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Entry 2021/03/11
Update

映画『トライアングル』ネタバレ感想評価と結末考察のあらすじ。怖いタイムループ地獄をメリッサジョージが熱演!

  • Writer :
  • ジンリナ

夢幻的で恐怖の雰囲気の隠れたホラー『トライアングル』

2009年、イギリスとオーストラリアの共同制作で、日本では2011年に公開されたホラー映画『トライアングル』。

『ザ・インターセクションズ』(2018)のクリストファー・スミス監督が脚本も担当。

キャストに『悪魔の棲む家』(2005)のメリッサ・ジョージ、『デイブレイカー』(2010)のマイケル・ドーマン、『エクスペンダブルズ2』(2012)のリアム・ヘムズワースといった実力派俳優が、勢揃いしています。

映画『トライアングル』は、繰り返される時間の輪の中で同じ選択と後悔を繰り返しては、そこからの脱出を諦められない女性の姿を描き出します。

映画『トライアングル』の作品情報


(C)2009 Dan Films Ltd, Pictures In Paradise Pty Ltd, The Pacific Film And Television Commission Pty Ltd and UK Film Council

【公開】
2011年(イギリス・オーストラリア合作映画)

【原題】
Triangle

【監督】
クリストファー・スミス

【キャスト】
メリッサ・ジョージ、マイケル・ドーマン、リアム・ヘムズワース、ヘンリー・ニクソン、レイチェル・カーパニ、エマ・ラング、ジョシュア・マコルヴァー、ジャック・テイラー

【作品概要】
映画『トライアングル』は、ヨット旅行に出た主人公ジェスとその一行が、海で出合うミステリーな孤立空間で経験する事件を描いたシチュエーションスリラー作品。

本作でいう“トライアングル(三角形)”とは、バミューダ海域の“謎トライアングル”をさしています。その影響を受け、永遠の時間という独特な素材を描いた作品で、ラストへ近付くにつれ、ひとつ、またひとつとパズルのピースが完成していくストーリー展開。

演出は『0:34 レイジ34フン』で知られるクリストファー・スミス監督。

映画『トライアングル』のあらすじとネタバレ


(C)2009 Dan Films Ltd, Pictures In Paradise Pty Ltd, The Pacific Film And Television Commission Pty Ltd and UK Film Council

未婚の母ジェスは、涙をこぼしながら不安がる自閉症児の息子トミーを抱き、「これは全て実際に起こらなかった悪夢にすぎない」と、落ち着かせようしていました。

そしてジェスは慌てて洗濯物を取り込み、プールの中で浮いている船の玩具を取り出し、居間で溢れていた青色の絵の具を拭きました。

冷蔵庫には、友人男性のグレッグからの手紙が貼られてあり、ヨットに乗って旅行に行こうと書いてありました。

ジェスが忙しなく準備していると、チャイムが鳴ります。しかし、出るとそこには誰もいません。庭の掃除している隣人に尋ねますが、何も知らないようです。

ジェスは大きなバッグに洋服を入れ、車のトランクにバッグを詰めると、トミーを抱いて出発しました。

ヨット乗り場で待つグレッグの元には、友人夫婦のダウニーとサリー、それにサリーがグレッグに紹介したいヘザーもいます。

そこへ、グレッグの弟子であるヴィクターが、ジェスと一緒にやって来ました。

グレッグはジェスの元へ向かい、ヴィクターはグレッグに「ジェスがちょっとおかしい」と言います。

ジェスはグレッグの顔を見るなり、彼を抱き締め「ごめんね」と言いました。旅行に行くのをためらうジェスですが、グレッグの優しい言葉に行くことを決めます。

そして、6人はヨットに乗って海に出ました。

グレッグがヴィクターにジェスの様子を聞くと、「息子を連れて来ないのか」と言ったら、暫く呆然として「学校に行ったの」と言ったそうです。

「土曜日なのに学校へ行くのか」と不思議がるヴィクターですが、グレッグは、ジェスの息子は自閉症児で毎日特殊学校に通っていると聞いていました。

その頃、ジェスは、船室で寝ていました。ある海辺で目覚める夢を見て起きたジェスは、操縦しているグレッグの元へ行きました。

ジェスはヨットの上で心地良い解放感を感じていますが、心の片隅では息子のことを心配していました。

やがて、風がなくなり、悪天候の兆しが見えました。

グレッグは、ヨットの無線機で沿岸警備隊に「今、天候に何か異常があるのか」と連絡をしますが、沿岸警備隊は「異常はない」と答えます。

6人はそのまま無風地帯に閉じ込められることになり、グレッグが再び沿岸警備隊に連絡しますが、そこへ遭難信号が聞こえて来ます。

「皆が死んでいってるの。助けて」という女の声が無線から聞こえ、グレッグは応えますが、応答が消えます。

そして急に天気が悪化し、暴風雨と巨大な高波がジェス一行が乗っているヨットに襲いかかりました。ヨットは転覆し、一行の1人ヘザーは海中に落ちてしまいます。

嵐が去ったあと、ひっくり返ったヨットの上で助けを待つジェス一行。暫くして通りかかった豪華客船を見つけました。一行は助けを求め、立ち止まったその豪華客船に乗り込みます。

先程、豪華客船の上に誰かいるのが見えましたが、乗ってみたら人の気配はするのに、誰も見当たりません。

以下、『トライアングル』ネタバレ・結末の記載がございます。『トライアングル』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

(C)2009 Dan Films Ltd, Pictures In Paradise Pty Ltd, The Pacific Film And Television Commission Pty Ltd and UK Film Council

グループA ジェス一行の搭乗

人を捜しに行こうとしたジェス一行は、何かが落ちる音と共に足音を聞きます。グレッグとヴィクターが音のした方に向かいますが、そこには誰もおらず、ジェスの家の鍵が落ちていました。

それから、ホールに集まった5人ですが、どこからか人の視線を感じました。振り向いたジェスは「今誰かがいた」と言い、ヴィクターが捜しに行きました。

グレッグとジェスも豪華客船の中を探索に行きますが、ジェスはしきりに誰かに見られているような気がしています。

グレッグと一緒に入った客室には、鏡に赤い血で、”Go To Theater”と書かれてありました。

ジェスとグレッグは、不安から言い争いをし、ジェスは一人でホールに戻って来ました。その時、ヴィクターが頭から血を流しながら、ホールに戻って来て、突然ジェスの首を絞め始めました。

倒れ込んたジェスが、思わずヴィクターの襟首をつかむとヴィクターも転んで倒れました。

そんな格闘中に、シアターの方から叫び声が聞こえました。立ち上がったジェスが慌ててそちらへ行くと、グレッグが撃たれて死んでいました。

グレッグと一緒にいたダウニーとサリーは「あんたが殺したのよ」とジェスを責め立てます。その時、どこかに隠れていた頭巾を被った男が銃を撃ち、2人とも撃たれて死んでしまいました。

ジェスは、身を隠しながら頭巾を被った男を攻撃し、最後にはシャベルを持ち出し、男を海に落としました。

男は、落ちる寸前に「皆を殺せば皆を生かすことが出来る。それだけが唯一の道だ」と言いました。

一人残ったジェスが海を見回すと、遠くでヨットの上に浮かんでいる人々が見えました。救助要請をする彼らは、転覆したヨットの上で助けを待っていたジェスたちでした。

ジェスは、信じられない光景に言葉を失います。

グループB ジェス一行の搭乗

ジェスは、甲板に上って来たヴィクターに、事実を打ち明けます。信じられない素振りのヴィクターに転覆したヨットを見せようとその肩を掴むと、ヴィクターは壁に出て来た金串で、首筋を刺されました。

驚いたジェスは船内に入って、メモ用紙を取りメッセージを書きますが、そこに‟If they board, kill themall(彼らが搭乗した場合、それらをすべて殺します)”と自分の書体で書かれた多くの紙を見つけます。

また、窓格子に自分のペンダントがかかっているのを見つけました。そこから下を見下ろすと、多くの自分のペンダントが落ちてました。驚いて退くと、今首にかけていたペンダントも下に落ちました。

ジェスは「皆殺し」を決心して、銃を持って独りでホールに行きました。

もう一人のジェスと血を流すヴィクターの間に立ち、もう一人のジェスに銃を向けます。もう一人のジェスは逃げ、ヴィクターが倒れると、シアターの方から銃声がしました。

ジェスはシアターに駆け付け、撃たれて倒れたグレッグの前に行きます。2階で銃を撃つ男がいたので、彼に発砲し、ダウニーとサリーを連れて逃げました。

それから、ジェスは2人と別れて、ヴィクターを連れて来るつもりでホールに向かいましたが、ヴィクターは見当らず、血痕が甲板から海に繋がっていました。

その頃、ダウニーとサリーの前に、覆面を被ったもう一人のジェスが現れ、彼らを船室に案内し、ナイフを取り出してダウニーを殺します。

サリーは逃げ、ヴィクターを捜しに出たジェスは、サリーの叫び声を聞いて後を追います。

サリーは逃げる途中で見つけた無線室から「皆が死んでいっているの。助けて」と、救助信号を送ります。無線の向こうからは、グレッグの声が聞こます。

その時、物音がして驚いて逃げ出したサリーは、逃げ場のない行き止まりに来てしまいます。ジェスが駆け付けると、そこは追い詰められたサリーをはじめ、サリーの死体で溢れていました。

その時、ジェスは下の甲板から自分が銃を向けたジェスが、覆面の男を殺して海に落とすのが見えました。

そして、またもや海から転覆したヨットに居た5人が乗り込んで来ます。

グループC ジェス一行の搭乗

「皆を殺せば皆を生かすことが出来る」。男が言った「皆」とは、救助要請をするジェスと仲間達なのでしょうか。ジェスを除いて全員が死ぬと、豪華客船に自分と友達を乗せたヨットが戻ってきます。

考えにふけるジェスですが、話し声が聞こえてきたので甲板を見ると、別のジェスがヴィクターと話していて、ヴィクターの頭を壁に押し付けて、逃げるところでした。

ジェスは、ダウニーが死んでいる客室に入り、ダウニーの遺体を片付けて、鏡に血で”Go To Theater”と書きます。

そして、ホールにいる新しく来たダウニーとサリーに「グレッグがシアターで会おうと言っている」と伝え、頭巾を被り銃を持って、シアターのある2階に上がります。

2階でグレッグに会いますが、ジェスのサンダルを覚えていたグレッグは、足元を見て「ジェスか??」と問います。

ジェスは「皆を殺さないと生き残れないの」と言い、グレッグを撃ち落とし、下に居たダウニーとサリーも撃ち殺します。

そこへ、新しく来たジェスが表れ、彼女は先程に自分が行動したのと同様に逃げます。

結局ジェスは、彼女を追い掛け、新しいジェスと死闘を繰り広げますが、自分が最初に、覆面を被ったジェスにしたのと同じようにされて、「皆を殺せば皆を生かすことが出来る」と言い残して、海に落ちました。

そしてしばらくして、ジェスは、ヨットの船室で眠っていた時見た夢のように、海岸で目を覚まします。

陸地に戻って来たジェスは、急いで家へと走り出しました。家に着くと、窓から絵の具で塗り絵しているトミーの姿が見えました。

再会出来たと嬉しく思ったジェスが窓をノックすると、驚いたトミーは絵の具を落としてしまいます。すると、そこにいたもう1人のジェスが、トミーを怒鳴り殴りました。

ジェスは、呼び鈴を押して家に居たジェスを呼び出した後、家に入って背後からハンマーで、もう一人のジェスを殺害します。

泣きながらトミーを抱くジェスは、「これは全て実際に起こらなかった悪夢にすぎない」と言いました。

それから、大きなバッグに洋服と一緒に遺体を詰め込み、車のトランクにバッグを乗せます。

車を出発させると、怖がるトミーに「ママが悪かったの。あれはあなたのママではなくて、私がママよ」と話しました。

この時、カモメ1匹を轢いてしまいます。カモメの死骸を捨てる為に、近くの海辺に近付くと、サリーの死骸とネックレスが幾重にも積み上げられていたように、カモメの死骸も数多く積み上げられていました。

トミーは、フロントガラスについたカモメの血が怖くて泣き出しました。ジェスは車に戻り、「消すから大丈夫よ」とトミーに言いながら運転し、ちょうど前方から来たトラックとぶつかってしまいました。

道端には、トランクから飛び出した別のジェスの遺体と、自分の息子の遺体が横たわっていました。

無の状態で立ち尽くしているジェスに、タクシー運転手が「誰もその子を救うことは出来ませんでした」と言い、ジェスに「行き先まで乗せますよ」と言います。

ジェスはヨット乗り場を告げます。到着すると運転手は「メーターをつけておきます。また戻って来ますよね??」と言いました。ジェスは「約束します」と言い、車から降ります。

その時、ジェスの後ろからヴィクターが、「ジェスではないか」と声をかけました。「息子と一緒に来ないのか」と聞きます。呆然としたジェスは「息子は学校に行ったの」と答えました。

ジェスとヴィクターは、グレッグの待つヨットまで行き、ジェスに気付いて嬉しそうなグレッグに、ジェスは「ごめんね」と言って、グレッグを抱き締めます。

そして、グレッグとジェスはヨットへ乗り込み、海へと出航します。

映画『トライアングル』の感想と評価

(C)2009 Dan Films Ltd, Pictures In Paradise Pty Ltd, The Pacific Film And Television Commission Pty Ltd and UK Film Council

この映画は、ギリシャ神話をモチーフにしています。

ギリシア神話の中で、地方都市コリントスの創建者であるシーシュポスは、ゼウスなどの神々を欺いた罪で、非常に大きな岩を幾度となく山頂に捧げる刑罰を受けました。それは、終わりなく繰り返される刑罰でした。

ヨットにシーシュポスの岩に出て来るアイオロスの名前が付いていたり、乗り込んだ客船の船内に、シーシュポスの絵が描かれていたりと、ギリシャ神話にまつわる伏線を露骨に見せています

トライアングルの隠された真相

豪華客船には全部で5人のジェスが存在します。

グループA – 初めて客船に入ったジェス一行。グループB – 最初のタイムループが終わって豪華客船に入ったジェス一行。グループC – 2番目のタイムループが終わって豪華客船に入ったジェス一行

第1タイムループA は、ジェスを除いた残りの一行が死に、ジェスが覆面の男を海に落として、生き残ったループです。

第2のタイムループB は、 第1で生き残ったジェスAが、一行を殺さないように努力して、覆面の男を捕まえようとしますが、ジェスBが覆面の男を殺してしまったループ。

ここで、ジェスAはループのパターンを断ち切ろうとしますが、それも複雑なパターンからなるループの一部でした。ジェスAも船の片隅に同じ仲間の遺体が数多く積まれているのを発見し、まだループから脱出出来ていないことを認識します。

第3のタイムループC は、船の中に居る自分以外の全員を殺さなければならないと悟ったジェスAが、グループCを殺そうとして、ジェスCがジェスAを海に落とすループです。

その結果、ジェスは、A-B-Aの順で3つのループを経験し、海辺に戻ることになります。

ジェスがヨットに乗った時は、今までのループを全て覚えていましたが、ヨットで眠ってからは、ループについての記憶を失っています。

これは、ギリシャ神話のシーシュポスが受ける罰と同じです。

ジェスは、息子を虐待し事故によって死に至らしめた罪を犯しており、息子を救う為に、死神との約束を破って何度も船に乗り込みます

このように、無間地獄は永遠に続くのです。

本当の恐怖

あらゆる状況を経験して船に乗ったジェスは、一連の流れの出来事を全て知っているはずでした。

ところが、ジェスは何もかも初めての出来事にあうような態度です。ジェスはヨットで寝ると以前の記憶を失いますので、その態度については釈明の余地はあります。

実は、ジェスの記憶に頼らなくとも、ループの本当の恐怖は船の中で登場していました。

監督は数え切れない程、繰り返されるタイムループを見せる工夫をし、どれ程多く輪廻したかを知ることが出来るような演出が用意されていたのです。

同一人物の数多くの死体、複数の同じネックレス……。これを見ると、この豪華客船でのタイムループは、過去のタイムの痕跡がそのまま残された状態で、再び新しいタイムが割り込んでいるのがわかります。

これによって、永遠と続くループの恐怖を切実に感じることが出来るのです。

ジェスの本性と意志

(C)2009 Dan Films Ltd, Pictures In Paradise Pty Ltd, The Pacific Film And Television Commission Pty Ltd and UK Film Council

ジェスは、精神的な問題がある子供を一人で育てているので、映画の始めは優しい母親のイメージです。ところが、最後の方では、子供に神経質になり、暴力的になる母親となっています。

もちろん、働きながら一人で子供を育てている状況なので、決して‟悪い母親”とはいえませんが、ジェスにとっては、子供に暴力をふるうのは、罪悪感を感じる程悪い母親の姿なのです。

反面、ジェスは自分が子供に暴力をふるう状況を心に留めておく程、細心な母親でもあります。家に帰って来たジェスが、ためらうことなく以前のジェスを殺すことが出来たのは、それまでの日常に対する後悔があったからです。

彼女は、毎日のように問題を起こす子供との日々を大切にする優しい母親になろうとします。そして、それまでの人生は過ぎ去った夢にすぎないと信じたいのですが、しかし日常は簡単には変わりません。

ジェスは自分がこれまで子供にしてきた悪行と言葉が罪悪感としてあり、子供の面倒を見なければならないという意志を持っています

そのために、彼女は他の未来があるかも知れないという希望にしがみつき、ずっとヨットから客船へ乗り込で行きます。子供を守るという一念で、この悪夢をもう1度選ぶのです。

ジェスの運命を変える方法は、ただ一つ。ジェスが自分の最後を認めて、行かなければならない所に行くだけです。

彼女が諦めない限り、残酷な反復は続いていきます。

まとめ

(C)2009 Dan Films Ltd, Pictures In Paradise Pty Ltd, The Pacific Film And Television Commission Pty Ltd and UK Film Council

ラストまで衝撃の連続で高いクオリティと至高なストーリーを見せてくれる映画『トライアングル』。

本作は、カメラショットと音響効果で、目が離せなくなるスリルと緊張感を醸し出し、自分の生きる理由は何なのかという問いかけも与えます。

生きていく上で、誰かの死を見なければならない瞬間が必ず訪れます。人生の終りは死であり、その後がどうなるのか分かりません。

本作は、人々は同じ行動の繰り返しで生きることを貫き通し、もう過ぎ去った時間は来ないという教訓を残しています。

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