松雪泰子、11年ぶりの映画主演作。
40代独身OL川嶋佳子のちょっぴり後ろ向きだけどポジティブな517日の物語。
『勝手にふるえてろ』の大九明子監督による最新作『甘いお酒でうがい』が、2020年9月25日(金)から、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほかにて公開されることが決定いたしました。
松雪泰子、11年ぶりの映画主演作にして、黒木華共演作です。
「お母さんでも、奥さんでもない、大人の女性を主人公にした映画を撮りたいと思っていた」と大九監督が語った本作の魅力についてお伝えしていきます。
映画『甘いお酒でうがい』について
映画『甘いお酒でうがい』の原作は、2014年に第7回キングオブコントで王者に輝いたお笑い芸人シソンヌじろうが、ネタの中で長年演じてきた代表的キャラクターである“川嶋佳子”がもし日記を書いたら…と執筆された同名小説『甘いお酒でうがい』。
じろうは、原作のみならず、本作の脚本も手掛けています。
じろう本人も「自分の中の女性が勝手に書いている」と公言するほど、日記の中のエピソードは女性が共感するものばかり。
監督は『勝手にふるえてろ』や『美人が婚活してみたら』などで人生を上手く渡り歩き切れていない女性を撮らせたら右に出る者がいない大九明子。
原作の中から、大九監督とじろうが選りすぐったエピソードが映像化されました。
映画『甘いお酒でうがい』のキャスト紹介
主人公の40代独身OL・川嶋佳子(かわしまよしこ)を演じるのは『余命』(2009)以来、11年ぶりの映画主演を果たす松雪泰子。
強烈なキャラクターから子供をもつ母まで幅広い役柄を演じてきたベテラン女優・松雪泰子が、日常の中に散りばめられている小さな喜びにそっと寄り添って生きる女性を演じています。
佳子にとって何気ない日常の中で一番幸せな時間を過ごせる同僚・若林ちゃんには『凪のお暇』ほかで今や女性に絶大な人気を誇る黒木華。本作を観た女性は「若林ちゃんのような後輩が欲しい!」と切望するのは必至です。
佳子の生活に大きな変化をもたらす、ふた回り年下の岡本くん役を、20歳ながら『ホットギミック ガールミーツボーイ』ほかで唯一無二の存在感を放つ若手個性派俳優の清水尋也が、フレッシュに、そして愛らしく演じています。
映画『甘いお酒でうがい』の場面写真
解禁された本作の場面写真たち。
まさに“甘いお酒でうがい”するかのような川嶋佳子や、世代を越えた親友のような佳子と若林ちゃん、年下男子・岡本くんとの恋愛展開が気になるカットなど、本作の世界観が伝わってくる場面写真です。
映画『甘いお酒でうがい』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【原作】
川嶋佳子(シソンヌじろう)『甘いお酒でうがい』(KADOKAWA 刊)
【監督】
大九明子
【脚本】
じろう(シソンヌ)
【キャスト】
松雪泰子、黒木華、清水尋也
映画『甘いお酒でうがい』のあらすじ
ベテラン派遣社員として働く40代独身OLの川嶋佳子は、毎日日記をつけていました。
撤去された自転車との再会を喜んだり、変化を追い求めて逆方向の電車に乗ったり、踏切の向こう側に思いを馳せたり、亡き母の面影を追い求めたり…。
彼女の一番の幸せは会社の同僚である若林ちゃんと過ごす時間。
そんな佳子に、ある変化が訪れます。
それは、ふた回り年下の岡本くんとの恋の始まりでした。
まとめ
ちょっぴり後ろ向きだけれどポジティブに生きる川嶋佳子の日常は、平凡だけれどちょっぴり切ないことも、そして嬉しいことも。
公開初日決定を受け、主演の松雪泰子は「佳子の言葉は、不思議な心地よさを感じるユーモアと40代の女性が持つ孤独と悲哀が、優しいリズムで、日記として語られていきます」と語っています。
穏やかな優しい映像美で、観る人の心に束の間の平穏をもたらす本作をお見逃しなく。
映画『甘いお酒でうがい』は2020年9月25日(金)から、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほかにて
全国公開です。
映画『甘いお酒でうがい』感想とレビュー評価。原作はお笑い芸人シソンヌの「じろう」が架空のOL・川嶋佳子の名で著した517日の物語