しても優しい人でした。
最初のプロジェクトはオードリーの展覧会「Intimate Audrey」(2019年ヨーロッパで開催)でした。私たちはこの展覧会を彼女の考えや哲学を中心に構成し、オードリーを一人の人間として見せました。
さらに展覧会カタログの代わりとなるような本として、オードリーの人生を綴った絵本「リトル・オードリーのデイドリーム(原題:Little Audrey’s Daydream)」を制作しました。この本は現在英語版が世界各国で出版されていて、日本語版はあかし出版から出ています。もう一つのプロジェクトはドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』です。プロデューサーのニック・タウシグとこの件について話し合ってすぐに、私たちが描きたいオードリーの物語がピタリと一致しました。この作品はオードリーをよく知る人たちが語る、一人の女性の人生の真実です。
一人の女性としての彼女の本当の姿を知る人や、彼女の人生の酸いも甘いも両方知る人。
ニックが本作の海外セールスに辺り良いパートナーを探していると聞いた時、日本のパートナーとして東北新社に連絡しました。彼らとは50年間、私たちのエージェントとして関係を築いてきました。彼らに本作を託すということは、家族にバトンを渡すような感覚でした。私は様々なところで「なぜ、オードリーは今でも世界中で愛されているのか」という質問を受けます。これについて私もずっと考えていました。そしてたどり着いた答えは、私たちがオードリーを「自分たちと同じ一人の人間」として身近に感じてられるから。数多くのハリウッドスターとオードリーが違うのは、彼女は身一つで海を越え、シンプルな黒のドレスだけでこの世界へ飛び出してきたことです。だからこそ、私たちはオードリーを応援したくなるのです。
この作品を通して、皆さんが出会い、知っていく女性はこのような人物なのです。
この素晴らしい作品はドキュメンタリー以上にオードリーの真実に迫り、伝記以上にオードリーの生涯を綴る、信念と愛情と思いやりの物話です。彼女がめいいっぱい生きた人生の物話なのです。この作品はオードリー・ヘプバーンを語る上で欠かせない新たな「クラシック」になるでしょう。優しさと愛情はなによりも勝るという安心感を求めたい時、人々は雨が降る日曜の午後にふとオードリーの作品を観返すのと同じように、きっとこの作品を何度も観たくなることでしょう。
<ショーン・ヘプバーン・ファーラー/コメント全文>
まとめ
『ローマの休日』『麗しのサブリナ』『ティファニーで朝食を』など数々の名作映画を生み出し、今なお人々から愛され続ける銀幕の妖精オードリー・ヘプバーン。
オードリーの知られざる真実に迫るドキュメンタリー作品『オードリー・ヘプバーン』は、彼女の家族たちや俳優時代の仲間のインタビューを盛り込んだファン必見の一作です。
オードリーヘップバーンという伝説的スターの、一人の女性としての姿を映し出した映画『オードリー・ヘプバーン』は2022年5月6日(金)より劇場公開です。