ベルギーの映画監督バス・ドゥヴォス、最新2作が日本公開!
カンヌ・ベルリンで連続受賞の快挙、現代のヨーロッパ映画シーンで最も重要な若手作家の一人として注目されるベルギーの映画監督バス・ドゥヴォス。
このたび、バス・ドゥヴォス監督の最新2作である『Here』『ゴースト・トロピック』が2024年2月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかでの全国公開が決定しました。
また公開決定にあわせて、約60秒の特報映像と2作品のポスタービジュアル&場面写真各1点も解禁となりました。
CONTENTS
バス・ドゥヴォス監督について
2014年に長編第1作を発表して以来、わずか数年でベルリン、カンヌをはじめとする映画祭から熱い注目を集めているベルギーのバス・ドゥヴォス監督。
1983年生まれのドゥヴォスは、これまでに長編4作品を監督。いずれも多言語・多文化が共生し「ヨーロッパの縮図」とも言われるベルギーにおいて、現代社会では見落とされてしまう些細な日常の断片をすくい上げて描くスタイルが特徴的です。
16mmフィルムの淡い美しさをたたえたスタンダードサイズの映像と、唯一無二のサウンドスケープを響かせるギター、ゆるやかに展開してゆく物語に身を委ねると、普段は見落としがちな、人のさりげない優しさや思いやりに気づかせてくれます。
バス・ドゥヴォス監督プロフィール
1983年生まれ、ベルギー・ズーアーセル出身。
長編第1作『Violet』が2014年ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門で審査員大賞を受賞。続く長編第2作『Hellhole』も2019年の同映画祭パノラマ部門に選出されると、カンヌ国際映画祭監督週間では長編3作目『ゴースト・トロピック』が正式出品された。
最新作『Here』は2023年のベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門の最優秀作品賞と国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)の2冠に輝いた。
『Here』『ゴースト・トロピック』の特報映像
この度公開決定にあわせて解禁された約60秒の特報映像は、ベルギーのブリュッセルで暮らす2作品の主要な登場人物をワンカットずつ繋いで編集されたもの。
具体的なストーリーには触れていないものの「現代を生きる私たちをつなぐ 優しく、静かな物語」のテロップの通り、リアルでありながらも、どこか心が安らぐ映像となっています。
『Here』『ゴースト・トロピック』のポスタービジュアル
今回のポスタービジュアルを手がけたのは、グラフィック・デザイナーの大島依提亜(おおしま・いであ)。
シンプルなデザインながら、両作品の主要な登場人物であるハディージャ(『ゴースト・トロピック』)とシュシュ(『Here』)が、どこか響き合うかのようなデザイン意図も感じられ、現代ヨーロッパで最も重要な若手作家の一人とされるドゥヴォス監督の作家性を示唆するかのようなポスタービジュアルとなっています。
映画『ゴースト・トロピック』の作品情報
【日本公開】
2024年(ベルギー映画)
【監督・脚本】
バス・ドゥヴォス
【キャスト】
サーディア・ベンタイブ、マイケ・ネーヴィレ、ノーラ・ダリ、シュテファン・ゴタ、セドリック・ルヴエゾ
【作品概要】
現代ヨーロッパの縮図とも言える大都市ブリュッセル。終電車を逃した掃除婦が帰宅するまでを描いた、小さな小さな一夜の旅路。
カンヌがベルギーの新鋭バス・ドゥヴォス監督を発見した記念碑的作品であり、第72回カンヌ国際映画祭監督週間にて正式出品された。
映画『Here』の作品情報
【日本公開】
2024年(ベルギー映画)
【監督・脚本】
バス・ドゥヴォス
【キャスト】
シュテファン・ゴタ、リヨ・ゴン、サーディア・ベンタイブ、テオドール・コルバン、セドリック・ルヴエゾ
【作品概要】
誰の目にも触れない、植物学者と移民労働者が織りなす、些細で優しい日常の断片。他者と出会うことの喜びが、観る者の心をしずかに震わせる。
バス・ドゥヴォス監督がその祝祭的世界観をさらに飛躍させた最新作。第73回ベルリン国際映画祭にて、エンカウンターズ部門最優秀作品賞・国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)のダブル受賞を果たした。
まとめ
些細な日常の断片をすくい上げて描くスタイルが特徴のバス・ドゥヴォス監督最新2作品が日本公開です。
真夜中の一期一会を描く『ゴースト・トロピック』。「この」瞬間、「この」場所で、「この」偶然を描く『Here』。
2作品の登場人物が現代を生きる私たちをつなぐ 優しく、静かな物語を紡ぎます。
映画『Here』『ゴースト・トロピック』は2024年2月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかで全国公開!