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Entry 2018/11/09
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どんでん返しホラー映画おすすめ厳選5選!異常心理やスプラッターの怖い話【糸魚川悟セレクション】

  • Writer :
  • 糸魚川悟

「ハラハラドキドキしたい」。

そんな映画をお探しのあなたへ、オチまでしっかり楽しめる「ホラー」映画をご紹介します。


(C)2011 SNOOT ENTERTAINMENT, LLC

Cinemarche内で連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」を担当連載させていただいている、糸魚川悟です。

今回は【糸魚川悟セレクション】として、「どんでん返しホラー映画おすすめ5選!異常心理やスプラッターの怖い話」と銘打ってご紹介。

「ホラー」映画としてだけでなく、物語中に挟まれる「どんでん返し」が秀逸な厳選「ホラー」映画を5作品を選んでみました。

おすすめのどんでん返しホラー①『アイデンティティー』


© 2003 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

映画『アイデンティティー』の作品情報

【原題】
Identity

【公開】
2003年(アメリカ映画)

【監督】
ジェームズ・マンゴールド

【キャスト】
ジョン・キューザック、レイ・リオッタ、アマンダ・ピート、ジョン・ホークス。アルフレッド・モリーナ、クレア・デュバル

【作品概要】
『LOGAN/ローガン』(2017)などを手掛けることになるジェームズ・マンゴールドが監督したサスペンススリラー映画。

アメリカで大ヒットを記録した今作の主演を勤めたのは、数多くの映画に出演する名俳優ジョン・キューザック。

映画『アイデンティティー』のあらすじ

大雨の影響で人気のないモーテルで一晩を過ごすことになった11人の男女。

雨が降りやまないその夜、11人の中に潜んだ「何者」かの手によって、1人また1人と殺されていき……。

丁寧な物語運びと驚愕のオチ


© 2003 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

サスペンススリラーの傑作と名高い『アイデンティティー』。

11人の中に潜んだ殺人鬼を推理する「犯人当て」がメインと見せかけ、ラストには驚愕のオチが待ち構えています。

しかし、今作が傑作とされるのは「どんでん返し」が存在してもなお「犯人当て」の魅力が残るからです。

モーテルで起きた惨劇の真相は?11人の中に潜んだ「敵」とは?

1シーンたりとも見逃さず、真相を推理してみてください。

おすすめのどんでん返しホラー②『キャビン』


(C)2011 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED

映画『キャビン』の作品情報

【原題】
The Cabin in the Woods

【公開】
2012年

【監督】
ドリュー・ゴダード

【キャスト】
クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ

【作品概要】
大人気ドラマ『LOST』の脚本を執筆し全米脚本家組合賞にノミネートしたドリュー・ゴダードが制作したホラー映画。

大学生のカートを演じたのは「アベンジャーズ」シリーズで雷神ソーを演じブレイクすることとなるクリス・ヘムズワース。

映画『キャビン』のあらすじ

大学生の男女4人は森の中にある掘っ立て小屋で週末を過ごそうとしています。

ですが、その小屋では、彼らの命を狙う人間たちが用意周到に彼らを待ち構えていました……。

ネタバレ厳禁、「ホラー」の常識を突いた意欲作


(C)2011 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED

「どんでん返しホラー」を語る上で、今作を語らない訳にはいきません。

何故なら『キャビン』は、この映画の存在自体が「ホラー」好きにとっては「どんでん返し」のようなものであるからです。

だからこそ今作は知識的にもまっさらな状態で観て欲しい作品なので、これ以上深くは語ることが出来ませんが、「ホラー」映画の常識や登場する様々な小道具に思わず「あるある」と呟いてしまうこと間違い無しの傑作ホラーです。

おすすめのどんでん返しホラー③『エスター』


(C)DARK CASTLE HOLDINGS LLC

映画『エスター』の作品情報

【原題】
Orphan

【公開】
2009年(アメリカ映画)

【監督】
ジャウム・コレット=セラ

【キャスト】
ベラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン、CCH・パウンダー、ジミー・ベネット、アリアーナ・エンジニア、マーゴ・マーティンデイル、カレル・ローデン

【作品概要】
後にリーアム・ニーソンとタッグを組み、脚本にこだわった『アンノウン』(2011)や『フライト・ゲーム』(2014)などを制作するジャウム・コレット=セラが手掛けたホラー映画。

主演は「死霊館」シリーズで実在した霊能力者ロレイン・ウォーレンを演じることになるヴェラ・ファーミガ。

映画『エスター』のあらすじ

子供を流産したトラウマを払拭するため孤児院から少女エスター(イザベル・ファーマン)を引き取ったコールマン夫妻。

しかし、妻のケイト(ヴェラ・ファーミガ)は大人しく利口に見えるその少女に違和感を覚え始め……。

理知的だが不気味な少女の正体は?


(C)DARK CASTLE HOLDINGS LLC

ホラー映画では「子供」が恐怖の対象となることが比較的多くあります。

まだ成長過程であるため、大人に比べ「倫理観」に欠ける子供は「純粋さ」ゆえの「狂気」を描きやすいからだとも言えます。

しかし、今作『エスター』は「子供」が恐怖の対象となりながらも、その怖さは「純粋さ」から来るものではなく、心の奥底からの「邪悪さ」に満ちています。

「邪悪さ」に満ちたエスターは何をするか分からず、そして自身の行動を隠蔽する知恵も持ち合わせています。

一体彼女は何者で、何が目的なのか。

その「正体」があらわになる終盤に目が離せなくなる1作です。

おすすめのどんでん返しホラー④『サプライズ』


(C)2011 SNOOT ENTERTAINMENT, LLC

映画『サプライズ』の作品情報

【原題】
You’re Next

【公開】
2011年(アメリカ映画)

【監督】
アダム・ウィンガード

【キャスト】
シャーニ・ビンソン、ニコラス・トゥッチ、ウェンディ・グレン、A・J・ボーウェン、ジョー・スワンバーグ、バーバラ・クランプトン、ロブ・モラン

【作品概要】
『ブレア・ウィッチ』(2016)や『Death Note/デスノート』(2017)など、有名作の続編やリメイクを手掛けたアダム・ウィンガードが贈るスプラッタースリラー。

スプラッター映画としては意外な物語運びが話題となり、徐々に認知度を上げた秀作。

映画『サプライズ』のあらすじ

ボーイフレンドの両親の誕生日パーティに招かれたエリン(シャーニ・ヴィンソン)。

家族が一挙に集ったそのパーティの最中、突如現れた動物の仮面を被った男たちの手によって豪邸は血の海に染まり……。

意外な展開の数々はまさに「サプライズ」


動物の仮面を被った殺人鬼たちが、大家族を次々と殺害していく。

導入部分の説明だけで、スプラッターやスリラーものが大好きな人にはたまらない今作ですが、この作品には大きな仕掛けが存在します。

主人公たちと、殺人鬼たちの「ホラー」的視点が次々と入れ替わり、原題である「You’re Next(次はお前だ)」が一体どちらの立場に向けられてのものなのか、と勘繰るとまた見方の変わる作品です。

おすすめのどんでん返しホラー⑤『ゲット・アウト』


(C)2017 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved

映画『ゲット・アウト』の作品情報

【原題】
Get Out

【公開】
2017年(アメリカ映画)

【監督】
ジョーダン・ピール

【キャスト】
ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、キャサリン・キーナー、スティーブン・ルート、ベッティ・ガブリエル、マーカス・ヘンダーソン、キース・スタンフィールド

【作品概要】
コメディアンのジョーダン・ピールが初めてメガホンを取り挑んだサスペンスホラー映画。

秀逸な脚本が全世界で話題となり、アカデミー脚本賞に輝くなど数々の賞を受賞した。

映画『ゲット・アウト』のあらすじ

黒人青年クリス(ダニエル・カルーヤ)は恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の両親に挨拶するため、ローズの実家へと向かっていました。

ですが、ローズが両親に「恋人が黒人である」ことを告げていないことを知ったクリスは一抹の不安を覚え……。

纏わりつく違和感が明らかになる終盤


(C)2017 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved

普段はノミネートすら難しい「ホラー」映画がアカデミー脚本賞に輝き、映画界が騒然となった今作。

序盤から中盤にかけて「理由が分からない不気味さ」を主人公のクリスと共に終始味わうことになります。

関わる人間すべてが「何か」おかしく、そしてその正体が明らかになる終盤から訪れることになる怒涛の展開。

アメリカと言う国に未だ残る「人種差別」の問題を軸に、物語全編に張り巡らされた伏線の数々は見事と言うほかなく、必ず2度見ることをオススメする作品です。

まとめ

【糸魚川セレクション】は、いかがでしたか。

演出だけでなく、物語に挟まれる「どんでん返し」に「あっ」と声を上げて驚いてしまいそうな作品ばかり。

そして、今回ご紹介させていただいた作品はすべて「U-NEXT」で視聴可能!

この週末は家から出ることなく、どんでん返し「ホラー」映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【連載コラム】『SF恐怖映画という名の観覧車』記事一覧はこちら

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