Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/09/25
Update

映画『毒戦BELIEVER』とジョニートーのドラッグ・ウォーが10月3日シネマート新宿にて連続上映イベント開催!

  • Writer :
  • 石井夏子

『新しき世界』を超え、観客500万人突破の新たなる傑作ノワール。

いよいよ2019年10月4日(金)より公開となります、観客動員数500万人を突破した大ヒットノワール『毒戦 BELIEVER』

この度公開前日である10月3日に“毒戦前夜祭”として、韓国版『毒戦 BELIEVER』と本作のオリジナルであるジョニー・トー監督作『ドラッグ・ウォー 毒戦』との2作連続上映が
決定
しました。

当日は、映画ライターのよしひろまさみち氏によるトークイベントも実施、2作品それぞれの魅力を一気に堪能できるファン垂涎の一夜限りのスペシャル上映となります!

映画『毒戦 BELIEVER』とは?

画像:『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2012)

(c)2012 Beijing Hairun Pictures Co., Ltd. All Rights Reserved.

本作『毒戦 BELIEVER』のオリジナルは、『エグザイル/絆』(2006)、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(2009)など数々の傑作を生みだし、香港ノワールの名手として知られる巨匠ジョニー・トー監督作『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2012)。

その破壊力全開な銃撃戦と息もできない至近距離戦による重厚なアクションは受け継ぎつつも、裏社会に生きる男たちのドラマはより情感を増し、映像はスタイリッシュに進化

全く新たな傑作サスペンスが誕生しました。

“毒戦前夜祭”について

(c)2012 Beijing Hairun Pictures Co., Ltd. All Rights Reserved.(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved. 

本作『毒戦 BELIEVER』の公開が解禁をされるやいなや、「韓国版毒戦を見る前にドラッグ・ウォーを見て予習しなきゃ」「2本同時に見てみたい!」など、2作続けての観賞の期待が高まっていました。

この度ファンの熱い声に応え、廃盤となり観賞が困難になっていた『ドラッグ・ウォー 毒戦』と奇跡のコラボが決定

韓国版と香港版毒戦の2作連続上映が実現しました。

また、10月3日の上映時には「オリジナル版と連続観賞したくなるクライムサスペンスの傑作」と本作にコメントを寄せていた、映画ライターのよしひろまさみちによるスペシャルトークショーも決定し、さらに、来場者にはここでしか手に入らないプレゼントももらえるそう。

全く違う魅力を放つ傑作2本を続けてスクリーンで観られる、またとない貴重なチャンスにぜひ足を運んではいかがでしょうか。

“毒戦前夜祭”概要

(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved. 

【日時】
10月3日(木)18:30 開演(22:59終了予定)

【プログラム】
18:30 『ドラッグ・ウォー 毒戦』上映
20:20 スペシャルトークショー(予定ゲスト:よしひろまさみち)
20:40 休憩
20:55 『毒戦 BELIEVER』上映
22:59 終了予定

【場所】
シネマート新宿

【料金】
2,800円均一(税込)

【チケット販売】
9月26日(木)0:00よりシネマート新宿オンラインチケット予約サービスにて、9:15より劇場窓口にて販売開始。

※詳細につきましては劇場までお問い合わせください。

映画『毒戦 BELIEVER』の本編映像

本作で麻薬取締官〈通称マトリ〉のウォノ刑事を演じるチョ・ジヌンと、麻薬組織から捨てられた青年・ラクを演じたリュ・ジュンヨルが初めて出逢う、緊張感あふれる本編映像をご紹介します。

本編映像は、工場の爆破により犠牲となった母親の遺体の傍らに佇むラクの姿を見かけたウォノ刑事が、取調室で尋問を始めるシーンが展開。

「母親の所持品も見ようとみせず、黙ったまま」のラクに対し、麻薬王“イ先生”への手がかりになりうるかもしれないと、ウォノ刑事はときに親しげに、ときに声を荒げ、詰め
寄ろうとしますが、ラクは終始無言。

しかしウォノ刑事のある一言によってラクの表情が変わっていき…。

(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved. 

このあと手を組み、大胆かつ危険極まりない筋書きによる組織への潜入捜査を通して、ある意味“運命共同体”となっていく二人の、緊張感あふれる最初の対峙の瞬間に思わず引き込まれる場面です。

本作のオリジナルであるジョニー・トー監督作『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2012)でも取調室のシーンは色々ありますが、本作ではまた趣きがかなり違っています。

二人の出逢いの場面から独特の空気感が漂い、観客を一気にその世界に誘ってくれますね。

そしてチョ・ジヌンとリュ・ジュンヨルという、現在の韓国映画界において引く手あまたの実力派俳優ふたりが演じるウォノ刑事とラクがこのあとどういう運命を辿るのか…ぜひその行方を劇場のスクリーンで確かめてください。

映画『毒戦 BELIEVER』の作品情報

(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved. 

【日本公開】
2019年(韓国映画)

【原題】
Believer

【監督】
イ・ヘヨン

【脚本】
チョン・ソギョン

【字幕翻訳】
根本理恵

【キャスト】
チョ・ジヌン、リュ・ジュンヨル、キム・ジュヒョク、チャ・スンウォン、パク・ヘジュン

【作品概要】
2012年製作のジョニー・トー監督作『ドラッグ・ウォー 毒戦』を、『お嬢さん』(2016)の脚本家チョン・ソギュンによる大胆な脚色でリメイクし、韓国で大ヒットを記録したノワールサスペンス。

キャストには『お嬢さん』(2016)のチョ・ジヌン、『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)のリュ・ジョンヨル、『ハイヒールの男』(2014)のチャ・スンウォンら豪華俳優陣が集結。

本作が遺作となったキム・ジュヒョクは、第39回青龍映画賞と第55回大鐘賞映画祭で助演男優賞を受賞しました。

監督は『京城学校:消えた少女たち』(2015)のイ・ヘヨンです。

映画『毒戦 BELIEVER』のあらすじ

(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved. 

巨大麻薬組織に君臨し、その悪名を轟かせているにも関わらず、誰ひとり本名も経歴も、顔さえ知らない麻薬王“イ先生”。

麻薬取締局のウォンホ刑事(チョ・ジヌン)は、組織壊滅のため長年イ先生を追っていますが、いまだにその尻尾すら掴めません。

ある日、麻薬製造工場が爆破され、事故現場から一人の生存者(リュ・ジュンヨル)が発見されます。

その、ラクと名乗る、組織に見捨てられた青年と手を組み、ウォンホ刑事は大胆かつ危険極まりない筋書きによる、組織への潜入捜査を決意。

そこは麻薬に魅入られた狂人たちの巣窟で…。

まとめ

(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved. 

本作の監督イ・ヘヨンは「原作がハードボイルドの権化みたいな感じだとすれば、私はハードボイルドな土台の上にウェットさを加えたかった。あるシーケンスでは湿度を上げてもっとベタベタと粘ついた感じで、別のシーケンスでは湿度を上げて情緒に満ちてしっとりした感性で」と振りかえっています。

映画『毒戦BELIEVER』は2019年10月4日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー、『毒戦 BELIEVER』とオリジナルであるジョニー・トー監督作『ドラッグ・ウォー 毒戦』との2作連続上映“毒戦前夜祭”は10月3日(木)にシネマート新宿にて開催です。

ぜひお運びください。



関連記事

新作映画ニュース

『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』2023映画あらすじ/キャスト/公開日はいつから?水木しげる生誕100周年記念作品が描く“惨劇”を予感させる予告編が到着

水木しげる生誕100周年記念作品! 運命の出会いは、血塗られた扉を開く……。 2023年、水木しげる生誕100周年記念作品として、初めて語られる鬼太郎の父たちの物語を描く映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 …

新作映画ニュース

窪塚洋介映画『全員切腹』あらすじ/キャスト/プレミア上映情報。豊田利晃最新作は「完結編」

映画『全員切腹』完成発表。 ワールドプレミア上映&ライブ決定! 豊田利晃監督が制作を続けてきた短編作品、『狼煙が呼ぶ』(2019)、『破壊の日』(2020)。   そしてこの度、2021年5月末の緊急 …

新作映画ニュース

【キミオイ】山田裕貴&齋藤飛鳥の初日舞台挨拶の劇場リポート。『あの頃、君を追いかけた』 in TOHOシネマズ日比谷

山田裕貴&齋藤飛鳥ほか、キミオイのキャストが“10年後、同窓会で再会”というコンセプトの衣装で登場! 10月5日(金)映画『あの頃、君を追いかけた』の初日舞台挨拶がTOHOシネマズ日比谷で開催されまし …

新作映画ニュース

映画『仮面病棟』キャストの東野良子役は江口のりこ【演技評価とプロフィール】

映画『仮面病棟』は2020年3月6日より全国公開! 『屍人荘の殺人』の木村ひさしが監督をつとめ、現役医師でもある作家・知念実希人のミステリー小説を実写映画化した『仮面病棟』が2020年3月6日より全国 …

新作映画ニュース

映画『あいが、そいで、こい』あらすじとキャスト。柴田啓佑が初長編監督作で小川あんを撮る

『カメラを止めるな!』を生み出したシネマプロジェクト第8弾作品! 数々の話題作を制作してきたENBUゼミナール主催の「シネマプロジェクト」の第8弾作品、『あいが、そいで、こい』が2019年6月22日( …

U-NEXT
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学