Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2018/06/20
Update

映画『虹色デイズ』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【佐藤令於、中川大志、高杉真宙、横浜流星】

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『虹色デイズ』は、7月6日(金)より全国公開!

水野美波の同題人気コミックの映画化した。佐藤令於、中川大志、高杉真宙、横浜流星といった若手のホープが揃った男子生徒目線で描く学園ラブストーリー。

また、主題歌はソロプロジェクトを開始したドラゴンアッシュの降谷建志が担当するほか、挿入歌にフジファブリック、阿部真央、Leola、SSUPER BEAVERなどが楽曲を提供し物語を彩っています。

映画『虹色デイズ』の作品情報


(C)2018「虹色デイズ」製作委員会 (C)水野美波/集英社

【公開】
2018年(日本映画)

【原作】
水野美波

【監督】
飯塚健

【キャスト】
佐野玲於、高杉真宙、中川大志、横浜流星、吉川愛、堀田真由、坂東希、滝藤賢一、山田裕貴

【主題歌】
降谷建志

【作品概要】
水野美波原作で集英社「別冊マーガレット」に連載された少女コミックを実写映画化。

恋や友情、将来への不安、何気ない青春の日々を過ごす性格も趣味も全く異なる仲良し男子4人組の「卒業」という4人で過ごせる時間の終わりが近づくにつれ、少しずつ変化し、成長していくという繊細で難しい役どころを4人の若手実力派俳優が見事に演じ切ります。

人気グループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の佐野玲於がなっちゃん役を演じ、『きょうのキラ君』の中川大志がまっつん役、『散歩する惑星』の高杉真宙がつよぽん役、『キセキ あの日のソビト』の横浜流星が恵ちゃん役を務めます。

演出は『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』で知られる飯塚健監督。

映画『虹色デイズ』のキャラクターと配役


(C)2018「虹色デイズ」製作委員会 (C)水野美波/集英社

羽柴夏樹(佐藤玲於)
通称なっちゃん、ピュアすぎる性格をよくいじられる。

松永智也(中川大志)
通称まっつん、生粋のチャラ男で女好き。

直江剛(高杉真宙)
通称つよぽん、オタクで学年屈指の秀才。

片倉恵一(横浜流星)
通称恵ちゃん、ニコニコしながらドS発言を連発する。

小早川杏奈(吉川愛)
なっちゃんが恋する天然タイプの少女。

筒井まり(恒松裕里)
大の男後嫌い、何かとまっつんとぶつかっていく。

浅井幸子(堀田真由)
通称ゆきりん、つよぽんと相思相愛の彼女で趣味も学力も合う。

千葉黎子(坂東希)
通称千葉ちゃんさっぱりした性格で男子4人組とつるむことも。

映画『虹色デイズ』のあらすじとネタバレ


(C)2018「虹色デイズ」製作委員会 (C)水野美波/集英社

高校2年生の春、羽柴夏樹=なっちゃんは同学年の杏奈に恋をしていました。

周りの男友達の松永智也=まっつん、直江剛=つよぽん、片倉恵一=恵ちゃんは、ラインの交換すら出来ないなっちゃんにヤキモキしていました。

それでもなっちゃんは、毎日、自転車を目いっぱいこいでは、電車通学の杏奈が駅につくタイミングに合わせて、駅前で間に合うようにしていました。

なっちゃんの想いは全く進めない上に、杏奈の親友まりの厳重なガードが立ちはだかっていました。

やがて、高校2年生の夏、成績不振のつよぽん以外の面々は補修の日々。

それを口実につよぽんが一計を案じて、杏奈に臨時家庭教師を頼み込見ます。

期せずして距離が近づくなっちゃんと杏奈。つよぽんの東京進学でゆれるつよぽんとゆきりん。

そして必要以上に、杏奈をガードするまりが気になるまっつん。それぞれの関係にちょっとだけ動きが出てきた夏でした…。

以下、『虹色デイズ』ネタバレ・結末の記載がございます。『虹色デイズ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2018「虹色デイズ」製作委員会 (C)水野美波/集英社

高校2年生の秋、お互いの将来を応援し合うことを約束した4人組。

全校球技大会でなっちゃんを密かに応援していた杏奈は、なっちゃんのクラスメイトのサバサバ女子千葉ちゃんと仲良くしているなっちゃんの姿を見て胸のざわつきを感じます。

高校2年生の冬、クリスマスパーティを計画する一同。

そんな中、杏奈はなっちゃんにある相談を持ち掛けます。いつも年末でしっかりとした誕生日パーティーを開けていないまりの誕生日を、クリスマスパーティと一緒にしようというものでした。

ところが、当日、杏奈がほかの面々と、急に仲良くなっていくことにイライラをため込んでいたまりは、その場から走り出していってしまいます。
慌てて追いかける皆。

実はまりは杏奈に友達以上の強い思いを抱いていました。その苦しむ姿を見てまっつんは思わずまりはキスをしてしまいます。

一方、まりを追いかけていたなっちゃんは、実は高熱を隠していて、追いかけているうちに倒れてしまいます。

それを支えた杏奈と思わず口づけを交わしてしまいます。

杏奈は戸惑い、なっちゃんを避けて回るようになりました。実はなっちゃんは熱のせいで、あまりハッキリと覚えていませんでした。どうにもぎこちな空気が流れます。

高3の春。最後の文化祭の季節。なんとか杏奈と学内を回りたいなっちゃん。

しかし、クリスマスの一件以来、杏奈もどこか余所余所しい。おまけにまりのガードが堅いままでした。

頭を抱えるなっちゃんに皆が助け舟を出します。

まっつんは強引にまりを連れまわし、恵ちゃんはわざと杏奈を狙う宣言をしてなっちゃんに焦らせます。

そして、文化祭の当日。プラネタリムで二人きりなったなっちゃんは杏奈にいろいろな誤解を解いて、改めて思いを告げます。

杏奈の答えは決まっていた…。

映画『虹色デイズ』の感想と評価


(C)2018「虹色デイズ」製作委員会 (C)水野美波/集英社

男目線のキラキラ

少女コミック、ライトノベル原作で、10代後半から20代半ばの若手俳優が学生服に身を包み、恋愛劇を繰り広げるこの映画。

俗に“キラキラ”映画と呼ばれるこのジャンルです。

目下、百花繚乱状態で月に何本も映画が公開されている中で公開される本作。

流石に変化球を投げていかないと、流される一方の中で、本作最大の肝は男子目線というところスポーツものなどでもなく、派手にぶつかり合うわけでもないが主役4人の男子の友情をまずは重視しています。

思えば、誰もが実際の学生生活も色恋沙汰と同じくらい、同棲の友人の付き合いは大事なものだったことでしょう。

少しのリアルと少しのファンタジーが入り混じったそんな映画に要注目です。

まとめ

水野美和原作の累計300万部突破の人気少女漫画「虹色デイズ」の実写映画版、“男子高校生の視点で描かれたキラキラ映画”

また、佐藤令於、中川大志、高杉真宙、横浜流星の4人による若手俳優の演技合戦映画の様相でもあります。

佐野玲於×中川大志×高杉真宙×横浜流星 カルテット主演『虹色デイズ』7月6日(金)全国公開!

関連記事

ヒューマンドラマ映画

映画『女の一生』あらすじとキャスト!感想も【原作小説紹介あり】

世界中で幾度も映像化されたモーパッサン原作による不朽の名作『女の一生』。2017年12月9日(土)より岩波ホールほか全国順次公開です。 新たに映画化された本作はステファヌ・ブリゼ監督の挑戦的な手法で、 …

ヒューマンドラマ映画

映画『散り椿』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【岡田准一おすすめ代表作】

日本映画史に残る数多くの大作・話題作の撮影監督として名をはせた木村大作の監督三作目にして初の本格時代劇『散り椿』。 原作は『蜩ノ記』の葉室麟。主演はすっかり日本映画の顔になりつつある岡田准一。 共演に …

ヒューマンドラマ映画

映画『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』あらすじと感想。上映館情報も

映画『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』は、7月7日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開! ロシア国立ボリショイ・バレエ・アカデミーの頂点を目指した少女たちの挫折と栄光。その夢見る …

ヒューマンドラマ映画

『約束のネバーランド』ネタバレ結末と解説考察。続編の実写映画化も楽しみなファンタジックな脱出劇!

最後まで信じて諦めない。全員で脱出する! 「週刊少年ジャンプ」連載の人気コミック『約束のネバーランド』が、浜辺美波ら注目若手俳優たちと北川景子の共演で、実写映画化となりました。 まさに、少年ジャンプの …

ヒューマンドラマ映画

是枝裕和映画『真実』あらすじネタバレと感想。名女優カトリーヌドヌーヴ故に作品が軽妙になった⁈

映画『真実』は2019年10月11日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にてロードショー公開 前作『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督が次に挑んだのは、名 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学