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Entry 2020/04/22
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映画『「16」と10年。遠く。』あらすじ/キャスト。新潟県南魚沼市をロケ地に兎丸愛美と大門嵩が紡ぐ物語とは

  • Writer :
  • 石井夏子

1年に渡り撮影された「再生」の物語。

長編映画『「16」と10年。遠く。』の劇場公開を支援するクラウドファンディングが、MotionGalleryで行われています。

ヌードモデル、女優として活躍する兎丸愛美と、俳優から監督まで幅広く活動する大門嵩の男女W主演作品の本作は、新潟県南魚沼市、十日町市を舞台に、1年間を通して撮影。

2020年3月に編集が完了し、現在2020年夏以降の劇場公開を目指し準備中。4月中旬より公開支援のクラウドファンディングを開始しました。

映画『「16」と10年。遠く。』とは?

(C)Backlight Film Co.

本作は、『「16」と10年。遠く。』は、大門嵩が演じる過去の記憶に縛られた青年と、兎丸愛美が演じる全てを忘れてしまった幼馴染が巡る、記憶と嘘の物語

東京と新潟県南魚沼市を舞台に、高校時代と26歳の2つの時間軸からなる10年越しの壮大なストーリーが描かれます。200kmの距離を往復し、1年間撮り続けて制作された本作は、豪雪地帯南魚沼市ならではの美しい風景と、移り変わっていく四季も見どころとなります。

監督と脚本を務めるのは映画製作チームBacklight Film Co.の立ち上げメンバーであり、長編2作を手がけてきた川延幸紀です。

主演・大門嵩のプロフィール

本作で主人公・馨役を演じている大門嵩(おおかどたかし)は1988年、奈良県生まれ。テレビ、映画、CMと活躍中の俳優です。

企画、共同監督した短編映画『COCKROACH』がSSFFで優秀賞を受賞。その他、イギリスでのNISFFにてベストコメディー賞を受賞、国内外の多くの映画祭に入選。

2019年、台湾と合作で短編映画『多日想果』(タピオカ)を監督。国内外の映画祭に出品中し好評を博しています。

また、YouTubeでは自作のアニメーションをアップしているというマルチな才能の持ち主です。

主演・兎丸愛美のプロフィール

本作でヒロインの雪那を演じる兎丸愛美(うさまるまなみ)は1992年4月16日生まれ。2014年ヌードモデルとしてデビューしました。

2017年に初写真集『きっとぜんぶ大丈夫になる』を発売し、東京・大阪・台湾 にて写真展が開催。2020年に写真集『羊水にみる光』、『しあわせのにおいがする』が発売されました。

現在はヌードのみならず、ファッションやビューティー、MV出演や ジャケット写真のモデルなど様々なジャンルで起用

2016年以降女優としても活動しており、映画『三つの朝』(第4回富士・湖畔の映 画祭2018短編主演俳優賞)『アンチポルノ』『シスターフッド』『ふたり』『海辺の途中』などに出演しています。

映画『「16」と10年。遠く。』のクラウドファンディングについて

画像:Backlight Film Co.メンバー

(C)Backlight Film Co.

映画『「16」と10年。遠く。』の製作はBacklight Film Co.。現在6名の少人数ながら長編映画のみの制作に注力し、これまで2作品を作ってきた映画制作チームの最新作です。

前作『17歳の音。夏のむかえ。』は UPLINK渋谷での上映等の実績があり、3作目となる本作では、集大成としてより大きな規模・期間での劇場公開を目指しクラウドファンディングを実施したといいます。

クラウドファンディング概要

(C)Backlight Film Co.

【目標金額】
1,000,000円

【締め切り】
2020年7月24日23:59まで

【使い道】
劇場公開に向けての宣伝および映画祭出品の活動費用に使用。

【特典】
打ち上げへの参加権、 本編Blu-rayや過去2作品Blu-ray、スチール写真集など、様々な特典が用意されています。

※詳細・寄付につきましては映画『「16」と10年。遠く。』クラウドファンディングサイトをご覧ください。

映画『「16」と10年。遠く。』の作品情報

(C)Backlight Film Co.

【日本公開】
2020年(日本映画)

【監督・脚本】
川延幸紀

【キャスト】
大門嵩、兎丸愛美、三江彩花、森脇なな、金子寧々、奥居元雅、大山真絵子、真柴幸平、森恵美、壱の木成、齋藤博之、宇田川さや香、赤松真吾、藤入鹿、花、細川佳輝、白奈里渉、真衣、村松えり、水沢有礼、佐田淳、田村宗慈、ぱいぱいでか美

映画『「16」と10年。遠く。』のあらすじ

(C)Backlight Film Co.

中学三年生の冬に両親が他界し、地元の大地主に養子として引き取られた雪那(ゆきな)は、高校生活が始まると同時に学校を休みがちになります。

雪那の異変に気付いた幼馴染の同級生・馨(かおる)は、雪那を取り巻く現実を知り自分の無力さに苛まれていました。

16歳の夏。田舎町を少し外れた夕暮れの道路で、雪那は交通事故に遭ってしまいます。彼女が目を覚ましたと聞き病院に駆けつけた馨が目にしたのは、記憶を失った幼馴染の姿。

他愛ない会話が弾む休み時間。いつもと同じメンバーで過ごす放課後。当たり前に続くはずだった時間が二人に訪れることはありませんでした。

10年の歳月が経った冬の東京。喪失感と後悔を胸に秘めたまま、一人暮らしていた馨は、偶然雪那と再会。

「私と一緒に、嘘をついてくれませんか?」

全てを抱えたまま生きてきた青年が、全てを忘れてしまった幼馴染と再び故郷へ帰ります。ひとつの嘘と共に…。

まとめ

(C)Backlight Film Co.

この映画が映し出す、2つの孤独に触れた時、あなた自身の孤独と出会う瞬間が訪れます。自分を見失っても、誰とも分かり合えなくても、「生まれ変わるように前へと生きていけるのか」を問いかける109分です。

ぜひ2020年夏以降の劇場公開に向けた映画『「16」と10年。遠く。』クラウドファンディングにご協力ください。


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