実在するハンディキャップ・チームとの絆を描く、オンリーワンの感動作!
映画『だれもが愛しいチャンピオン』は、実際に障がいを持つ600人もの中からオーディションで選ばれた10名の“俳優”が出演しています。
そして昨年の2018年、スペインのアカデミー賞とも言われるゴヤ賞で史上初となる障がいのある俳優が新人男優賞に選ばれました。
プロのバスケットボール・コーチとハンディキャップ・チーム“アミーゴス”の出会いと絆を描き、ゴヤ賞で作品賞を含む3部門を制した映画『だれもが愛しいチャンピオン』がいよいよ2019年12月27日(金)より公開されます。
このたび、ゴヤ賞で新人男優賞に選ばれたヘスス・ビダルが演じる“マリン”に焦点を当てたキャラクター紹介映像と、ゴヤ賞授賞式での彼のスピーチ映像が解禁されましたのであわせてご紹介します。
ヘスス・ビダルのプロフィール
ゴヤ賞で新人男優賞に選ばれたヘスス・ビダルは、42歳、レオン出身です。
2007年にマドリードに引っ越してきた彼は、生体組織に異常を生じさせる障がいを抱えており、片目は何も見えず、もう片方も少ししか見えません。
しかし、彼は自立していて、俳優として、ライア・リポルとマグダ・ラバルガ脚本・演出の舞台『Cáscaras vacías』に出演し、スペイン各都市を回りました。
プライベートでは映画、読書、家族と過ごすこと、スポーツ、アウトドア、そして何より、会話を楽しむことが好きなのだそう。
ゴヤ賞授賞式でのスピーチ映像
このたび解禁された動画の前半部は、メガネがトレードマークのマリン役を“チャーミング”かつ“飄々”と演じるヘスス・ビダルの魅力が凝縮された紹介映像となっています。
劇中では、彼の言葉に心を打たれ、“勝利至上主義”の主人公・マルコが新たな価値観に気付かされるという重要な役どころです。
一方、動画の後半部は、そんな彼がゴヤ賞の受賞式の檀上で行ったスピーチの抜粋動画となっております。
授賞式には“アミーゴス”のメンバーもかけつけ、ゴヤ賞史上初の障がいのある俳優の受賞の栄誉を祝福しています。スクリーンの外でも続く彼らの絆には一見の価値あり!
また、ゴヤ賞受賞について監督のハビエル・フェセルは以下のようにコメントを寄せています。
障がいを持つ俳優のゴヤ賞受賞は、史上初の出来事でした。彼は身体的な障がいもあり、ほとんど目が見えません。役作りのために非常に努力していました。(受賞は)彼の努カヘの評価であるとともに、チームのメンバー全員ヘの評価でもあると思います。私が大変感動しているのは、この映画がきっかけでスペイン国内でも知的障がい者を取リ巻く環境が少し変わってきたように感じることです。本作がスペインのみならず、世界中に変化をもたらすことに期待しています。
ハビエル・フェセル監督の言葉からハンディキャップを乗り越え、温かく力強いチームワークで結成されて生み出された作品ということが伺えますね。
映画という絆で結ばれたメンバーがお届けする本作にますます期待が高まります。
映画『だれもが愛しいチャンピオン』の作品情報
【日本公開】
2019年(スペイン映画)
【原題】
CAMPEONES(英題:CHAMPIONS)
【監督・共同脚本・編集】
ハビエル・フェセル
【脚本】
ダビド・マルケス
【日本語字幕】
金関いな
【キャスト】
ハビエル・グティエレス、フアン・マルガージョ、アテネア・マタ
映画『だれもが愛しいチャンピオン』のあらすじ
プロ・バスケットボールのコーチ、マルコは“負ける”ことが大嫌いなアラフォー男。
ところが短気な性格が災いして問題を起こし、チームを解雇された揚げ句、知的障がい者のバスケットボールチーム“アミーゴス”を指導することに。
アミーゴスの自由過ぎる言動にはじめは困惑するマルコでしたが、彼らの純粋さ、情熱、豊かなユーモアに触れて一念発起、全国大会でまさかの快進撃を見せていき…。
まとめ
本記事ではヘスス・ビダルが演じるマリンの魅力が凝縮された紹介映像と授賞式での感動的なスピーチ映像をふまえてお届けしました。
バスケットボール・コーチとアミーゴスとの奮闘の日々を描いた映画『だれもが愛しいチャンピオン』。
実在するチームに着想を得た 心温まる感動ストーリーを本年の締めくくりに、そして新たな年の幕開けにぜひご覧ください。
映画『だれもが愛しいチャンピオン』は2019年12月27日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショーです。