映画『ジュリアン』は2019年1月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
親子の在り方を問い、本国フランスで40万人動員のロングランヒットを記録した本作。
離婚した父親アントワーヌと母親ミリアムの間で揺れ動く主人公ジュリアンを演じた天才子役トーマス・ジオリアの魅力あふれる場面画像をご紹介します。
映画『ジュリアン』の天才子役トーマス・ジオリア
離婚した両親の間で葛藤する主人公ジュリアンを演じたのは、本作が映画初出演のトーマス・ジオリア。
2003年フランス生まれのトーマスは、幼い頃から小さな街の劇場に通い多くの劇を鑑賞し演技の世界に関心を持つようになりました。
その後、本格的に演技を学び初めたトーマスは、グザヴィエ・ルグラン監督と出会い、ジュリアン役に大抜擢。
子供ながら両親の複雑な関係を理解し、健気に母を守ろうと闘う役どころで魅せる絶妙な表情は、観るものの胸を締め付けます。
そんなトーマスの才能を、ルグラン監督は次のように評しています。
「あの年齢にしては珍しい資質の持ち主で、トップレベルの俳優に匹敵する聞き方と息遣いを身についている」
難しい役どころを見事に演じ切った天才子役トーマス・ジオリアに注目です。
映画『ジュリアン』の天才子役トーマス・ジオリアの場面画像
主人公のジュリアンを演じたトーマス・ジオリアの表情をしっかりと捉えた場面画像が解禁されました。
車の窓から覗く険しい目でしっかりと前を見つめるジュリアンの横顔からは、母親を守りたいという強い気持ちが伝わってきます。
パーティーの場面では、楽し気に笑う可愛らしい一面も覗かせ、寂しげな表情の時とは別人のような雰囲気を放っています。
映画『ジュリアン』の作品情報
【公開】
2018年(フランス映画)
【原題】
Jusqu’a la garde(英題:CUSTODY)
【監督・脚本】
グザヴィエ・ルグラン
【製作】
アレクサンドル・ガヴラス
【撮影】
ナタリー・デュラン
【キャスト】
レア・ドリュッケール、ドゥニ・メノーシェ、トーマス・ジオリア、マティルド・オネヴ
【作品概要】
離婚し共同親権を持つ両親の間で揺れ動く11歳の息子ジュリアンを、父親が執拗に追いつめていく様子をスリリングに描いたサスペンス。
フランス映画界の新星グザヴィエ・ルグラン監督の長編デビュー作。
第74回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。
映画『ジュリアン』のあらすじ
両親が離婚したため、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。
離婚調整の取り決めで親権は共同となり、ジュリアンは隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなりました。
母ミリアムはかたくなに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号さえも教えません。
アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとします。
ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けますが、それゆえに父アントワーヌの不満は徐々に溜まっていきます。
家族の関係に緊張が走る中、想像を超える衝撃の展開が待ち受けていました…。
まとめ
家族の関係を描いた繊細な人間ドラマでありながら、張り詰めた緊張感が観る者を襲う映画『ジュリアン』。
主人公のジュリアンを演じたのは、本作が映画初出演のトーマス・ジオリア。
繊細な感情表現を必要とする難しい役どころを好演したトーマスは、『万引き家族』(2018) で人気子役の仲間入りをした城桧吏や、『ルーム』(2016)で注目され『ワンダー 君は太陽』(2018)で人気を確実にしたジェイコブ・トレンブレイの登場を彷彿とさせます。
次回作には、エマニュエル・ベアールとベアトリス・ダルが出演する『Adoration(原題)』への出演も決定し、今後の活動から目が離せません。
映画『ジュリアン』は、2019年1月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開です。