Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

アニメーションの神様の深部に迫るドキュメンタリー映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』公開日決定

  • Writer :
  • 石井夏子

苦悩と情熱そして創造

アニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの深部に迫るドキュメンタリー映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』の公開日が2019年3月23日(土)に決定しました。

シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショーされる本作を、いち早くご覧になった方々からの推薦コメントも到着。

ユーリー・ノルシュテインが自身の心の内を語る貴重な映像の数々。

ノルシュテインを愛する作り手のコメントを読んだら、きっと本作を観たくなるはず。

スポンサーリンク

映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』推薦コメント


©ふゅーじょんぷろだくと

ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン。

『話の話』『霧の中のハリネズミ』など数々の名作を生み出し、手塚治虫、宮崎駿、高畑勲監督ら日本の巨匠をはじめ世界中のアニメーション作家たちから敬愛されています。

ロードショー前に映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』を鑑賞した方々からのコメントをご紹介します。

アニメーション監督・片渕須直コメント


©ふゅーじょんぷろだくと

映画『この世界の片隅に』(2017)が大ヒットした、アニメーション監督の片渕須直は、本作への感想をこう語りました。

他人が見た夢の話には、いくら言葉を尽くされても触れることができない、彼だけが味わっただろう感触が潜んでいる。
この映像を通じて、ノルシュテインの見る夢を、ほんのかすかに垣間見る。
わたしたちに許された、小さな小さなのぞき窓。

なんて詩的な紹介文でしょう。

ユーリー・ノルシュテインの夢の断片を覗いてみたくなります。

前田エマコメント

©ふゅーじょんぷろだくと

モデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、その分野にとらわれない活動が注目を集める前田エマ。

ユーリー・ノルシュテインの絵への想いをこうつづります。

デッサンの素晴らしさに、なんども胸がぎゅうっと締め付けられました。
人の悲しさと不器用さを、暗闇の中、小さくて愛おしい光に当ててきた彼の手を、
私は食べてしまいたいくらい、ずっと見つめていたような気がします。

暗闇の中、誰にも気づかれなかったような人の営み。

それにスポットを当ててきたノルシュテインの手は温かみに満ちているに違いありません。

土居伸彰コメント


©ふゅーじょんぷろだくと

アニメーション研究者で、自身も国内外の優れた作品の紹介を、執筆や上映企画を通じて行なっている土居伸彰から届いた熱い推薦コメントは下記の通り。

見ず知らずの他人を妬み、富に憧れることが息を吸うように当たり前となっている時代を生きている私たちは、ノルシュテインの言葉に、ハッとするだろう。
これは、ノルシュテインによる、今も進行形の映画『外套』の新たな「上演」である。

観客をハッとさせるノルシュテインの言葉とは何なのか。

本作は、『外套』を製作するユーリー・ノルシュテインを追ったドキュメンタリーではなく、ノルシュテインの『外套』そのものなのかもしれませんね。

映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』の作品情報


©ふゅーじょんぷろだくと

【公開】
2019年(日本映画)

【監督】
才谷遼

【キャスト】
ユーリー・ノルシュテイン、ラリーサ・ゼネービチ、マクシム・グラニク、ターニャ・ウスバイヤスカ、ミハイル・アンダーシン、ミハイル・トゥメーリャ

【作品概要】
ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインが 30年以上かけても未だ完成に至っていない『外套』の制作の裏側を映したドキュメンタリーです。

監督はユーリー・ノルシュテインと古くから交流のある才谷遼。

『おくりびと』(2008)で日本アカデミー賞を受賞した川島章正が構成・編集で参加しています。

スポンサーリンク

映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』のあらすじ

©ふゅーじょんぷろだくと

ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン。

彼は30年以上の歳月をかけて、ロシアの文豪ゴーゴリの名作『外套』のアニメーション作品を制作しています。

しかし、未だ完成に至っていません。それどころか、近年は撮影が止まっているといいます。

2016年6月、カメラはモスクワにあるノルシュテイン・スタジオ“アルテ”に向かいました。

そこにはおびただしい数のスケッチ、キャラクターパーツ、埃をかぶった撮影台が。

世界が待望する『外套』はいつ完成するのか、なぜ『外套』なのか。

未完の映像を織り交ぜながら、ノルシュテインが自身の心の内を語ります。

まとめ

参考映像:『ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映~アニメーションの神様、その美しき世界~』予告編

アニメーション『外套』を30年以上、幾度となく中断しながら制作を続けるユーリー・ノルシュテイン。

彼の苦悩と情熱、そしてアニメーションを創造していく姿を描いた映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』は2019年3月23日(土)にシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショーされます。

一足早く本作を鑑賞した方からのコメントも届き、期待はさらに高まります。

また、本作の公開に合わせて『ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映~アニメーションの神様、その美しき世界~』の同時再上映も開催されます。

どちらもぜひお運びください。

関連記事

新作映画ニュース

『鈴木家の嘘』キャストがレッドカーペットにハイヤーで登場!東京国際映画祭2018開催

©松竹ブロードキャスティング 突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアをまじえつつあたたかく描いた感動作『鈴木家の嘘』は11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほ …

新作映画ニュース

映画『蜜蜂と遠雷』あらすじとキャスト。主演・松岡茉優で恩田陸の小説を実写化

直木賞と本屋大賞をダブル受賞するという史上初の快挙を成し遂げた、恩田陸のベストセラー小説『蜜蜂と遠雷』を、『愚行録』の石川慶監督が実写映画化。 映像化不可能と言われた本作。製作サイドから満場一致でオフ …

新作映画ニュース

4DX上映館情報『ドラゴンボール超 ブロリー』お薦めの映画鑑賞法で「かめはめ波」を体感せよ

映画『ドラゴンボール超 ブロリー』が4DXで2018年12月14日より上映決定。 ⽇本のみならず全世界で桁外れの⼈気を誇る伝説的コミック「ドラゴンボール」の記念すべき劇場版20作品⽬最新作『ドラゴンボ …

新作映画ニュース

インド映画『ガンジスに還る』あらすじ。評価が高くヴェネチア国際映画祭でも話題に

誰にでも訪れる「死」というテーマをユーモアと人情味溢れるタッチで描き、不器用な親子と個性的な人々が織りなす心温まる物語。 インド映画『ガンジスに還る』は10/27(土)より岩波ホールほか全国順次公開で …

新作映画ニュース

映画『ビリーブ 未来への大逆転』あらすじとキャスト。日本公開日と上映劇場決定

1970年代アメリカ、史上初の〈男女平等〉裁判に挑んだ女性弁護士ルース・ギンズバーグ。 世界を変えた彼女の半生を描いた感動の実話『ON THE BASIS OF SEX(原題)』が邦題を『ビリーブ 未 …

【完成披露試写会プレゼント】映画『空母いぶき』50組100名様ご招待(4/22東京国際フォーラム ホールA)
【Cinemarche独占】アミール・ナデリ監督インタビュー|映画『山〈モンテ〉』に込めた黒澤明監督への思いとは
【Cinemarche独占】『洗骨(せんこつ)』公開記念・水崎綾女インタビュー|映画『洗骨』のキャストとしての思いを語る。自身の経験と向き合い深めた演技と死生観
【Cinemarche独占】『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』公開記念・三上博史インタビュー|役者魂と自身の人生観を語る。
【Cinemarche独占】映画『ウスケボーイズ』公開記念・橋爪功インタビュー|役作りと2018年の今を語る
【Cinemarche独占】映画『薄墨桜 -GARO-』公開記念・朴璐美インタビュー|役作りと2018年の今を語る
映画『斬、』塚本晋也監督インタビュー|時代劇で現代を描いた真意とは
映画『MAKI』サンドバーグ直美インタビュー|映画『MAKI マキ』女性の美しさを表現する思いを語る
日本映画大学
ニューシネマワークショップ
FILMINK
国内ドラマ情報サイトDRAMAP