大島優子、追加出演情報解禁。
「剥き出しの裸になって演じるのは初めての経験」
日本映画界を牽引する石井裕也監督のオリジナル脚本による最新作『生きちゃった』が2020年秋に公開予定となりました。
主演を務めるのは、映画、舞台、ドラマなどの出演オファーが相次ぎ、数多の映画監督から愛され、インディペンデント映画から大作映画にまで幅広く出演し、『町田くんの世界』に続いての石井組となる仲野太賀。
共演には、『葛城事件』や『愛がなんだ』『街の上で』などに出演し、唯一無二の存在感と比類なき演技力を持つ若葉竜也。
この度、仲野、若葉に続き、本作で彼らが演じる厚久と武田の幼馴染で、厚久の妻である奈津美役として大島優子が出演していることが明かされました
映画『生きちゃった』追加キャストは大島優子
参考:大島優子のInstagram
追加キャストとして出演が明かされた大島優子。大島は、子役時代にも多くの作品に出演し、近年の主な出演作としては『スイートリトルライズ』(2010)、『闇金ウシジマくん』(2012)、『紙の月』(2014)、『ロマンス』(2015)、『疾風ロンド』(2016)などがあります。
石井組への参加は初めてとなる本作では、女優として新たなステージへと覚醒した大島優子が刻み込まれました。
石井監督は、大島について以下のように語っています。
きっと多くの役者が避けるであろう重く苦しい役なのに、大島優子さんはあっさりオファーを受けてくれました。しかも、真っ向から全力で挑んでくれました。本当に尊敬します。ある重要なシーンの本番中、突然大島さんにスイッチが入って、その芝居があまりにも凄くて、ひっくり返るほど驚きました。大島さんを見ていて、ゾッとしてきて、演技なのか狂っているのか分からなくなって怖くなりました。こんなのは監督人生で初めての経験でした。きっと大島優子さんがずっと抱えていたものが爆発したんだと思います。その時、大島さんの何かが決定的に変わったと確信しました。
これまで多くの俳優陣と作品作りをしてきた石井監督も本作での大島を絶賛。
また大島は、本作の出演についてこうコメントしました。
この作品を通じて、役に“裸”で向き合うことの大切さを学びました。素直に表現したり、素直に受け止めるということ。とてもシンプルなことでありながら、一番大変なんですけど、自分自身から湧き出たものを自分で信じること、そしてそれらを自分でキャッチして、それを表にきちんと出すということを徹底しました。撮影現場では、常に苦労はありましたけど、石井監督との信頼関係もありましたし、撮影中、その信頼という名の橋は崩れることは無かったから、監督と繋がりながら剥き出しであり続けるという、私にとって初めての挑戦でした。
撮影当時を振りかえった大島は、監督との信頼関係から、役へ挑戦できた自信を覗かせました。
映画『生きちゃった』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【英題】
All the Things We Never Said
【監督・脚本】
石井裕也
【キャスト】
仲野太賀、大島優子、若葉竜也
映画『生きちゃった』のあらすじ
山田厚久(仲野太賀)と山田奈津美(大島優子)、武田(若葉竜也)は高校時代からの幼馴染でとても仲良し。
厚久と武田は昔も今も二人で夢を追いかけています。
微妙な三角関係にもつれた時期もありましたが、今では厚久は奈津美と結婚し、5歳の娘がいました。
平凡ながらもそれなりの生活を送っていたある日、厚久が奈津美の浮気を知ってしまいます。
あまりにも突然のことで、厚久は怒ることもできなければ悲しむこともできず、感情に蓋をすることしかできませんでした。
その日を境に厚久と奈津美、武田の関係は歪んでいき…。
まとめ
大島優子演じる奈津美がきっかけで、本作の物語は衝撃的な展開へと向かっていきます。
石井裕也監督との信頼関係のもと、女優として更なる魅力を開花させた大島に注目です。
映画『生きちゃった』は 2020年秋に日本全国で公開され、『All the Things We Never Said』という英語タイトルで、中国及び香港、台湾、マカオなど、世界各国の劇場で公開されます。