Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/02/05
Update

映画『ドロステのはてで僕ら』あらすじ。キャストは劇団ヨーロッパ企画で6月より全国順次公開!

  • Writer :
  • 石井夏子

人気劇団・ヨーロッパ企画初のオリジナル長編映画いよいよクランクイン。

京都を拠点に活動を続け、毎年の本公演では1万5千人を動員する人気劇団ヨーロッパ企画

劇団として取り組む初のオリジナル長編映画『ドロステのはてで僕ら』の公開日が、2020年6月5日より全国順次公開と決定しました。

第1弾ビジュアルと上田誠(原案・脚本)、山口淳太(監督)のコメントが到着いたしました。

ヨーロッパ企画とは

参考:ヨーロッパ企画スタッフのツイート

劇団の本公演以外にも、イベントやバラエティ番組制作、ラジオ、携帯アプリ開発など、演劇の枠に捉われず多方面にわたってコンテンツ制作を展開してきたヨーロッパ企画

そして、劇団員がそれぞれショートフィルムの監督を手がけているのもヨーロッパ企画の特徴です。

舞台でも2001年初演の『サマータイムマシン・ブルース』以降、たびたびSF、時間、タイムマシンをテーマにしてきた彼らですが、映像作品でもそのこだわりは炸裂。

劇団代表の上田誠は『ゴ』『タイムマシン』『ハウリング』『恋の小フーガ』『タイムブック』と、一貫して“時間”がテーマのショートフィルムを手がけてきました。

CG全盛期の時代に、合成を一切使わず全てアナログ撮影、しかも長回しによってタイムトラベルを映像化する手法に話題が集中しています。

映画『ドロステのはてで僕ら』について

参考動画:ヨーロッパ企画20周年ツアーCM

映画『ドロステのはてで僕ら』は、ヨーロッパ企画代表の上田誠が模索してきた“時間映画”の長編映画化となります。

原案、脚本は、上田誠(『サマータイムマシン・ブルース』『曲がれ!スプーン』『『ペンギン・ハイウェイ』『前田建設ファンタジー営業部』)。

監督を務めるのはヨーロッパ企画の映像ディレクター、山口淳太(「警視庁捜査資料管理室」)。

そして出演は、ヨーロッパ企画メンバーと藤谷理子です。

映画『ドロステのはてで僕ら』第1弾ビジュアル


映画『ドロステのはてで僕ら』

公開日決定の一報とあわせ、第1弾ビジュアルが発表されました。

ビジュアルで使われている写真は、メンバーの諏訪雅が撮影

中央に佇んだ男性が抱えたテレビには、合わせ鏡にように映された同じ画像が並び、「時間のパズルに殴られろ」というコピーとともに、本作が描く“時間”を象徴的に描き出します。

コメント紹介

上田誠(原案・脚本)、山口淳太(監督)によるクランクイン前の意気込みコメントが到着しました。 

脚本・上田誠のコメント

初のオリジナル長編映画、しかもちょっと普通じゃやらないような撮影方法にみんなで挑んでみるというのは、久しぶりのときめきです。劇団の感じすごいあります。劇団じゃないとやれない映画だと思うから。つまりはちょっとムリめなことをするということ。そのために劇団はあります。多分うまくいかなかったり、おしたり、揉めもするでしょう。相当なピンチもあるかも。誰かがミスしたらやりなおしで、それが重なると朝まで、みたいな撮影です。クランクインしたくないです。

監督・山口淳太のコメント

今日からリハーサルが始まります。準備期間もあっという間に過ぎ去りました。動きが早いプロジェクトです。映画のストーリー自体もとてつもないスピードで進む話になりました。このすべての勢いがドロステのはてまで届けばいいなと思います。ヨーロッパ企画メンバーはほぼ全編にわたり出演しています。体力・精神力ともにすり減らされそうです。上田さんの本当の恐ろしさを知れるクレイジーなお話ですので、ぜひぜひご期待くださいませ。 

映画『ドロステのはてで僕ら』の作品情報

映画『ドロステのはてで僕ら』

【日本公開】
2020年(日本映画)

【原案・脚本】
上田誠

【監督】
山口淳太

【キャスト】
ヨーロッパ企画メンバー、藤谷理子

映画『ドロステのはてで僕ら』のあらすじ

とある雑居ビルのカフェで起こった、SFめいた事象。

テレビとテレビが「時間的ハウリング」を引き起こし、2分前と2分後がつながったんです。

絡まる思惑、襲う整合性。ドロステのはてで、僕らは…。

まとめ


映画『ドロステのはてで僕ら』

ヨーロッパ企画代表の上田誠が模索してきた“時間映画”の長編映画化した本作。

さらに、ヨーロッパ企画と初タッグとなるヒロイン役の女優も決定したとのことで、続報が待たれますね。

映画『ドロステのはてで僕ら』は下北沢トリウッド、京都シネマほかにて2020年6月5日より全国順次公開です。

関連記事

新作映画ニュース

映画『ジュリアン』グザヴィエ・ルグラン監督がキャストに込めた名作へのオマージュとは

© 2016 – KG Productions – France 3 Cinéma Julien-movie.com 家族の関係を描いた繊細な人間ドラマでありながら、張り詰めた緊張感が観る …

新作映画ニュース

CosmeticDNA|上映館/公開日×najucoイラスト映画ポスター解禁!キャスト監督らコメントも紹介

前代未聞のブラック・ポップ・スプラッター・ミュージカル誕生。 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020にて北海道知事賞を獲得し話題を呼んだ映画『Cosmetic DNA』。 この度、『Cosmet …

新作映画ニュース

栗原類映画『青のハスより』あらすじとキャスト。新宿K’s cinemaで10月5日より1週間限定公開!

フィクションとドキュメンタリーを行き来する新感覚。 2019年のMOOSIC LAB2018で公開された映画『青のハスより』。   主演は映画単独初主演となる栗原類、監督は本作が長編デビューとなる荻島 …

新作映画ニュース

『歯まん』舞台挨拶リポート。岡部哲也監督が「時代がようやく追いついた」と語る衝撃作とは

満席でのスタートとなった『歯まん』 カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(通称:カリコレ)2018で連日満員を記録した超話題作、岡部哲也監督の『歯まん』が2019年3月2日(日)に公開初日を …

新作映画ニュース

映画『瞬きまで』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。池田良×舞木ひと美出演作は“望遠鏡で覗く光景”が生むサスペンス!

長谷川朋史監督&脚本作『瞬きまで』が2023年8月に期間限定ロードショー決定! ルネシネマ第4弾として企画・製作された映画『瞬きまで』。『あらののはて』(2020)で門真国際映画祭グランプリ、うえだ城 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学