人気劇団・ヨーロッパ企画初のオリジナル長編映画いよいよクランクイン。
京都を拠点に活動を続け、毎年の本公演では1万5千人を動員する人気劇団ヨーロッパ企画。
劇団として取り組む初のオリジナル長編映画『ドロステのはてで僕ら』の公開日が、2020年6月5日より全国順次公開と決定しました。
第1弾ビジュアルと上田誠(原案・脚本)、山口淳太(監督)のコメントが到着いたしました。
CONTENTS
ヨーロッパ企画とは
参考:ヨーロッパ企画スタッフのツイート
「ギョエー! 旧校舎の77不思議」。
今日は福岡でのキャンペーンに上田さん、永野さん、石田さんとやって参りました。まずは記者さんに集まってもらっての合同取材。 pic.twitter.com/a3dCJsDfNa— 井神/ヨーロッパ企画スタッフ (@igamie) June 19, 2019
劇団の本公演以外にも、イベントやバラエティ番組制作、ラジオ、携帯アプリ開発など、演劇の枠に捉われず多方面にわたってコンテンツ制作を展開してきたヨーロッパ企画。
そして、劇団員がそれぞれショートフィルムの監督を手がけているのもヨーロッパ企画の特徴です。
舞台でも2001年初演の『サマータイムマシン・ブルース』以降、たびたびSF、時間、タイムマシンをテーマにしてきた彼らですが、映像作品でもそのこだわりは炸裂。
劇団代表の上田誠は『ゴ』『タイムマシン』『ハウリング』『恋の小フーガ』『タイムブック』と、一貫して“時間”がテーマのショートフィルムを手がけてきました。
CG全盛期の時代に、合成を一切使わず全てアナログ撮影、しかも長回しによってタイムトラベルを映像化する手法に話題が集中しています。
映画『ドロステのはてで僕ら』について
参考動画:ヨーロッパ企画20周年ツアーCM
映画『ドロステのはてで僕ら』は、ヨーロッパ企画代表の上田誠が模索してきた“時間映画”の長編映画化となります。
原案、脚本は、上田誠(『サマータイムマシン・ブルース』『曲がれ!スプーン』『『ペンギン・ハイウェイ』『前田建設ファンタジー営業部』)。
監督を務めるのはヨーロッパ企画の映像ディレクター、山口淳太(「警視庁捜査資料管理室」)。
そして出演は、ヨーロッパ企画メンバーと藤谷理子です。
映画『ドロステのはてで僕ら』第1弾ビジュアル
公開日決定の一報とあわせ、第1弾ビジュアルが発表されました。
ビジュアルで使われている写真は、メンバーの諏訪雅が撮影。
中央に佇んだ男性が抱えたテレビには、合わせ鏡にように映された同じ画像が並び、「時間のパズルに殴られろ」というコピーとともに、本作が描く“時間”を象徴的に描き出します。
コメント紹介
上田誠(原案・脚本)、山口淳太(監督)によるクランクイン前の意気込みコメントが到着しました。
脚本・上田誠のコメント
初のオリジナル長編映画、しかもちょっと普通じゃやらないような撮影方法にみんなで挑んでみるというのは、久しぶりのときめきです。劇団の感じすごいあります。劇団じゃないとやれない映画だと思うから。つまりはちょっとムリめなことをするということ。そのために劇団はあります。多分うまくいかなかったり、おしたり、揉めもするでしょう。相当なピンチもあるかも。誰かがミスしたらやりなおしで、それが重なると朝まで、みたいな撮影です。クランクインしたくないです。
監督・山口淳太のコメント
今日からリハーサルが始まります。準備期間もあっという間に過ぎ去りました。動きが早いプロジェクトです。映画のストーリー自体もとてつもないスピードで進む話になりました。このすべての勢いがドロステのはてまで届けばいいなと思います。ヨーロッパ企画メンバーはほぼ全編にわたり出演しています。体力・精神力ともにすり減らされそうです。上田さんの本当の恐ろしさを知れるクレイジーなお話ですので、ぜひぜひご期待くださいませ。
映画『ドロステのはてで僕ら』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【原案・脚本】
上田誠
【監督】
山口淳太
【キャスト】
ヨーロッパ企画メンバー、藤谷理子
映画『ドロステのはてで僕ら』のあらすじ
とある雑居ビルのカフェで起こった、SFめいた事象。
テレビとテレビが「時間的ハウリング」を引き起こし、2分前と2分後がつながったんです。
絡まる思惑、襲う整合性。ドロステのはてで、僕らは…。
まとめ
ヨーロッパ企画代表の上田誠が模索してきた“時間映画”の長編映画化した本作。
さらに、ヨーロッパ企画と初タッグとなるヒロイン役の女優も決定したとのことで、続報が待たれますね。
映画『ドロステのはてで僕ら』は下北沢トリウッド、京都シネマほかにて2020年6月5日より全国順次公開です。