ソーシャルディスタンス時代の今だからこそ。
孤独を抱え、SOSを出せない大人たちの必見ドラマ。
若い女性が歌舞伎町のビルで飛び降り自殺した実話をもとに、「日本駆け込み寺」や毎日聞記者等に綿密な取材を重ね、制作された進藤丈広監督作『クローゼット』。
ネクストブレイク間違いなしの優三濃川陽介、栗林藍希ら若手キャストと、草村礼子、渡辺いっけいといったベテラン俳優の演技合戦も見どころのひとつ。
2020年10月30日(金)よりテアトル新宿、11月6日(金)より大阪・シネリーブル梅田にて公開となる映画『クローゼット』の魅力をお伝えします。
映画『クローゼット』について
本作は、交通事故で男性機能が不能になった男・ジンを主人公として、心のSOSを周りに出せない孤独と、寄り添うことをテーマにした人間ドラマです。
映画『ヌヌ子の聖★戦〜HARAJUKU STORY〜』(2018)の進藤丈広監督が繊細に物語を紡ぎます。
「人生、詰んだ…」。若い女性がそう言い残し歌舞伎町のビルから飛び降り自殺した実話などをもとに、「日本駆け込み寺」や新聞記者等に綿密な取材を重ね、「決して忘れてはいけないものは何か」と観客に問いかける作品となりました。
キャストには、2度のオーディションを勝ち抜いた俳優たちが多数出演。主人公の「JIN」役には三濃川陽介、Wヒロインを栗林藍希と新井郁が務めます。
ネクストブレイク必至の若い俳優たちや映画・ドラマ・舞台等で活躍する実力派俳優たちが、真摯な思いを込めて生き生きと熱演し、ストーリーを牽引します。
また、ベテランの草村礼子、渡辺いっけいが静かな存在感を出しました。
進藤丈広監督のコメント
参考:進藤丈広監督のツイッター
本日、かわさきFM「岡村洋一のシネマストリート」で、映画「クローゼット」を語らせてもらいました!
初ラジオ緊張し、笑顔もひきつっているなぁ#クローゼット #三濃川陽介 #栗林藍希 #岡村洋一 pic.twitter.com/BXqff5FaW7— 進藤丈広 (@shindo59512) October 12, 2020
本作公開に際し、進藤丈広監督は以下のようにコメントしています。
添い寝屋という稼業を通して、現代様々な悩みを抱えた普通人々を描いています。そもそも、どうして添い寝屋という仕事が存在するか?SNSが普及し、人間関係が希薄になった現代だからこそ、生まれた映画だと思っています。
進藤丈広監督のプロフィール
本作で監督を務めた進藤丈広(しんどうたけひろ)は、1984年生まれ、東京都出身。
日本映画学校を卒業後、深川監督作品の『神様のカルテ』『ガール』や、⻘山真治監督『共喰い』、パク・チャヌク監督「お嬢さん』など、助監督として数多くの映画に参加します。
2016年には、自主制作『敏感に喜ぶ』で福岡インディペンデント映画祭で優秀作品賞受賞、TAMA NEW WAVEある視点部門入選。
2017年、Amazonプライムドラマ『チェイス第一章」1、4、7話を監督して商業デビューを果たし、2018年11月『ヌヌ子の聖★戦〜HARAJUKU STORY〜』が⻑編映画デビューとなりました。
『ヌヌ子の聖★戦〜HARAJUKU STORY〜』は2018年11月9日(金)に渋谷シネクイントで先行公開、満を持して11月16日(金)に全国ロードショーを迎えると、ネットでの作品の口コミもあり、2週目の週末興収が初週の2倍強を記録。
閑古鳥が鳴いていた郊外の映画館にも人が入り、東京集中ではなく、全国でその現象が起きたといいます。
映画『クローゼット』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督】
進藤丈広
【脚本】
澤田文
【キャスト】
三濃川陽介、栗林藍希、新井郁、尾関伸次、永嶋柊吾、篠田諒、青柳尊哉、宮下かな子、中込佐知子、渡部遼介、中村祐、美子、水島麻理奈、門下秀太郎、工藤孝生、碓井玲菜、安野澄、枝川吉範、井上賢嗣、白畑真逸、飛磨、正木佐和、草村礼子、渡辺いっけい
映画『クローゼット』のあらすじ
交通事故で“男性機能“が不能になった男性「JIN」。一生女性とSEX出来ず子どもも作れません。
悔恨、無念、絶望、葛藤、孤独…。絶望した彼は婚約者から黙って逃げて東京にやって来ます。
彼がたどり着いた場所は、添い寝屋。そこは10代~70代までの男女のお客が来る人間交差点でした。
癒しを求め、孤独感を抱えた人々がたどり着く場所。お客が心に抱えるのは孤独感。
30歳のSEXがしたい処女、10歳も年下の男性に恋する36歳の派遣社員、19歳のホストクラブに嵌った女子大生、恋人に死なれた50代のゲイ、「死を看取って欲しい」という80代の老女、家庭生活に孤独を感じている40代の主婦、職場で一生懸命に人の命を救う看護師。
傍目には幸せに見える生活の中で、周りの人に心のSOSを出せない大人たち。
彼女、彼らと巡りあい、救いようの無い孤独感と絶望感を抱えたJINは、静かに自分を取り戻してゆきます。
ある日、「一緒に死んでくれる?」と乞われたJINの選択は…?
まとめ
ぬかるみにはまっても、「楽しいよ」と浮かれて見せる若い人たち。年齢を重ねるごとに弱音を吐けなくなり笑顔の裏で孤独感を拭い去れない大人たち。
そして傍目には幸せに見える生活の中で、周りの人に【心のSOS】を出せない人、人、人。
綿密な取材をもとに、現代日本に巣食う心の穴に繊細にかつ静かに迫った「ソーシャルディスタンス時代の今」だからこそ決して忘れてはいけないドラマが生まれました。
30年の歴史あるアメリカ・シネクエスト映画祭をはじめイギリス・フ ランス・イタリア・ロシア、アジアなど世界各国の国際映画祭を席巻している話題作がついに劇場公開を迎えます。
映画『クローゼット』は、2020年10月30日(金)よりテアトル新宿、11月6日(金)より大阪・シネリーブル梅田にて公開です。