中国で500億を超える記録的大ヒットを記録し、
医薬業界に激震が起きた実話の物語
中国で実際に起きたニセ薬事件を基に描く社会派エンタテインメントが日本に上陸します。
中国で500億円もの記録的大ヒットを記録し、金馬奨・主演男優賞をはじめ多くの映画賞を受賞した中国映画『薬の神じゃない!』が2020年10月に新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほかで全国順次公開されることが決定しました。
また、このたび日本版予告編が完成!併せてポスタービジュアル、場面写真も解禁されましたのでご紹介します。
映画『薬の神じゃない!』について
本作は、第13回アジア・フィルム・アワードにて助演男優賞、第55回金馬奨にて主演男優賞、新人監督賞、オリジナル脚本賞、第17回金鳳凰奨にて主演男優賞と多くの賞を受賞。
医薬業界に激震が起きたニセ薬事件を基に制作されました。
中国で500億円もの記録的大ヒットを記録した社会派エンタテインメントとして注目を集めました。
映画『薬の神じゃない!』の予告編
このたび解禁となった日本版予告編では、まず国内外の賞を受賞し、中国国内で大ヒットした作品であるとともに、主人公の顔が映し出されます。
当初は金儲けでジェネリック薬の密売を始めた主人公が、販売グループを結成して利益を得る一方、白血病患者の切実な訴えもあり、警察に追われる身になりながらも薬の販売を続ける姿が救世主のように描かれています。
そして、「この世の病はただ一つ、貧しさだ」というセリフには、中国だけではない世界共通の痛烈なメッセージが込められ、本作が社会性を持ったエンタテインメント作品であることが伺えます。
映画『薬の神じゃない!』のポスタービジュアル
このたび同時に解禁したポスタービジュアルからは、赤い十字の上に、ジェネリック薬を販売する主人公たちの明るい表情の写真からエンタテインメント性が感じられます。
また、灰色の背景写真には、病に苦しむ白血病患者らのマスク姿と「何がホンモノで、何がニセモノか!?」というコピーが、世の中の事象の真偽について考えさせられる社会性もおびているデザインになっています。
映画『薬の神じゃない!』の作品情報
【日本公開】
2020年(中国映画)
【原題】
我不是薬神
【監督・脚本】
ウェン・ムーイエ(文牧野)
【キャスト】
シュー・ジェン(徐崢)、ワン・チュエンジュン(王伝君)、ジョウ・イーウェイ (周一囲)
映画『薬の神じゃない!』のあらすじ
上海で男性向けの回春薬を売る小さな店主チョン・ヨン(程勇)は、店の家賃さえ払えず、妻にも見放され、人生の目標を見失っていました。
ある日、「血液のがん」である慢性骨髄性白血病患者リュ・ショウイー(呂受益)が店に訪れます。国内で認可されている治療薬は非常に高価であるため、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいという依頼でした。
最初は申し出を断ったものの、金に目がくらんだチョン(程)は、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染め、より多くの薬を仕入れるため、購入グループを結成。
依頼人のリュ(呂)を始め、白血病患者が集まるネット上コミュニティの管理人で、自身も白血病の娘を持つポールダンサーのリウ・スーフェイ(劉思慧)、中国語なまりの英語を操るリウ牧師(劉牧師)、力仕事が得意な不良少年のボン・ハオ(彭浩)が加わり、事業はさらに大きく拡大していきます。
警察に密輸として目をつけられ始め、いったんはグループを解散したチョン・ヨン(程勇)たちでしたが、薬を絶たれた患者たちの悲痛な叫びに決意を固めます。
患者の負担を軽くするため仕入れ値以下の価格で薬を売り、あえて危険な仕事を続ける彼に待ち受ける結末とは…。
まとめ
国内外の映画賞レースを席巻した映画『薬の神じゃない!』。
本作は、中国で実際に起きた事件を基にした映画とあり、企業の利益と人の命が天秤にかけられ、何がホンモノで何がニセモノなのか?という悲痛なメッセージを突き付けます。
また、お金欲しさにジェネリック薬の密輸をはじめた主人公が仲間を集めて、いつしか救世主へとなる物語に仕上げたエンタテインメント性に期待が高まります。
中国映画『薬の神じゃない!』は、2020年10月に新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほかで全国順次ロードショーです。