Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

映画『jam』キャストの劇団EXILE。青柳翔×町田啓太×鈴木伸之らメンバーの舞台挨拶リポート

  • Writer :
  • 中村綾子

SABU監督、劇団EXILE全員登壇!EXILE HIROよりサプライズもありました!

2018年12月1日(土)初日を迎えた映画『jam』の舞台挨拶が、新宿バルト9で行われました。

映画『jam』の初日舞台挨拶

©2018「jam」製作委員会

劇団EXILEの全メンバーが総出演、疾走感溢れるSABU監督の最新作、“因果応報”エンターテイメント・ムービー『jam』が2018年12月1日(土)初日を迎え、新宿バルト9にて満員の客席を前に、青柳翔、町田啓太、鈴木伸之ら劇団 EXILE9名全員とメガホンをとったSABU監督が登壇し、舞台挨拶を行いました。

場末の演歌歌手を演じた青柳翔は、現場でのエピソードをこう語りました。

監督が撮影中に『鈴木くん、よかったよ』『町田くんよかったんだよなぁ』と他の現場のことをぼそっというんです。たきつけられてその気になる。そんなふうにテンション上げてもらいました

他人をほめて出演者をたきつけるのはSABU監督流の演出方法なんですかね?!

一途すぎる男を演じた町田啓太は、その爽やかな風貌から想像もつかないエピソードを披露しました。

拾ったブラジャーを振るシーンや (寝たきりの彼女に)ハンドクリームを塗るシーンも監督から「いやらしくおねがいします」と言われて。カットがかかったとたん現場の女性スタッフから『イヤー!!キモーい!!』て言われて(笑)ありがたかったですね

「いやらしく」と演出するSABU監督の意図やいかに?町田啓太の爽やかさが全くかき消されているようですね。

またヤクザに復讐を仕掛ける男を演じた鈴木伸之はセリフが一切なかったので、アクションに集中することになったそうです。

舞台挨拶上で鈴木伸之は「小野塚、小澤さん、秋山さんと一緒でしたね。…あ、将康さんもか」と言い出すと、八木将康「おい!一番からみが多かったのに!」とメンバーと仲の良さを伺える掛け合いを見せていました。

どうやら鈴木伸之がターゲットにしている劇団EXILEのいじられキャラは小澤雄太のようで、「池に入って芝居をするところ、とても緊張してしまって4回もリテイクを出してしまった」という話から始まり、鈴木伸之は「衣装ベルサーチでしょう?」とチャチャを入れます。

すると小澤雄太は「ペレペレだよ!」「今日髪型決まってますね」「●●●●(髪型にこだわりのある芸能人)風だよ!!」などと言い出します。

今度は鈴木伸之が「テーマがあったみたいです(笑)」と生き生きといじっていました

舞台上の会話からも、普段から仲のいいのがわかりますね。

また、突然MCからメッセージが届いたようです、と伝えられるとスクリーンに映し出されたのはエグゼクティブ・プロデューサーでもあるEXILE HIRO!

場内からも驚きの声が上がりました。

HIROから劇団EXILEの新たな表現の場として「jam2」の制作と「jam プロジェクト」の立ち上げが宣言され、さっそく小澤雄太は「監督!お歳暮は何がいいですか!?」とごまをする1場面もありました。

「僕が『jam』で1シーンの登場だったのはこの伏線だったんですね!」と佐藤寛太が語るとSABU監督は「次も1シーンだったら面白いね」と切り返して劇団メンバーは「やたらと売り込むのもあぶないぞ!」と戦々恐々としていました。

最後に青柳翔は観客に次のようなメッセージを送りました。

初日をメンバー全員と監督、そして観客の皆さんと迎えられて幸せです。HIROさんのサプライズもありましたが、jamプロジェクトをみんなで盛り上げていけるように、楽しみにしていてください

映画『jam』の成功はもちろんですが、今から『jam2』の公開が待ち遠しいですね。

映画『jam』の作品情報

©2018「jam」製作委員会

【公開】
2018年(日本映画)

【監督・脚本・編集】
SABU

【エグゼクティブプロデューサー】
EXILE HIRO

【キャスト】
青柳翔、町田啓太、鈴木伸之、秋山真太郎、八木将康、小澤雄太、小野塚勇人、佐藤寛太、野替愁平、清水くるみ、筒井真理子

【作品概要】
『天の茶助』『Mr.Long ミスター・ロン』など、アジアはもとより、ヨーロッパでもその名が知られているSABU監督の最新作。

キャストには映画『たたら侍』の青柳翔、NHK大河『西郷どん』の町田啓太、ドラマ『あなたのことはそれほど』の鈴木伸之をはじめ、特撮『ウルトラマンジード』の小澤雄太、『仮面ライダーエグゼイド』の小野塚勇人、映画『恋と嘘』の佐藤寛太、『ドクムシ』の秋山真太郎、『愛の病』の八木将康、“SWAY”こと野替愁平らが顔をそろえ、劇団EXILEメンバーが総結集しました。

映画『jam』のあらすじ

©2018「jam」製作委員会

熟女たちから熱狂的な支持を受けているローカル演歌歌手の横山田ヒロシは、ステージでは華やかに輝いているものの、常に心の中に空虚感を抱いていました。

コンサート後ファンの雅子からの付きまといに遭ったヒロシは、雅子の暴挙により監禁されてしまいます。

©2018「jam」製作委員会

タケルは瀕死の重傷を負い意識が戻らない恋人の回復を祈り続けていました。

「善いこと貯金」をすれば彼女の意識が戻るのではないかと信じ、日々善行に励んでいます。

©2018「jam」製作委員会

その一方で、刑期を終えたばかりのテツオは、自分を刑務所に送ったやくざ達に復讐を仕掛けるために、やくざの事務所に単身殴り込みをかけに行きます。

全く違う生活を送る3人でしたが、ひょんなことから対峙していくことになります。

男たちのそれぞれの物語が、同じ街の同じ時間に交差し、彼らの人生の因果応報が巡り巡っていくのです…。

まとめ

劇団EXILEのメンバーが総出演となるSABU監督の最新作映画『jam』

全く違う人生を歩んできた3人の男たちの物語が、絡み合い時間が進んでいくエンターテイメント・ムービーです。

主演の3人それぞれの魅力が引き出されている演技にも注目ですが、新しく始動した「jamプロジェクト」も今後要チェックですね。

映画『jam』は2018年12月1日より新宿バルト9ほか全国公開中!

ぜひ、お見逃しなく!

©2018「jam」製作委員会

関連記事

新作映画ニュース

『海街奇譚』チャン・チー×串田壮史 中国日本の監督対談!国境を越え語り合うアートハウス映画の“表現と視座”

映画『海街奇譚』は2024年1月20日(土)に封切り後、3月2日(土)〜大阪シネ・ヌーヴォ、3月15日(金)〜アップリンク京都、4月20日(土)〜横浜シネマ・ジャック&ベティで劇場公開! 姿を消した妻 …

新作映画ニュース

映画『21世紀の資本』予告編と場面写真紹介。難しい読破不能な原作をわかりやすく映像化!

人はなぜ、働いても豊かになれないのか? フランスの経済学者トマ・ピケティによる300万部の世界的大ベストセラー『21世紀の資本』。 (C)2019 GFC (CAPITAL) Limited &amp …

新作映画ニュース

【劇場版Fate[HF]第3章】あらすじとキャスト声優のコメント。劇場公開に向け第1弾特典付き共通前売券の発売も

劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』Ⅲ.spring song キービジュアル&特報第1弾公開! 手にした者の願いを叶えるという万能の願望機「聖杯」をめ …

新作映画ニュース

【親子試写会プレゼント】映画『藍色少年少女』5組10名様ご招待!7月22日(月)映画美学校試写室にて開催

映画『藍色少年少女』は2019年7月26日(金)より、アップリンク吉祥寺にてロードショー! 今後映画製作を予定しているシナリオを対象とする、2009年サンダンス・NHK国際映像作家賞のグランプリを受賞 …

新作映画ニュース

山﨑果倫の映画初主演『輝け星くず』あらすじ/キャスト/公開日はいつ?西尾孔志監督が描く《人生回復ムービー》の見どころとは⁈

山﨑果倫主演作『輝け星くず』が完成! 映画は2024年公開予定! 山﨑果倫(やまざき・かりん)が主演を務めた映画『輝け星くず』。 失敗に容赦のない社会で、過去の事故や家族に囚われ、今自分自身を生きるこ …

U-NEXT
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学