心の力が健康に大きく影響する。
信じることで起こる奇跡の物語。
医師から余命宣告を受けた男が体験した奇跡を描いたヒューマンドラマ。
もし明日、あなたの命が終わるとしたら、今あなたに出来る事は何ですか?
絶望の淵から這い上がり復活を遂げた主人公。彼は、この世に残した使命のため突き進みます。
宗教家の大川隆法が制作総指揮と原案を手がけた映画『世界から希望が消えたなら』を紹介します。
映画『世界から希望が消えたなら』の作品情報
【日本公開】
2019年(日本映画)
【製作総指揮】
大川隆法
【監督】
赤羽博
【キャスト】
竹内久顕、千眼美子、さとう珠緒、芦川よしみ、石橋保、木下渓、小倉一郎、大浦龍宇一、河相我聞、田村亮
【作品概要】
宗教家の大川隆法が製作総指揮と原案を手がけ、幸福の科学グループが世界に送り出す作品『世界から希望が消えたなら』。
余命宣告を受けながらも奇跡の復活を遂げる主人公・御祖真(みおやまこと)を演じるのは、映画初出演で主演を果たす竹内久顕。
主人公を支える妻役に、さとう珠緒。秘書役に、大川隆法作品ではお馴染み千眼美子が共演しています。
監督は『君のまなざし』『さらば青春、されど青春。』の赤羽博監督です。
映画『世界から希望が消えたなら』のあらすじとネタバレ
30歳だった頃の御祖真(みやままこと)は、商社を辞め、自らの思想を世に問いたいと作家になりました。
それから、10年。作家人生は成功し、出版社を立ち上げ、異例のベストセラー作家と世間からは呼ばれています。
執筆の仕事に講演会、そして会社の経営まで、毎日忙しく働く真の体は、悲鳴をあげていました。
ある日、部屋での執筆中に、真はめまいと激しい動悸に襲われます。苦しむ真の元に、光に包まれた男が姿を現し、「先生ご無理をなさらず」と声をかけてきます。
光の中の男の存在は、普通の人には見えないようでした。「この世の者ならず」。真はあの世の存在、すべての真理を知っていました。
仕事のパートナーでもある妻の磯子とは最近、子供の教育のことで言い争いが絶えませんでした。
その日も、移動の車中で妻から小言を言われ続け、真は再び激しい動悸に襲われます。車を降り公園のベンチで休む真でしたが、とうとう倒れ込んでしまいます。その時手にしていたのは「復活」というタイトルの本でした。
病院での医師の診断は驚くものでした。「真さんは、生きているのが不思議なほど心臓が弱っています。今夜がもう山場でしょう」。
それを聞いた磯子はショックを受け、子供たちを呼び寄せます。最後のお別れをする子供たち。
「パパ死なないで」。「パパは大丈夫。絶対死なない。約束する」。当の真は、不思議と生きる気力に溢れていました。
家族や秘書の沙織は、それぞれに眠れぬ夜を過ごします。真もまた自分の人生を振り返っていました。
育ててくれた父母、忙しさのあまり寂しい思いをさせてきた子供たち、支えてくれた妻。そして、いつしか見えるようになった霊の存在、そして作家、思想家としての出発。
「私は、あの世の神秘をまだ伝えていない」。その時、光に包まれた男たちが真の前に現れます。「あなたにはまだやり残した事があります」。男たちはそう告げました。
次の朝、真は生きています。その後も真は、魂の力を信じることで驚異の回復力を見せつけます。医者も驚くばかりです。
私は生まれ変わりました。「不惜身命」。真は、これからの人生は、お返しの人生とし、自らの闘病経験をもとに、世の真理を伝えていくことを決意します。
その後押しをしてくれたのは、秘書の沙織でした。沙織は誰よりも真のことを理解していました。
神の存在を信じ人々の役に立ちたいと生きてきた沙織の父親もまた、余命宣告を受けたにも関わらず自らの力で長生きをしたという経験の持ち主でした。
「この世の常識に捕らわれず、書きたいものを書いて下さい。どこまでも先生に付いて行きます」。
沙織の言葉は真に力を与えます。完成した本のタイトルは「新復活」。真の体験から得た心理を詰め込んだ作品です。
真は「新復活」の出版を機に、「心の力で病気は治る」と題した講演会を開きます。
「肉体が自分なのではなく、魂こそが本当の自分の姿である。神に生かされているこの命に感謝し、信じる力が奇跡を起こすのです」。
心の力が健康に影響することを、真は身近な母親から実践していきます。膝の痛みに立てなかった母が、心に健康な自分をイメージすることで歩けるようになります。
真は少しづつ自分の思想が皆のためになっていると感じていました。しかし、真を信じる人々が増えるのと比例するかのように、真の力を不審に思う者も増えて行きます。
映画『世界から希望が消えたなら』の感想と評価
宗教家の大川隆法が製作総指揮と原案を手がけ、自らの思想と経験を盛り込み真理を解く映画『世界から希望が消えたなら』。
思想を映像化することでより分かり易く、奇跡の体験はより身近な出来事として伝わってきます。
現社会での争い、世界規模のテロから学校のいじめまでを取り上げ、争いの根源を解き、信じることの大切さを唱えています。
「信じる主はひとつであり、常に己と共にある。神に生かされている命に感謝し、信じることで、奇跡も起こせる」。
主人公の真は、この世とあの世の真理を知る人物で、そのことを多くの人に解くことを使命とし、神に生かされます。
本当の真理は普通の人には計り知れないものと感じますが、「病は気から」と良く言います。心の健康が体にも大きく影響することは、理解できるのではないでしょうか。
しかし、常に心を健康に保つことは難しいことです。その苦しみは人それぞれであり、自分の心が弱っていることに気付けない人もいます。
本作は、そんな自分の心の健康状態を考えるきっかけを与えてくれます。
まとめ
余命宣告を受けた男が、心の力で病を克服した奇跡を描いた映画『世界から希望が消えたなら』を紹介しました。
主人公の奇跡の体験は「心の力、信じる心が、健康に大きく影響する」ことを教えてくれます。
もし明日、世界が終わるとしたら、今出来る事は何でしょうか?希望を捨てないことかもしれません。