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映画『また逢いましょう』あらすじ感想と評価解説。大西礼芳主演作ヒューマンドラマはロケ地・京都の風景で生と死を温かくみつめる

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『また逢いましょう』は2025年7月18日(金)よりシネ・ヌーヴォ、アップリンク京都、7月19日(土)より新宿ksシネマ、7月25日(金)より神戸映画資料館にて公開!

介護施設を舞台に、生と死を温かくみつめる作品です。『嵐電』(2019)のプロデューサー・西田宣善が監督、『夜明けまでバス停で』(2022)の梶原阿貴が脚本を手がけ、現代社会に生きる女性の視点を加えてフィクションとして描き出します。

主演は『STRANGERS』(2024)の大西礼芳。中島ひろ子、カトウシンスケ、田山涼成、筒井真理子らベテランが共演します。

大けがを負った父の付き添いで介護施設に通い始めた優希。施設の人々と日々を過ごす中で、彼女の考え方や感じ方が変わっていく様を、温かな視線で綴ります。重くなりがちな内容を、ユーモアを交えながら軽やかに綴る本作の魅力をご紹介します。

映画『また逢いましょう』が2025年7月18日(金)よりシネ・ヌーヴォ、アップリンク京都、7月19日(土)より新宿ksシネマ、7月25日(金)より神戸映画資料館にて公開されます。

映画『また逢いましょう』の作品情報


(C)Julia / Omuro

【公開】
2025年(日本映画)

【原作】
伊藤芳宏

【監督】
西田宣善

【脚本】
梶原阿貴

【キャスト】
大西礼芳、中島ひろ子、カトウシンスケ、伊藤洋三郎、田山涼成、筒井真理子、田中要次、梅沢昌代

【作品概要】
京都市右京区でデイケア施設「ナイスデイ」を運営する伊藤芳宏の著書『生の希望 死の輝き』(幻冬舎刊)を原案とするヒューマンドラマ。介護施設で織り成される人間模様を通じて、生と死の関係を深く温かく綴ります。

監督は同じく右京区と東京を拠点に映画のプロデュースを続け、ご当地映画といえる『嵐電』(2019)で高い評価を受けた西田宣善。本作が初の劇場映画監督作です。また脚本は『夜明けまでバス停で』(2022)でキネマ旬報脚本賞を受賞した梶原阿貴。

主人公の夏川優希を演じるのは主演作『STRANGERS』(2024)などの映画や舞台で注目度上昇中の大西礼芳。『嵐電』『夜明けまでバス停で』と出演してきた大西にとって、縁に結ばれた記念すべき主演作となります。

伊藤洋三郎、中島ひろ子、田山涼成、カトウシンスケ、筒井真理子、田中要次、梅沢昌代ら実力派キャストが共演します。

映画『また逢いましょう』のあらすじ


(C)Julia / Omuro

東京でアルバイトをしながら漫画を描いている夏川優希は、父・宏司が転落事故で入院したとの知らせを受けて、京都の実家に戻りました。出版社に持ち込んでいた漫画の原稿も不採用となり、先の見えないまま京都で暮らすことになります。

退院した父は介護施設「ハレルヤ」に通い始め、優希も付き添いで訪れました。そこは利用者と職員が和気あいあいとリハビリに励む、居心地の良さそうな場所でした。

優希はベテラン職員の向田洋子やケアマネージャーの野村隼人、利用者たちと交流するうちに、彼らを温和な笑顔で見守る武藤所長の考えの深さにひかれていきます。

映画『また逢いましょう』の感想と評価


(C)Julia / Omuro

京都の介護施設を舞台に、生と死を温かく正面からみつめる人間ドラマです。実際にデイケアの運営者である伊藤芳宏による著書を、西田宣善監督が映像化しました。

西田作品に出演経験ある大西礼芳が、主人公の優希を好演。シリアスなシーンと、お茶目でユーモラスな面を演じ分け、作品をより深く温かなものにしています。

転落事故に遭い、身体の自由を失った優希の父は、高齢者に混じって介護施設に通所することとなりました。

徐々に衰えていく高齢の親を介護施設に預けるのと違い、優希も父も現実をすぐには受け入れられません。人生は何が起こるかわからないことを、改めて実感させられます。

とまどいながらも、新たな人生に二人三脚で歩き出した父と娘は、施設「ハレルヤ」で様々な人と出会います。

認知症の高齢者、若くして病気で半身不随になった女性、仕事に前向きな職員、最小限の仕事で済ませたい職員、そして彼らを束ねる所長。そして、家庭と施設を結ぶケアマネージャー。

彼らと日々を過ごす中で、優希の心の扉は新たな世界へ向かって開き始めます。生来持つ素直な感性が、次々に花開いていく様に感動を覚えることでしょう。

ともすれば暗く重くなりがちなテーマである「生と死」を、絶妙な明るさとユーモアで照らす西田監督の手腕にうならされます。京都の美しい風景もまた、本作を明るい色彩で包み込んでいます。

まとめ


(C)Julia / Omuro

不慮の事故で身体の自由がきかなくなった父を連れて、介護施設に通所することになったヒロインの日々の心の変遷を描く『また逢いましょう』。施設に集う人々の様々な視点から、生と死、そして現代社会が持つ問題を映し出します。

終わりが来ることは、決して悲しいことではないのかもしれない。そう思わせてくれる、タイトルの「また逢いましょう」という言葉の持つ深い意味に心打たれる秀作です。

映画『また逢いましょう』は2025年7月18日(金)よりシネ・ヌーヴォ、アップリンク京都、7月19日(土)より新宿ksシネマ、7月25日(金9より神戸映画資料館にて公開です。



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