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映画『好きにならずにいられない』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

Entry 2016/12/10| Update

今回ご紹介する映画は、43歳の愛らしいおデブのフーシが初めて恋をした⁉︎、

2015年に北欧映画でナンバーワンに輝いた、アイスランドの大人のラブストーリー。

映画『好きにならずにはいられない』、ちょっとビターで、あま〜いお話ですよ⁉︎

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映画『好きにならずにいられない』の作品情報

【公開】
2016年(アイスランド・デンマーク)

【脚本・監督】
ダーグル・カウリ
【キャスト】

グンナル・ヨンソン、リムル・クリスチャンスドッティル、シガージョン・キャルタンソン、マーグレット・ヘルガ・ヨハンスドッティル、アルナル・ヨンソン、フランチスカ・ウナ・ダグス

【作品概要】
ダーグル・カウリ監督は、テレビの風刺番組の仕事をしていた際に、出演者のグンナル・ヨンソンと初対面。

グンナルは役者としての勉強はしてこなかったが、ダーグル監督は彼の才能を見抜き、初めて会ってから15年間後に書き上げた脚本で今作を製作しました。

フーシという個性的なキャラクターは、グルナルの愛くるしさからイメージから広げた人物像のようです。

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映画『好きにならずにいられない』のあらすじとネタバレ

好きにならずにいられない
C)Rasmus Videbak

アイスランドの飛行場で地上勤務をする、43歳独身男のフーシ。

彼の仕事は、乗客たちの旅行カバンなどを貨物車で運搬をすることです。

体格は巨漢な大男で、趣味といえばオタクなジオラマ模型を作って遊ぶことでした。

そんな引きこもりがちな息子を心配した母親と恋人の彼氏が、フーシの誕生日にダンスのレッスン券をプレゼントします。

あまり気のすすまなかったフーシでしたが、母親に断れない彼はダンス教室に向かいます。

レッスン帰りの時間は夜。しかも天候は吹雪です。しかし、そこには小柄な女性シェヴンがいました。

シェヴンは、吹雪がヒドかったので、自宅に車で送って欲しかったようで、フーシは、愛車の4DW車にシェヴンを乗せて送ってあげることにします…。

以下、『好きにならずにいられない』ネタバレ・結末の記載がございます。『好きにならずにいられない』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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わざわざ家まで送ってくれたフーシを、シェヴンは、感謝を込めてお茶でもいかがと家に招き入れたり、その後もダンスレッスンの後にデートをしました。

しかし、ある日。フーシは、シェヴンの家を再び訪ねますが、シェヴンは変な気持ちを起こさないで欲しいと冷たい素ぶりを取られてしまいます。

フーシは、今度はシェヴンが働いていると話していた花屋へ行き、店主にシェヴンのことを尋ねます。

しかし、彼女はそこでは働いておらず、たまたまフーシは、ごみ収集車でゴミ清掃の作業で働くシェヴンを見かけます。

一方で、フーシの周囲では嫌なことばかりが起こります。

同じ会社で働く同僚たちから、フーシは揶揄われてイジメを受けたり、母親と彼氏の性行為を目撃したり、家の近くに引っ越して来た少女と遊べば警察から変質者に疑われたりします。

しかし、フーシを認めてくれる仲間もいました。ジオラマ作りを楽しむ友人、ラジオのDJ、おなじみの飲食店主などの優しさに触れて生きています。

でも、フーシが最も触れたかった優しさはシェヴンで、その思いは募るばかりです。

やがて、フーシは、シェヴンがうつ病であることを知ります。

彼女の家の鍵を壊して入り、身の回りの世話を献身的に行うフーシ。他にも清掃工場でシェヴンの代わりに勤務をするのです。

そんなようなフーシの姿に、シェヴンはだんだんと元気になっていきます。

やがて元気になったシェヴンは、フーシと花屋を開業する夢を語ったり、街角に小さな物件下見に行きます。

また、夢の海外旅行に一緒に行こうと、エジプト旅行の約束をします。

しかし、またもや、シェヴンは鬱の状態に戻ってしまいます…。

エジプト旅行の約束の日。フーシは、空港に元気なシェヴンが来てくれることを心から待ち望んでいました。

しかしシェヴンの姿はありませんでした。フーシは、初めての飛行機に乗り込もうとします…。

映画『好きにならずにいられない』の感想と評価

好きにならずにいられない
C)Rasmus Videbak

この作品のファースト・シーンの空港を高い場所から撮影した俯瞰ショットで始まります。

実はこのファーストシーンが、主人公フーシの「まなざし」と深く関わりがあります。

フーシの趣味は、ジオラマ作りとラジコン遊び。巨漢のフーシが小さな玩具で遊ぶ姿は、まるで北欧民話に登場する巨大妖精トロルのようです。

大きな身体で自分だけの「小さな世界」作りに夢中な「子ども」のような男性です。

映画のラストシーンで、空港にいるフーシは飛行機の機内へ独りで向います。

今まで、自分が作りあげた「小さな世界」を見下ろしていた彼が、シェヴンとの恋を経て、現実を見下ろす「まなざし」を得たことを暗示させています。

ダーグル・カウリ監督の映画作りは、物語の構成が比喩と巧みにマッチして、思いのほか豊かなで、巧みな才能ある手腕のようです。

第12回ノルディック映画賞受賞のほか、トライベッカ映画祭、バリャドリッド国際映画祭、カイロ国際映画祭、マラケシュ国際映画祭など、各賞を受賞したことも納得です。

また、映画に登場したフーシ同様に、演じる経験の少なかった俳優グンナルも、アイスランドから飛行機で旅立ち、世界中でフーシ旋風を巻き起こしているようですね。

まとめ

好きにならずにいられない
C)Rasmus Videbak

北欧に住む妖精に似ているフーシ。それは、巨大で怪力の持ち主な点だけではなく、身体に傷を負っても再生能力がある点も似ています。

困難や辛くとも何度も立ち上がるフーシ。体型のことで虐められたり、心に傷を負っても、常に前向きな姿がいじらしいですよね。

また、フーシの妖精の様な優しさを、先ず見抜いていたのは、まだ引っ越して来たばかりで、先入観のない少女という点も興味深く、忘れてはならない点です。

もし、まだこの映画を観ていない方は、ぜひ、観ていただくことで、何か心が少しずつ和らいでいくはずです。

フーシが成長する姿を見つめ、あなたも何か?「好きにならずにいられない」かも?

ぜひ、おススメの1本ですよ〜!

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